ハードディスク(HDD)の廃棄方法
パソコンのデータ記憶装置であるハードディスクは、交換することができます。故障の場合やパソコンのスピードアップのためSSDに交換、動画を保存できるよう大容量ハードディスクにするなど取り扱いパーツの一つです。使用済みになったハードディスクはどのように廃棄すればいいのでしょうか。廃棄前のパソコンからの取り外し方、データ消去方法も併せて解説します。



1. ハードディスクの廃棄方法
ハードディスク単体の廃棄方法は基本的にご自身で破壊するかソフトウェアでデータ消去を行った後で、個人はゴミ、法人は廃棄物業者に依頼します。データ消去がわからない場合は、専門業者に消去と引き取りを依頼するか、パソコンと一緒に無料処分してくれるリサイクル業者にお願いしましょう。
1.1. 無料で廃棄する方法
粗大ゴミとして出す
30cm以内の燃えないゴミは、不燃ごみとして出すことが出来ます。お住まいの自治体によって、少々の違いはありますがHDDのように小さな金属は、まず「不燃ゴミ」で問題ありません。また、地域によっては外付けハードディスクやUSBメモリーなどは使用済小型家電として役所、商業施設などの拠点で回収を実施しています。データ消去は事前に行いましょう。
買取店に出す
購入して3,4年のパソコンにあるハードディスクや、特殊なHDDは、PCパーツ買取店に買取してもらうことができます。2015年6月現在では、3.5インチ5TB SATA600や2.5インチ1TBなどが買取してもらえる対象になります。
パソコンと一緒にパソコンリサイクル業者に出す
当サイト、パソコン廃棄.comでは無料でパソコンを回収しています。回収したパソコンは、データ消去を行い、再セットアップをし、中古パソコンとして再利用(リユース)されます。壊れているパソコンは、パーツ(CPU・メモリ・HDD・液晶パネルなど)を分解し、保守部品として再利用(リユース)されます。
1.2. 有料で廃棄する方法
業者に依頼する
ソフマップまたは親会社ビックカメラのサービス・サポートカウンター導入店舗に持ち込むことでハードディスクが処分できます。
- 一台当たり930円(税抜き)がかかります。
- お客様の目の前でHDDを破壊いたしますので、安心してご利用いただけます。
- 破壊したHDDはお客様に返却、もしくは当社で無料で回収し、リサイクル処理いたします。
- 東京23区、大阪市内および近郊エリアは法人出張サービスもあります。
廃棄物処理業者に依頼する
法人の場合は、行政が行っているゴミ回収では廃棄できませんので、廃棄物処理業者に依頼する必要があります。個人では依頼できない場合が多いので、行政のごみ処理を利用してください。データ消去は事前に行いましょう。
2. データ消去
ハードディスク廃棄の注意点として、データ消去を実施する必要があります。ハードディスクの中には、個人情報が入っています。データ消去されずに、他のパソコンに搭載されれば、そのままデータを閲覧されてしまいます。必ず「データ消去」を行いましょう。データ消去は、以下のどちらかになります。
- ソフトウェア消去
- 物理破壊
2.1. ソフトウェア消去
一般的なデータ消去の方法について説明します。詳しくは、「パソコンのデータ消去をする方法」を参照してください。
- ノートパソコンはACアダプターを電源につなげる。
- 消去ソフトをCDドライブにセットする。
- CDからパソコンを起動する。
- 手順に従い消去を開始させる。
- 消去が終わるまで待つ(数時間)。
- データ消去完了です。
2.2. 物理破壊
ハードディスクを壊す場合は、パソコンからハードディスクを取り出す必要があります。取り出し方から物理破壊の手順でご説明します。
取り出し方
一般的なハードディスクの取り外し方について説明します。ぱっと取り外せないパソコンもありますので、メーカーの取扱説明書を確認してください。
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多くのノートパソコンの場合
- 電源を切り、コンセントを抜く。
- パソコン本体を裏返す。
- HDDマーク(円筒形マーク)の付いたふたを外す。HDDマークが無い場合は、大きめのふたを外してみる。
- HDDを取り出す
- 接続部品が付いている場合は外す。
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多くのデスクトップパソコンの場合
- 電源を切り、コンセントを抜く。
- サイドパネルを外す
- マウンター(金属部品)についているHDDを外す。
破壊方法
ハードディスクの場合
ハードディスクは金属でできた硬いものですが、外部を壊さなくても、内部を少し破損させだけ、データの読み取りが困難になります。
- ハードディスク裏側にある銀色のシールをはがす。
- 穴が見えるので、ドライバなど硬いものを差し込む。
- ドライバを左右に動かすと記録面(プラッタ)にが傷ついたり曲がります。
- 破壊完了です。ガラスや金属片が飛びますので十分に注意してください。
SSD(ソリッドステートドライブ)やメモリーの場合
アルミやプラスチックのケースでふたがしてあるだけですので、こじ開けて、内部のチップを破損させれば、物理破壊できます。
- 外装の隙間にマイナスドライバーやスクレイパーを差し込む。
- ふたをこじ開ける
- 基盤にいくつかのフラッシュメモリ(黒い四角い部品)がくっついた基盤が取れる
- 基盤をドライバーなど硬いもので破損させる。
- 破壊完了です。プラスチックや金属片が飛びますので十分に注意してください。
3. 初期化
ハードディスクをフォーマットする手順について説明します。Windows がインストールされているパーティションなど、現在使用中のディスクまたはパーティションを再フォーマットすることはできません。
- 「スタート」メニューから「コンピュータ」を右クリックして、表示されるメニューから「管理」を選択してください。
- 「ディスクの管理」をクリックしてください。
- 初期化したいハードディスクを右クリックして表示されるメニューから「フォーマット」を選択してください。
4. ハードディスク(HDD)とは
Hard disk driveの略称で補助記憶という意味です。パソコンの中で、「記憶する場所」を果たします。数あるパーツの中で、記憶領域に影響するパーツとも言えます。性能を表すものとして以下があります。
- HDD容量
- 回転速度
- HDDの種類
4.1. HDD容量
データを保存できる量なので、多ければ多いほどデータを蓄積できます。MB(メガバイト)GB(ギガバイト)TB(テラバイト)等の単位があります。1TB>500GB>80GB>8GB>512MBの順になります。
4.2. 回転速度
プラッタの回転速度をRPMで表します。一般的なRPM値は、7,200RPMと5,400RPMで7,200RPMの方が、データ転送速度が33%速くなります。最近では、15,000RPMのハードディスクも登場しています。
4.3. HDDの種類
主な製造会社としてMaxtorやSeagate、HITACHIなどがあります。

デスクトップ用として3.5インチ

ノート用として2.5インチ~1.8インチ
SSDとは
SSDとは、Solid State Driveの略称です。メモリの要領を大きくして、HDDのような働きをさせているものです。

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メリット
- データ転送速度が高速
- 熱の発生が少ない
- 動作音が静か
- 軽い
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デメリット
- 書き込み回数に限界があり、故障する
- 価格が高い(HDDに比べて約10倍)
ハイブリッドHDD
HDDとSSDを組み合わせたデータ記憶装置のことをいいます。両者の利点を併せ持ったHDDです。
- HDDとSSDの中間的な速度と容量
- HDDより高い耐久性
5. パソコンパーツごとの廃棄方法
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メーカー、年式、型番、動作不良の有無は問いません。
データは確実に消去を行なっておりますので、ご安心下さい。
詳しくはパソコン廃棄.comを参照ください。


