パソコンを分解してハードディスクを取り出す方法
3.5インチタイプ
2.5インチタイプ
2.5インチタイプ(SSD)
メモリータイプ
パソコンを廃棄する際、データ消去(個人情報の削除)をする必要があります。しかし、パソコンが故障したときはどうすればいいのでしょうか?
この場合、データが入っているハードディスク(HDD・SSD)という装置をパソコンから取り外すことで、パソコンからデータを取り除くことができます。
ハードディスクを取り外したパソコンには基本的にはデータは入っていませんので、パソコンを譲渡したり廃棄するときはハードディスクを取り外すことが個人情報漏えいの防止になります。
目次
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ノートパソコンの場合
枝番
- 1.1. 2.5インチタイプの場合
- 1.2. メモリータイプの場合
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デスクトップパソコンの場合
枝番
- 2.1. 3.5インチ、2.5インチタイプの場合
- 2.2. メモリータイプの場合
- 参考になるホームページ
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データが記録される原理
枝番
- 4.1. HDDの場合
- 4.2. SSDの場合
- 4.3. ハードディスクの入っているモノ
- 取り外した後のハードディスク
1. ノートパソコンの場合
ノートパソコンは裏面にあるフタ取り外すことで、2.5インチタイプ・メモリータイプのハードディスクを取り外すことができます。
ただし、MacBook(主に2015年以降のモデル)、一部のミニノート・タブレットは、ハードディスクを取り外すことができません。それは、オンボードと言って、マザーボードの基盤にハードディスクが直接ハンダ付けされているためです。本体のフタを開けても、ハードディスクがない場合はオンボードの可能性が高いです。
用意するもの
- プラスドライバー(ヘッドサイズ No.0)
- トルクスドライバー(MacBook。星形をしていて、ネットで専用のものを購入)
2.5インチタイプの場合
- パソコン本体の裏側フタを固定しているネジを外す。
- フタを外す。
- 2.5インチタイプの固定金具(マウンタ・ネジ)を外す。
- 2.5インチタイプを取出す。




メーカー別ハードディスク取出し動画
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ASUS
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DELL
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EPSON
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FUJITSU
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GATEWAY
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LENOVO
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MSI
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NEC
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PANASONIC
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SONY
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TOSHIBA
メモリータイプの場合
- パソコン本体の裏側のフタを固定しているネジを外す。
- フタを外す。
- メモリータイプの固定金具(ネジ・フック)を外す。
- メモリータイプを取出す。




2. デスクトップパソコンの場合
ほとんどのデスクトップパソコンはケースカバーを取り外すことでハードディスクにアクセスすることができます。
一部のパソコンはドライバーレスで作業を行うことができます。ケースカバーに取っ手がついており、蓋を開けるようにケースカバーが開くからです。また、液晶一体型も基本作業は同じです。パソコンによりネジの本数や大きさが異なります。
用意するもの
- プラスドライバー(ヘッドサイズ No.1)
3.5インチ、2.5インチタイプの場合
- パソコン本体の側面のカバーを固定しているネジを外す。
- ケース(カバー)を外す。
- ハードディスクの固定金具(マウンタ・ネジ)を外す。
- ハードディスクを取出す。




メモリータイプの場合
デスクトップは複数ハードディスクが搭載できるため、メモリータイプも接続されている場合があります。マザーボードに繋がっており、場合によっては見えにくい場所に接続されています。(グラフィックボードの下など)




3. 参考になるホームページ
ifixit
macやiPhone製品の修理手順を説明する自作のマニュアルを公開しています。また必要な部品や用具も買うことができます。特にmacでは、筐体を開けるときに必要な星形(トルクス)ドライバーや特殊な工具がmacの製造された年代ごとに違うため、自分でハードディスクを取り外す際は確認しましょう。
ifixit - Mac Repair
DELL
DELL製品は、メーカーより分解手順が載ったサービスマニュアルが公開されています。マニュアルに従ってハードディスクを取り外すことができます。製品のシリーズ名や製造番号(サービスタグ)から検出できます。場合はによって日本語版のマニュアルがない場合がありますので、英語版を入手してください。
マニュアル | DELL
Youtube
「機種名 + 分解」や「機種名 + ハードディスク」などで検索するとハードディスクを取り出す手順の動画が見つかります。あまりにも古い機種や、ハードディスクの取り外しが簡単すぎるものは載っていません。
Youtube
4. データが記録される原理
HDDの場合
HDDにデータが記録される原理は、ハードディスクの内部に円盤(プラッター)という部品があり、プラッターに磁気を記憶させることでデータの記録を行っています。プラッターはアルミニウムやガラスなどの「堅い:Hard」材質で「薄い円盤:Disk」状なので、ハードディスク(Hard Disk)といいます。その他、基盤やチップなどが見えますが、その中にはデータは保持されていません。プラッターを破壊すれば、個人情報やデータを破壊は完了ということになります。
3.5インチタイプ
2.5インチタイプ
SSDの場合
SSDにデータが記録される原理は、ハードディスクの内部に半導体メモリーという部品があり、メモリーにデータを保持させることで記録を行っています。「半導体素子:Solid State」の「装置:Drive」なので、SSD(Solid State Drive)といいます。その他、基盤やチップなどが見えますが、その中にはデータは保持されていません。半導体メモリーを破壊すれば、個人情報やデータを破壊は完了ということになります。
2.5インチタイプ(SSD)
メモリータイプ
ハードディスクの入っているモノ
ハードディスクを取り外すにも、どれにハードディスクが入っているのか知りましょう。判別する方法としては、キーボードやマウスが直接繋がっているものが本体(ハードディスクが入っているモノ)になります。
ハードディスクが入っているモノ
- ノートパソコン
- デスクトップパソコン
- 液晶一体型パソコン
- タブレット型パソコン
- CRT一体型パソコン
ハードディスクが入っていないモノ
- キーボード、マウスなどの付属品
- 液晶ディスプレイ
- ブラウン管ディスプレイ
5. 取り外した後のハードディスク
取り外した後のハードディスクは、外付けハードディスクとして利用するか、データ消去して廃棄します。
データ消去の方法については「パソコンのデータ消去をする方法」や
「ハードディスクを物理的に破壊する方法」「SSDを物理的に破壊する方法」をご参照ください。
パソコンのデータ消去をする方法
ハードディスクを物理的に破壊する方法
SSDを物理的に破壊する方法
廃棄方法については「ハードディスク(HDD・SSD)の廃棄方法」をご参照ください。
ハードディスク(HDD・SSD)の廃棄方法
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データは確実に消去を行なっておりますので、ご安心下さい。
詳しくはパソコン廃棄.comを参照ください。


