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パソコンが起動しない原因の一つとして考えられるのが、BIOSが起動しないことです。

このBIOSが起動することでOSが起動しパソコンが使える状態になります。

BIOSが起動しない原因はいくつかありますが、この記事ではBIOSが起動しない原因やすぐにできる対処法、症状別対処法などを紹介します。

パソコンが起動できなくて困っているという方はぜひこの記事を参考にしてください。

この記事でわかること

  • BIOSはハードウェアの制御と管理を担当する
  • BIOSが起動しない場合はUEFIの設定と周辺機器を確認する
  • CMOSバックアップ電池を交換するときはマザーボードに触れないようにする

BIOS(Basic Input Output System)とは

BIOS(バイオス)はBasic Input Output Systemの略称で、マザーボード上のROMに搭載されているプログラムです。

別名はシステムセットアップ。

BIOSはWindows等のOSが起動する前に動き出し、パソコン本体搭載のハードウェア(キーボード・マウス・メモリ・CPU・ハードディスク等)の管理と制御を担当します。

BIOSの設定を変更すると、起動時のハードの読み込みの順番を変更する・ハードウェアを使用したくないときに無効にすることが可能です。

しかしBIOSがアップデート等で破損すると、パソコンが起動できなくなるというデメリットがあります。

BIOSの機能

BIOSの機能はおもに7つあります。

  1. ドライブ起動順位の変更:BIOSの設定画面から変更可能。パソコンに問題が生じてOSを再インストールするときやハードディスク以外からOSを起動させたいとき、BIOSで起動順位を変えられる。
  2. パスワード設定の変更:業務用パソコン等でパスワードの設定が可能。管理者以外のユーザーパスワード、管理者用のマシンパスワードの2種類がある。
  3. ハードウェア診断:[電源]を押した後に[F12]キー(メーカーにより[F10]や[Esc])を連打することで起動する。ハードウェア診断では、パソコンの各パーツや機能に不具合がないかを検査できる。
  4. AHCIとRAIDの設定:ストレージデバイスの動作モードを設定する。
  5. オーバークロックの設定:初期設定の応用版。オーバークロックを行うには、CPUやメモリのクロックや電圧を定格以上に引き上げる。各種電圧の設定が可能。
  6. ファンコントロール&ハードウェアモニタリング:CPUファンとケースファンの回転数の制御ができたり、マザーボードの各部のセンサーが取得した温度や電圧を確認できる。
  7. BIOSアップデート:ASUSTeK EZ Flash 2をインストールするには、パソコン起動直後に[Alt][F2]キーを押す、またはメインメニューの[Tools]から起動する。

BIOSの使用方法

BIOSの起動方法はおもに2つあります。

  1. ファンクションキーを使用する方法:パソコンの電源を入れてメーカーロゴが表示されている間に、キーボードの[F2]キーを押す。メーカーにより[電源]や[Esc]キーを押す場合もある。
  2. Windows 10の画面から起動する方法:画面左下の[スタートメニュー]>[設定]>[更新とセキュリティ]>[回復]>[今すぐ再起動]>[オプションの選択]>[トラブルシューティング]>[詳細オプション]>[UEFIファームウェアの設定]を選択する。再起動をクリックする。

BIOSの設定方法に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。

BIOSの設定方法 >>

BIOSが起動しないときの原因

BIOSが起動しないときの原因を8個紹介します。

使用しているケーブルまたはコードの接続不良

意外に電源ケーブルがコードが抜けているときがあります。

いま一度確認しましょう。

モニターケーブルと電源ケーブルの接続は緩みやすいので、ちゃんと奥まで差し込みましょう。

電源ユニットの経年劣化

パソコンの電源がまったく入らない場合、電源ユニットの劣化を疑ってください。

電源ユニットの経年劣化のほか、電源環境に問題がある場合があります。

まずはUSBメモリやHDD等周辺機器の接続を少なくしてから、適切な環境で起動しましょう。

電源ユニットの寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。

【パソコンの電源ユニットの寿命は?】故障前の症状や延命するための方法>>

メモリの不具合または接触不良

メモリにホコリが溜まると、BIOSが起動しないことがあります。

まずはメモリをパソコンから外して、差し込み部分のホコリを取ります。

差し込み部分の金属部分は、OAウェットティッシュで軽くこすれば汚れが取れるでしょう。

メモリの取り付けは、つける・外すを繰り返せば接触が改善されます。

ホコリの除去にエアダスターを使用しても良いでしょう。

静電気が溜まっている

パソコンに静電気が溜まると、BIOSが起動しなくなる可能性があります。

この場合はパソコンの電源を切り、周辺機器や電源ケーブルを外した状態で約10分放置しましょう。

静電気をパソコンに溜めないために、パソコン使用前に手洗いして少し湿ったタオルで手を拭きましょう。

木製のテーブルやドア、壁などを手で触れば電気を除去できます。

CMOSバックアップ電池の経年劣化

CMOS(シーモス)とは、BIOSに関する情報が記憶されたメモリを意味します。

パソコン購入後3~4年でCMOSバックアップ電池は寿命を迎えるでしょう。

以下の不具合が起きたら、電池切れだと考えてください。

  1. パソコンの時計が狂う。パソコンを再起動するか時間を置いて電源をつけても時計が直らない場合は、電池切れの可能性がある。
  2. OSが起動しない。OSはBIOSというファームウェアによってOSを読み込む。
  3. パソコン起動時にフリーズする。
  4. パソコンからビープ音が鳴る。時計の異常が検知されると短音が4回、Dell製のパソコンはビープ音が1回鳴る。

マザーボードのボタン型電池が切れている

マザーボードには「CR2032」という規格のボタン型電池が使用されています。

こちらの電池はスーパー・コンビニエンスストア・ホームセンターで販売され、1枚150~200円で買えるのがメリットです。

同じ外径のボタン型電池に「CR2025」があるため、間違って購入しないようにしてください。

GPUやCPU、チップセットの不具合

GPUは「Graphics Processing Unit」の略称で、3Dグラフィックス等の画像描写を行う際に必要な計算処理用の半導体チップです。

CPUも計算処理を行いますが、GPUとは違ってコンピューター全体の計算処理を担当します。

GPUが故障すると、画面にノイズが出る・3Dグラフィックが正しく描かれない・画面の色が変・ブロックノイズが出る・画面が乱れる・パソコンが勝手に再起動する、といった不具合が起きるでしょう。 

このような場合はまず、GPUを取り外してみる・デバイスマネージャーを確認する・OSを再インストールしてパソコンを初期状態に戻してみてください。

CPUの故障も同上のような不具合が見られます。

BIOSまたはマザーボードの破損

BIOSが起動しない場合、マザーボードが破損している可能性があります。

まずは周辺機器やネットワーク等を遮断した状態でパソコンを起動してみましょう。

それで起動できたら、プログラムの読み込みやCPU処理の負担が原因でパソコンに大きな負荷がかかっていたことがわかるでしょう。

またパソコン内部に入ったホコリやチリが蓄積されていることもあるので、こまめに掃除をしてください。

マザーボードの寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。

マザーボードの寿命の年数は?寿命がきたときの症状や交換方法を解説>>

BIOSが起動しないときに確認すべきこと

BIOSが起動しないときに確認するべき2点を紹介します。

パソコンの周辺機器やケーブルの接続状況を確認

単にケーブルがきちんと接続されていなかったり、パソコンの周辺機器がパソコンに負荷をかけていたりする可能性があります。

一度周辺機器をパソコンから取り外してみましょう。

UEFIの設定をクリアする

UEFIはUnified Extensible Firmware Interfaceの略称で、コンピューター内の各装置を制御するファームウェアとOSの間の通信仕様を決めた標準規格の一つです。

UEFIは最大2TBまでといった、大きなディスクと多数のパーティションをサポートしていることが魅力です。

UEFIの設定をクリアするには、パソコンの電源を入れ画面が表示される前に[Delete]キーを連打してください。

UEFIセットアップ画面が表示されるので、[F9]キーを押して「Load UEFI Defaults」を実行します。

「F10」キーを押して「Save Changes and Exit」メニューを表示したら[OK]を選択して設定を保存しましょう。 

BIOSが起動しないときにすぐできる対処法

BIOSが起動しないときにできる対処法を5つ紹介します。

[F2]キーまたは[Del]キー、[Esc]キーを押す

まずは[F2]キーか[Delete]キー、[Esc]キーを押してみましょう。

[F2]キーと[Delete]はBIOS起動時にも使えるファンクションキーなので、覚えておいてください。

[Esc]キーはBIOSを起動した後によく使うキーです。

設定画面からUEFIを起動する

設定画面からUEFIを起動させる方法は以下を参考にしてください。

  1. [スタートメニュー]>[設定]>[更新とセキュリティ]を押す。
  2. 左側のメニューから[回復]を選択し、[PCの起動をカスタマイズする]の[今すぐPCを再起動する]をクリックする。

CMOSバックアップ電池の確認

前述の通り、CMOSバックアップ電池は3~4年で寿命を迎えます。

CMOSバックアップ電池は280~680円で買えます。

パソコン内部にある汚れを掃除する

パソコン内部の掃除をするのに必要な道具はこちら。

  1. 帯電防止ブラシ
  2. 静電気防止袋
  3. 金属製でないピンセット
  4. エアダスター
  5. CPUグリス

パソコン内部を分解するときは、取扱説明書を近くに置いて作業しましょう。

帯電防止ブラシやエアダスターで、内部のホコリをやさしく取ってください。

ハードディスクやメモリを取り外して作業する場合は、静電気防止袋に入れて直接床に置かないようにしましょう。

細かい部分の掃除は、破損しないようにエアダスターでスプレーしてから仕様しましょう。

ファンを掃除する際はピンセットでホコリを除去してください。

CPUグリスは、要らない布で拭きとってから使用しましょう。 

パソコン周辺機器を外す

パソコン周辺機器とは、マウス・キーボード・HDD・USBメモリ・Webカメラ・電源タップ等を指します。

複数の周辺機器をパソコンに接続していると、パソコンに負荷がかかりBIOSが起動しない原因にもなります。

一旦全ての周辺機器を取り外し、BIOSが起動されるか確認してみましょう。

CMOSバックアップ電池を交換するときの注意点

CMOSバックアップ電池を交換するときの注意点を2つ紹介します。

マザーボードに触れない

マザーボードにはピンという無数の針が集まってできています。

マザーボードに少し手が触れただけでパソコンが壊れる事案があるので、十分注意しましょう。

そのためにも静電気が通らないよう水で手洗いしたり、身近な家具を触ってからCMOSバックアップ電池を交換したりしてください。

メーカーや専門業者にやってもらうのも良いと思います。

BIOSの設定が初期状態に戻る

ボタン型電池を外すだけでBIOSの設定は初期状態に戻ります。

十分に注意して作業を行いましょう。

BIOSが起動しないときの症状別対処法

BIOSが起動しないときの症状別対処法を3つ紹介します。

電源ファン・CPUファンが動作に問題なし

電源ファンにもCPUファンにも問題がない場合は、ハードウェアに不具合が起きている可能性を考えましょう。

パソコンから全ての周辺機器を取り外してから、マザーボードを確認してください。

電源を入れたけど画面が真っ暗

画面が真っ暗になった場合、ハードディスクのアクセスランプが点滅しているか確認しましょう。

ランプが点いていたら、パソコンが一応作動している証拠です。

そしたら[Windows]キーと[P]キーを押し、[P]キーを押した後に[Enter]を選択してください。

これを画面が表示されるまで繰り返すと、[PC画面のみ][複製][拡張][セカンドスクリーンのみ]という選択肢が画面に出ます。

この場合は「PC画面」をクリックしましょう。

パソコンの画面が真っ暗になる原因は?カーソルが動くときなど症状別対処法>>

「ビープ音」が鳴らない

ビープ音が鳴らない状態でBIOSが起動しないときは、本体のハードウェアに問題が起きている可能性があります。

この場合は以下8つの方法を試してみてください。

  1. 電源とケーブル、ディスプレイ、マザーボードのコネクタを確認する。
  2. ビープスピーカーの接続を確認する。
  3. USBメモリ等の周辺機器を取り外す。
  4. 完全放電を実施する。電源を切りケーブルを抜いてから約10分放置してみる。
  5. パソコン内部のホコリを除去する。
  6. パソコン内部のパーツ(メモリ・グラフィックボード・CPU)を確認する。
  7. ボタン型電池を交換する。
  8. マザーボードのコンデンサを交換する。

それでもBIOSが起動しないときの対処法

上記で説明したBIOSが起動しないときの対処法を10個試しても、BIOSが起動しない場合の対処法を3つ紹介します。

そのほかの原因を探す

BIOSが起動しない原因を、ケーブルまたはコードの接続不良等8個紹介しましたが、ほかの原因も考えてみてください。

BIOSの起動キーを確認する・[設定]からBIOS起動を試みる・高速スタートアップを無効化する・Fast Bootを無効化する・サポートユーティリティを利用するといった対策を講じてみましょう。

専門業者またはメーカーに修理を依頼する

メーカーに頼めば、保証期間内であれば無償で修理をしてくれます。

メーカーはマザーボードを交換するよう勧めてくる可能性が高いです。

専門業者に修理依頼を出せば、メーカーより安く済みます。

マザーボードの修理は安くて6,000円からになります。

新しい機器に買い替える

修理をしても直らない場合は買い替えも検討しましょう。

パソコンの寿命は3〜5年ほどなので、それ以上使っているという場合は寿命が来ている可能性も考えられます。

パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること>>

パソコン廃棄.comは24時間365日対応可能で、クロネコ宅急便で使わなくなったパソコンを送ると無料で破棄してくれます。

ただし画面割れしたパソコン・画面漏れしたパソコン・バラバラになったパソコンは受け取ることができません。

セブンイレブン・ファミリーマート・デイリーヤマザキ・ポプラか自宅からの郵送が可能ですので、ぜひご利用ください。

パソコン廃棄.comでパソコンの処分をする>> 

まとめ:BIOSが起動しないときは対処法を実践しよう

今回はBIOSが起動しないパソコンの対処法等を紹介しました。

パソコンが保証期間内である場合は、マザーボードをメーカーで交換してもらいましょう。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

スマホが充電できず困った経験がある方も多いのではないでしょうか?

充電の原因は、すぐ直るものから修理の必要なものまでさまざまです。

この記事では、スマホの充電ができない原因と対処法について解説します。

スマホの修理費用の相場や、よくあるトラブルの解決法も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • スマホが充電できない原因は接触不良だけでなくバッテリーの劣化の可能性もある
  • スマホが充電できない場合の対処法は水没かどうかによって異なる
  • どうしても直らない場合は修理や買い替えを検討しよう

スマホ充電の2つのトラブル

スマホの充電トラブルには2パターンあります。

充電が「増えない」と「できない」では対処法が異なるため、現在のスマホの状態を確認しましょう。

充電が増えない

スマホの充電が増えない状態とは以下の通りです。

  • 充電ランプは点灯するが、残量が増えない
  • 必要以上に充電に時間がかかる
  • 充電中でも電池が減量する

このような状態の場合、スマホ本体に問題がある可能性が高いです。

充電ができない

スマホの充電ができない状態は以下の場合を指します。

  • 充電ランプが点灯しない
  • スマホのバッテリーアイコンが充電中マークの表示にならない

充電ができない場合は、スマホ本体だけでなく充電ケーブルなど外的要因も考えられます。

スマホ(iPhone・Androidなど)の充電ができない原因

スマホが充電できない原因は、大きく分けて5つ。

ここでは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。

充電ケーブルの接触不良またはスマホに対応していない

まずは、スマホに充電ケーブルがきちんと差し込まれているか確認してみましょう。

根元まで挿したつもりでも、内部端子が接触していないために充電できないケースもあります。

また、充電ケーブルがスマホに対応していない可能性も考えられます。

充電トラブルが起こりやすい原因は、純正品以外のケーブルの使用です。

純正の充電器と交換すると、充電トラブルが解決することもあるので、試してみる価値はあります。

充電器の故障

繰り返し充電器を使っていると、接触が悪くなります。

充電器を挿す向きや角度を変更したり、他の充電器を挿したりしてみましょう。

もし、充電が正常に行われるのであれば、充電器が故障している可能性があります。

このような場合は、充電器の修理や買い替えを検討してください。

バッテリーの劣化

スマホの平均的なバッテリー寿命は、およそ2年〜3年です。

バッテリーが劣化すると、100%充電してもすぐに電池がなくなってしまいます。

各メーカーのスマホで、バッテリーの劣化状態が確認できるので、交換などの目安にしてください。

スマホ本体の温度が高くなりすぎている

スマホは本体が一定以上の温度に達すると、自動で充電やその他の機能が停止します。

温度が高くなりすぎた場合は、正常な温度になるまで充電ができません。

早く充電したいからとは言え、スマホを冷凍庫に入れたり保冷剤で冷やしたりすると故障の原因になるため、急な冷却は控えてください。

スマホが熱くなる原因についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

スマホが熱くなる原因は?正しい対処法と冷やし方を分かりやすく紹介>>

充電器の出力が弱い

充電器がスマホの充電規格に合わない・出力が足りないと充電に時間がかかります。

2A以上の数値があれば急速充電が行われますが、USBポートだと0.5A程度しかないので充電スピードが遅く感じるでしょう。

早く充電したい場合は、直接コンセントに挿す方法がオススメです。

スマホの充電ができない時の対処法

スマホの充電ができない時は、以下の方法を試してみてください。

ここからは、充電ができない時の対処法を6つ解説します。

接続部分の確認

うまく充電器が挿さっていない場合もあるので、きちんと奥まで差し込んでみましょう。

また、接続部分にホコリが溜まっていると充電できないことがあります。

スマホを持ち運ぶと、気づかないうちに接続部分にゴミやホコリが溜まり充電の妨げになることも。

細い棒などを使い、奥に押し込まれたホコリを取り除くことで、正常に充電できる可能性があります。

スマホに対応した充電ケーブルへの買い替え

充電器が原因の場合は、自分のスマホに対応した充電ケーブルに買い替えましょう。

買い替えるポイントは、純正のものを選ぶこと。

純正以外のアクセサリはトラブルの原因になりやすいものです。

ストレスを感じずスムーズに充電できる純正ケーブルで、スマホの不具合が解決できる可能性もあります。

バッテリーの交換または修理

経年劣化するバッテリーは、寿命にあわせて2年〜3年を目安に買い替えする人も多く、新しいスマホであれば充電頻度も少なくなるでしょう。

劣化したバッテリーを交換・修理すると、充電できる可能性があります。

保証やサポートプランに加入していない場合は、交換費用が高額になることも。

ですが、費用を抑える目的でやみくもにバッテリーの交換・修理を行わないようにしましょう。

失敗すると、故障やデータ消失の原因になります。

スマホを置いて温度を下げる

スマホは、本体の温度が高くなると自動的に充電ができなくなります。

スマホが高温で充電できないときは、アプリを終了させて電源をオフしてください。

自然に本体の温度が下がるのを待ってから充電しましょう。

スマホが熱くなっている場合は以下の記事で対策を詳しく解説しています。

スマホが熱くなる原因は?正しい対処法と冷やし方を分かりやすく紹介>>

スマホの再起動

スマホが操作できる状態なら、再起動してみましょう。

OSがエラーを起こしている場合、再起動するとすぐに充電できる可能性があります。

もし、再起動して充電ができるならアプリやOSの不具合かもしれません。

アプリをアップデートすると解決することもあります。

水没したスマホが充電できないときの対処法

スマホの充電できない原因が、水没だった場合の対処法を4つ紹介します。

一度電源を落とす

本体が水没したら、電源コードを抜いて電源を落としてください。

電源が入った状態で浸水すると、内部の基盤がショートします。

水没後はスマホ操作の可否に関わらず、電源を落として故障を防ぎましょう。

スマホについた水分を拭き取る

水没したらすぐにタオルで水分を拭き取りましょう。

スマホケースを外し、内側まで浸水していないか確認してください。

隙間に入り込んだ水は、綿棒を使うと細部まで拭き取りやすいです。

SIM/SDカードやバッテリーなどを全て外す

SIM/SDカード、バッテリーを全て外して浸水していないか細かく確認してください。

タオルやハンカチを用いて、濡れている部分を拭き取ります。

繊維が付着するとSIMやSDの読み込みに支障が出るため、毛羽立ちにくい布を使用しましょう。

スマホを十分乾燥させる

水分を拭き取ったら、スマホを乾燥させます。

ドライヤーを使うと基盤にダメージを与えるので、自然乾燥をさせてください。

乾燥剤があれば、スマホと一緒に密閉容器に入れて数日置いておくと内側までの乾燥効果が期待できます。

スマホの充電時このような状態になったら要注意

充電中に以下の症状が発生したら、注意が必要です。

放置すると、故障につながるので使用を中断してください。

充電時に焦げたニオイがする

焦げたニオイがしたら、充電器をコンセントから抜いて充電を中止してください。

そのまま充電を続けると、火災の原因になります。

匂いの原因は「電池の不具合」「充電ケーブルの不具合」などです。

充電の中断後、各部分の発熱を確認します。

触ってみて、高温になっていた箇所が原因と予想されます。

本体から発熱の場合は、修理依頼、ケーブルや充電器は買い替え対応しましょう。

スマホの端子部分が故障

スマホ端子が故障すると充電が正常に行われません。

故障と判断する前に、差し込み口に真っすぐ挿入されているか・ゴミが溜まっていないかを確認しましょう。

それでも充電ができない場合は、修理依頼を検討しましょう。

スマホの動きが遅いまたは固まる

スマホの動きが遅い・固まる場合は、負荷がかかるアプリの使用等が挙げられます。

また充電中にアプリを使用すると、スマホが高温になりフリーズすることも。

発熱が原因のフリーズは、本体冷却すると症状が回復する場合もあります。

直らない場合は修理も検討しよう

ここまで紹介した対処法でも改善されない場合は、修理を検討しましょう。

この章では、スマホの修理依頼先を3つ紹介します。

au・docomo・Softbankに依頼する

契約時にキャリアのサポートサービスに加入していた場合は、無償もしくは費用の一部負担で修理可能です。

各キャリアのサービス内容は以下の通りです。

キャリアdocomoSoftBankau
サービス名ケータイ補償サービスあんしん保証パック故障紛失サポート
月額料金363円〜1,100円(税込)500円〜1,309円(税込)418円〜626円(税込)
サービス内容故障・水濡れ・全損など故障・水濡れ
内蔵バッテリー交換割引
故障・紛失・盗難
代替機貸出ありありあり

キャリア独自のサポートを受けるメリットは「費用負担軽減」「純正部品の交換」です。

正規メーカーに依頼すると修理完了まで数日かかりますが、場合によっては無償修理を受けられます。 

参考:docomoケータイ補償サービス

参考:SoftBankあんしん保証パックサービス

参考:au故障紛失サポート

正規店に依頼する

Apple Storeは持ち込み修理と配送修理の2通りの方法があります。

修理日数は症状により異なりますが、オンライン上で修理状況が確認できます。

AppleCare+に加入している場合は、バッテリー交換は無償です。

保証対象外者のバッテリー交換費用は、5,940円〜8150円かかります。

参照:iPhone のバッテリーと電源の修理

専門の修理業者に依頼する

専門の修理業者は、キャリア保証や正規店より安く修理ができます。

また、即日対応の業者も多いのでスマホを早く直したい人に最適です。

一度専門業者に依頼してしまうと、のちにメーカーサポートサービスの対象外になる場合があります。

専門の修理業者は、即日修理を希望する人や保証未加入者、費用を抑えたい人にオススメです。

スマホの充電トラブルをなくすためには

充電トラブルは突然起こります。

普段の取り扱い次第では、未然に充電トラブルを予防できます。

ここでは充電トラブルのリスクを下げる方法を3つ紹介するので、使い方の見直しをしてみましょう。

スマホや充電ケーブルを大切に扱う

スマホは精密機械なので、少しの刺激でも故障につながることも。

普段から丁寧な取り扱いをすると、充電トラブルを起こしにくくします。

スマホ本体は、落下させない・耐久性の高いスマホケースの使用を心がけましょう。

充電ケーブルは、無理に引き抜かない・断線しない収納をするようにしてください。

品質保証された充電器・ケーブルを使う

できるだけ、メーカー純正の充電器・ケーブルを使用しましょう。

純正以外はスマホの劣化を早め、充電トラブルの原因となります。

非純正品は安価ですが、安全性を優先して品質保証された純正商品がオススメです。

高温または低温状態ではなるべくスマホを使用しない

スマホの電池は急激な気温変化に弱く、推奨温度を逸脱すると充電トラブルが発生します。

特に、真夏の屋外や高温車内でのスマホの長時間放置は避けましょう。

高温・低温の環境下での使用は、充電異常だけでなくスマホの故障にもつながります。

キャリア・機種別のスマホが充電できないに関する公式記事

キャリア別

キャリア記事
au充電ができない | トラブル診断(スマートフォン・タブレット)| au
ソフトバンク充電ができなくなりました。対処方法を教えてください。[スマートフォン/Pocket Wi-Fi] | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
ドコモ充電について | 安全に関するご注意 | お客様サポート | NTTドコモ

機種別

キャリア記事
Galaxyスマホが充電できない時の原因と対策 – Galaxy公式(日本)
AQUOS【AQUOS ケータイ】充電できない/充電に時間がかかる – よくあるご質問
xperia充電ができない | Sony JP
Y!モバイルモバイル充電ができない/充電が遅い
iPhoneiPhone や iPod touch が充電されない場合 – Apple サポート (日本)

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

突然Macがフリーズして、慌ててしまう人も多いのではないでしょうか?

Macに負荷がかかる、内部故障などのさまざまな原因でフリーズが発生します。

しかし、しっかりと適切な対処を行うことでフリーズを解消することができます。

この記事では、Macがフリーズする原因と改善策を紹介します。

頻繁に固まるMacへの対処法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • Macのフリーズには「フリーズ」と「ハングアップ」の2種類がある
  • Macがフリーズして直らない場合は強制終了を行う
  • どうしてもフリーズが直らない場合は修理を検討

Macのフリーズの種類

Macのフリーズの症状は2種類あります。

突然画面が固まってもシステムが正常に作動している場合もあるため、慌てずに対応しましょう。

フリーズ

フリーズとは、Macに負荷がかかり一時的に画面が動かなくなることです。

処理速度が追いつかないなどが原因なので、しばらくそのままにしていると動くことがあります。

ハングアップ

ハングアップは、高い負荷がかかりシステムが動かず回復が見込めない状態のことです。

ハングアップすると、しばらく待っても画面が動かないため強制終了や再起動する必要があります。

Macがフリーズしてしまう原因

Macがフリーズしてしまう原因は、大きく分けて2つ。

この章では、フリーズの原因をひとつずつ解説します。

ハードディスクの不具合や故障

Macのフリーズは、内蔵のハードディスクの不具合や内部故障が原因です。

頻繁にフリーズする場合は、状況が悪化する前に原因を特定する必要があります。

高い負荷がかかる作業を行った

フリーズの一番の原因は、パソコンに高い負荷がかかる作業です。

容量の大きい写真や動画編集を行うと、処理が追いつかず画面が固まります。

負荷をかけすぎると、Mac本体の故障につながるので注意してください。

Macがフリーズした際に避けるべきNG行動

Macがフリーズしたとき、慌ててしまう方も多いでしょう。

ここでは、フリーズした際に避けるべきNG行動を紹介します。

本体やキーボードを叩く

フリーズした時に、Macを叩くと故障の原因になります。

画面が動かなくてもマウスやキーボードが反応すると、本体に刺激を与える方もいますが精密機械を叩く行為はNGです。

アクセスランプ点灯時に強制終了する

外付けHDDのアクセスランプ点灯時に強制終了をすると、データ破損の恐れがあります。

アクセスランプが点灯しているのであれば、そのまま放置をして回復を待ちましょう。

強制終了する場合は、アクセスランプの消滅後に行ってください。

Macがフリーズしたときの対処法

Macがフリーズときの対処法を4つ紹介します。

簡単に実践できるものなので、以下の対処法を試してみてください。

一旦時間を置く

フリーズする原因は、処理が終わらない・追いつかないからです。

スリープモードに切り替えて、一旦時間をおくとフリーズが改善されます。

MacBookの場合、液晶部分の蓋を閉じるとスリープモードになります。

iMacは、アップルメニュー→「スリープ」を選択してください。

ある程度の時間が経過したら、スリープを解除して回復しているか確認してください。

処理を中断できるか試す

作業中にフリーズした時は、処理を中断できるか試してみてください。

Commandキー+.(ピリオド)キーを押すと、処理が中断できます。

アプリケーションを強制終了する

画面が固まっても、キーボードやマウスが動かせる場合は強制終了ができます。

ただし、保存されていないデータが消滅することもあるので注意しましょう。

アプリの終了方法

  1. 「command」>「tab」で終了したいアプリを選ぶ
  2. 「command」>「Q」で強制終了する

アプリの強制終了方法

  1. 「option」「command」「esc」を同時に押す
  2. Apple メニュー から「強制終了」を選択します 
  3. 「強制終了」ウインドウで「強制終了」をクリック

参考:Mac で App を強制的に終了する方法 – Apple サポート (日本)

再起動

再起動は手軽で有効な方法です。

マウスが動く場合は、Appleメニューから「再起動」を選択してください。

電源ボタンがあるMacは、controlと電源ボタンを同時に押すとダイアログが表示され、再起動します。

ただし、Touch Idセンサーが搭載されている場合はこの再起動方法は使えません。

それでもだめな場合は強制終了

この章では、Macの強制終了する方法を紹介します。

ここまで解説した方法でもフリーズが回復しない時に有効な方法です。

強制終了の前にやっておくべきこと

まず、command+Sを押す、もしくはメニューバーから「ファイル→保存」を選択し、開いているファイルを保存してください。

データが消えてしまった時に備えて、作業画面をスマホで撮影するなど記録しておきましょう。

Macを強制終了すると、外付けハードディスクの取り外しが安全に行えません。

強制終了前に、Finder→取り出しボタンをクリックし、外付けドライブの取り外しを行ってください。

強制終了の方法

強制終了は、電源ボタンを10秒ほど長押しします。

MacBookの場合は、Touch Barの右横、iMacは、ディスプレイ裏側の右下に電源ボタンを押してください。

強制終了の方法は、MacBookPro・MacBookAir・iMac、共通です。

Mac本体がクールダウンしてから、再度電源ボタンを押すと再起動します。

Macが頻繁にフリーズする場合の解決策

システム不具合が生じると、頻繁にフリーズします。

頻繁にMacが固まる時は、下記の4つの方法を試してみてください。

PRAM・NVRAMをリセットする

PRAM・NVRAMは起動時に必要な情報を記憶している場所で、ここが破損しているとMacOSの起動が正常に行われません。

リセットはMacをシャットダウンしてから再起動してください。

Command+Option+P+Rを同時に押し続けると、再起動されNVRAMがリセットされ正常な状態に回復します。

参考:Mac で NVRAM または PRAM をリセットする – Apple サポート (日本)

SMCコントローラをリセット

SMCとはシステム管理コントローラのことで、高い負荷がかかると「動作が遅くなる」「本体が熱くなる」「固まりやすくなる」など不具合が生じます。

手順は以下の通りです。

SMCのリセットをして過剰な負荷を取り除くと、Macの回復が見込めます。

  1. Apple メニュー →「システム終了」を選択。
  2. キーボードのshift + control + optionキーと電源のボタンの4つ同時に8〜10 秒間長押し
  3. MacBook起動音が鳴るまでキーは押したまま
  4. 2回目の起動音でキーから指を離す

参考:Mac の SMC をリセットする方法 – Apple サポート (日本)

MacOS復元機能を使う

MacOSの復元機能は、本体に内蔵されている復元システムです。

ソフトウェアの問題を特定し、復旧することでストレージ・ディスクの不具合を解消できることがあります。

手順は以下の通りです。

  1. 本体の電源を入れてすぐにcommand+Rキー長押し→パスワード入力
  2. Time Machineを選び、バックアップファイル復元

Time Machineを使ってもフリーズが頻繁に発生する時は、MacOSの再インストールを行うと解消される場合もあります。

参考:Intel 搭載 Mac コンピュータの macOS 復旧について – Apple サポート (日本)

セーフモードで起動

セーフモードは、起動時に発生する問題を解決できます。

セーフモードの起動手順は以下の通りです。

  1. Mac起動・再起動後にshiftキーを長押し
  2. Appleのロゴが表示された後にキーから指を離す
  3. 画面にセーフモードと表示されたら起動完了

起動すると、キャッシュ削除を行いフリーズが解消されます。

Macのフリーズを予防する方法

Macのフリーズは、ある程度の事前予防が可能です。

この章では、普段から行えるフリーズ予防の方法を2つ紹介します。

適度な再起動

Macは本体に負担をかけないために、その都度シャットダウンする必要がありません。

しかし、週一回程度の再起動を行うことでMacがリフレッシュされて動作が快適になります。

不要なファイルの削除

Macに不要なファイルが蓄積されれると、処理速度が低下します。

動作改善につながるので、ファイル削除を定期的に行いましょう。

また、容量を圧迫する不要なアプリの削除もフリーズ予防になります。

Macがフリーズして使い物にならないときの対処法

ここまで、Macがフリーズした時の改善策・予防策を紹介してきました。

この章では上記の方法を試しても、フリーズが治らない場合の対処法を紹介します。

専門業者に修理を依頼

頻繁にフリーズを繰り返す場合は、専門業者に修理依頼をしてください。

強制終了を繰り返すと、状態の悪化・データが消えるなど別の問題が発生します。

動作が遅いと感じたら、下手に触るよりもすぐに専門業者へ依頼をしましょう。

Appleに修理を依頼

Apple製品限定保証やAppleCare+の保証対象である場合は、修理料金がかかりません。

未加入の場合の費用は、全モデル12,900円〜37,100円です。

費用を抑えたい・すぐに修理を終わらせたい方は、こちらも検討してみてください。

参考:mac の修理 – Apple サポート 公式サイト (日本)

まとめ:Macがフリーズして動かない時は一旦スリーブモードで時間を置こう

Macがフリーズしてしまったら、スリープモード状態にすると症状が改善されます。

しばらく経過しても回復しない場合は、強制終了や各種リセット、MacOS復旧を試してみましょう。

それでも頻繁にフリーズする場合は、修理依頼や買い替えを検討してください。

買い替えが必要になった場合は、Macの処分が必要となります。

完全無料でデータの削除を行い、全国どこからでも送料無料・事前予約なしで発送するだけで処分してくれるパソコン廃棄.comを検討してみてください。

Mac,iPhone,iPadを無料で廃棄する>>

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

パソコンのバッテリーを交換したいけどどうしたら良いのかわからない、そんなときはありませんか?

バッテリーは、充電と放電を繰り返し徐々に劣化していきます。

この記事ではバッテリーの寿命が来たときの症状や最初にすべきこと、メーカー別のバッテリー交換方法やバッテリーを長持ちさせる方法等を紹介するので参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • ノートパソコンは500〜2,000回充電を繰り返すと寿命になる。交換時期は2〜3年。
  • 純正バッテリーは7,000円以上するが、メーカー公式サイト等で購入できる。
  • バッテリーはなるべく正規製品を買い、トラブルを避けるためメーカーか専門業者に交換してもらう。 

ノートパソコンのバッテリー寿命はおよそ2~3年

ノートパソコンはバッテリーがあることで、電源に繋いでなくても使用できるようになっています。

そのためデスクトップパソコンとは異なり、持ち運びができるというメリットもありますが寿命が短いというデメリットもあります。

ノートパソコンに使用されるバッテリーは、約500〜2,000回充電すると初期容量の50%まで劣化してしまいます。

使用方法などによっても異なりますが、一般的には2〜3年でバッテリーの寿命が来ると考えましょう。

バッテリーが充電できなくなるとACアダプタなしではパソコンを使用できなくなります。

バッテリーの寿命に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

パソコンのバッテリーの寿命について>>

参考:正しく使ってバッテリパックを長持ちさせる:サポート情報: ビジネスPC | NEC

バッテリーの種類

パソコンのバッテリーと言っても様々な種類があり、特徴も異なります。

ここではノートパソコンのバッテリーを4種類紹介します。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池は、リチウムイオンを活用して充電と放電を行います。

小型で軽量な上、出力電力が大きいのがメリットです。

ニッカド電池とは違って、メモリ効果がないため継ぎ足し充電をしても問題はありません。

リチウムポリマー電池

動作の原理はリチウムイオン電池と同じですが、電解質がジェル状になっています。

リチウムポリマー電池は燃えにくく、安定性が高いです。

この電池はバッテリー成形が自由にでき、薄型のデザインであるタブレットPCに適しています。

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池は比較的有害性が低く容量が大きいのが特徴です。

この電池は日常生活で不可欠な時計・リモコン・懐中電灯・ワイヤレスマウス・デジタルカメラによく使われています。

現在ノートパソコンにはあまり用いられていません。

ニッカド電池

ニッカド電池は二次電池の一つで、大電流の放流が可能です。

この電池は初期の電動工具バッテリーや、安価なため現在も安い工具などに使用されています。

メモリー効果があるので、充電を使い切ってからでないと充電ができません。

バッテリーの寿命が来た時の症状

次に、バッテリーの寿命を知らせる4つの症状を紹介します。

動作がおかしくなる

ノートパソコンの寿命が来ると、電源がつかない・使用中に突然再起動する・異音がする・フリーズしやすくなる・焦げた匂いがするなどの症状があります。

中でも焦げた匂いがするときは要注意です。

そのような場合は、以下の対応を取ってください。

  1. パソコンをシャットダウンする。
  2. 電源ケーブルをコンセントから抜く。
  3. パソコンを解体して原因を探し、焦げた匂いがする部分を取り外す。
  4. パソコン内部を掃除する。

画面上にメッセージが表示される

パソコンの電源を入れて、真っ黒な画面に英語のメッセージが表示されたら寿命だと考えてみてください。

バッテリー交換を推奨するメッセージを受け取ったときは、以下の対応を取ってみましょう。

  1. パソコンとコンセント、ACアダプターとの接続が上手くいっているかを確認する。
  2. 電源を切り周辺機器を全て取り外し、放電を行う。
  3. バッテリーのリフレッシュを行う。 

強制シャットダウンにする

ノートパソコンの使用中、突然シャットダウンしてしまうことがあります。

残り20%あったのに電源が落ちてしまったときは、バッテリーの交換を検討しましょう。

強制シャットダウンが続くようであれば、パソコンの電力確保・ファン回りや通気口の掃除・ケーブルを抜いて放置・ウイルス対策等の方法を試しましょう。

バッテリーの消費が激しい

ノートパソコンの使用年数が長くなると、バッテリーの減りが早くなります。

少しでも長持ちさせるために、画面の明るさを下げる・使わない周辺機器を取り外す・不要なアプリを閉じる・バッテリー節約機能をオンにしてみてください。

バッテリー交換のメッセージが出た時にまず行うべきこと

バッテリー交換をする際、まずすべきなのは以下の3点です。

バッテリーのリフレッシュを試す

バッテリーをリフレッシュすると、一時的に低下したバッテリーの性能を回復させることができます。

リフレッシュの手順は以下を参考にしてください。

  1. パソコンにACアダプターを接続する。
  2. 「スタートメニュー」から、アプリ一覧の「バッテリー・リフレッシュ&リフレッシュ診断ツール」を選ぶ。

バッテリーのリフレッシュはNECの場合、充電・放電・充電を行うため最大約26時間かかります。 

参考:バッテリ・リフレッシュ&診断ツール – NEC LAVIE公式サイト 

放電する

パソコンを放電する際は、以下の手順でやってみてください。

  1. 起動中のアプリを閉じ、ディスク・USB・SDカードを取り出す。
  2. パソコンの電源を切る。
  3. パソコンの周辺機器やLANケーブルをすべて取り外す。
  4. パソコンの電源が切れた状態で、90秒以上放置する。
  5. 電源ケーブル・マウス・キーボードをパソコンに接続し、バッテリーを取り付ける。
  6. パソコンの電源を入れる。

参考:パソコンで放電処置を行う方法 – Lenovo Support JP 

電源やACアダプターの接続状態を確認する

ノートパソコンと電源の接続が緩んでいる状態だと、充電ができません。

電源がきちんと接続されているか、ACアダプターがパソコンやコンセントと接続されているかを確認しましょう。

パソコンのバッテリーが劣化してしまう原因

パソコンのバッテリーが劣化する主な原因を3つ紹介します。

充電回数

ノートパソコンを500回から2,000回充電するとバッテリーが劣化してしまいます。

パソコンに用いられるのは主にリチウムイオン電池なので継ぎ足し充電が可能ですが、充電しすぎもよくありません。

時間があれば「スタートメニュー」から「コマンドプロンプト」に行き、「その他」>「管理者として実行」をクリック、「powercfg /batteryreport」と入力し「Enter」を押してみましょう。

パソコンのバッテリー寿命レポートを確認することができます。 

フル充電

ノートパソコンを100%まで充電した後も電源ケーブルを差しっぱなしにしていると、バッテリー劣化につながるので避けましょう。 

充電が終わったらすぐに充電ケーブルをパソコンから抜いてください。

温度

パソコンの温度が40度以上になると正常な操作ができなくなる可能性があります。

パソコンのCPU温度を確認するには、「スタートメニュー」を右クリックし「パフォーマンスモニター」上部の「+」アイコンをクリックしましょう。

「カウンターの追加」画面で’Thermal Zone Information’にある’Temperature’を選んで「追加」をクリックすると、CPU温度がわかります。

CPU温度はケルビンで表示されるので、その値から273を引いた数がそれに該当します。

パソコンのバッテリーを交換すべきタイミング

以下の3つのようなことが起きた場合、パソコンのバッテリー交換を検討してみてください。

警告が出たとき

「ピー」「ププッ」といったビープ音は、深刻なエラー発生を知らせるものです。

短音が2回以上出る、長音が出るなど音の出方によってエラーの原因が異なります。

またメーカーによっては「バッテリーを交換してください」と警告が出るものもあります。

ACアダプターなしでは起動しないとき

ACアダプターなしでパソコンが起動しないときも、バッテリーを交換するべきタイミングと言えるでしょう。

普段からACアダプターを使用している場合は、一度ACアダプターなしでパソコンを起動してバッテリーの状態を確認してみましょう。

すぐに充電が減るまたは充電切れになってしまうとき

充電を500~2,000回行うとバッテリーが寿命になるので、充電の減りが早くなる・充電が切れるといったことが起こります。

充電の減りを遅くするには以下の方法を実践してみましょう。

  1. 過充電・過放電を避ける。
  2. 充電器を何度も抜き差ししない。
  3. 直射日光が当たる場所や車内でのパソコン使用を控える。
  4. パソコンをケースで持ち運びする際はシャットダウンする。
  5. 画面の明るさを落とす。

パソコンのバッテリーの交換方法

バッテリーを交換する2つの方法を実践してみてください。

バッテリーを購入して自分で交換する

1つ目の方法はバッテリーを購入して自分で交換する方法です。

純正バッテリーはメーカーのオフィシャルサイトで購入が可能です。

交換の手順は以下のとおりです。

  1. 取り外し
    • データを保存し電源を切る
    • 周辺機器を外す
    • バッテリーのロックを外す
  2. 取り付け
    • 電源を切る
    • 周辺機器を外す
    • 購入したバッテリーを取り付ける
    • ロックをかける

参考:バッテリパックの取り付け/取り外し

メーカーまたは専門業者に依頼する

自分でバッテリーの互換製品を接続すると不具合が発生することがあるので、メーカーや専門業者にやってもらうと良いでしょう。

バッテリー交換の手順は、以下を参照してください。

  1. パソコン本体を分解し、バッテリーを取り外す。
  2. バッテリーの型番のチェック、新しいバッテリーの用意をする。
  3. バッテリーを交換する。
  4. 充電の確認、動作テスト等を行う。

 

不要になったバッテリーの処分方法はこちらの記事でも詳しく解説しています。

パソコン用バッテリーの廃棄方法>>

【メーカー別】パソコンのバッテリーの交換方法

NECやDell等、9種類のバッテリー交換方法を紹介します。

NEC

NECでは担当に電話すると、NECあんしんサービス便でバッテリー交換をしてくれます。

LAVIEシリーズのバッテリーを取り替える場合、税込28,380円をお支払いください。

参考:バッテリ交換サービス

Dell

Dell製バッテリーは、Dellでのみ購入が可能です。

DELL Technologiesにアクセスすれば、オンラインでバッテリーを注文できます。

Dellのバッテリーは税込7,150~12,100円でお買い求めいただけます。

参考:DELL Technologies

富士通

富士通のバッテリーは富士通 WEB MARTで購入してください。

純正バッテリーは、税込11,550円から14,520円で購入できます。

参考:ACアダプタ・バッテリー – 富士通 WEB MART

Mac

Macの修理サービスは、保証対象になる場合とならない場合があります。

保証対象外の場合、修理サービス料金は税込13,800円から20,800円を想定してください。

参考:Macの修理サービス

レノボ

レノボは購入後3年以内であれば、無償で内蔵バッテリー交換サービスの利用が可能です。

購入して4年以上経過している場合は、内蔵バッテリーの交換に税込6,600円または11,000円がかかります。

参考:内蔵バッテリー交換サービス – Lenovo

東芝

東芝のDynabookは自分でバッテリーを交換できるバッテリーパック搭載モデルと、バッテリーを交換できないバッテリーパック内蔵モデルがあります。

後者の場合は、dynabookあんしんサポート修理相談窓口または保守サービスに依頼してください。

東芝のバッテリパックは税込17,600円です。

参考:バッテリーパックの交換(Windows10) – dynabook.com

ASUS

バッテリーの保証期間中に、バッテリーが端末の起動障害・予期せぬ再起動・シャットダウン・電源オフの原因になった場合はASUSの保証サービスを受けることが可能です。

参考:バッテリーの取り扱いに関して – ASUS

acer

acerのノートパソコンは、バッテリーの取り外しが自分でできるタイプと、内蔵モデルとがあります。

前者の場合はコンピューターの電源を切りケーブル類を取り外した後、バッテリーを外してください。

参考:バッテリーの取り外し方法について – acer

VAIO

SONYのバッテリーパック交換サービスは、Webフォームボタンまたは電話で申し込みが可能です。

VAIOのバッテリーは部品代・作業技術料・送料込みで税込16,500円かかります。

参考:バッテリーパック交換サービス – VAIO

パソコンのバッテリーを交換するときの注意点

パソコンのバッテリーを交換する際の注意点を3つ挙げます。

交換すべきタイミングがきたら早めに対処する

既に説明したような症状が起きたら、後回しにせずすぐにバッテリーを交換しましょう。

先延ばしにして突然電源が落ち、作業中の資料が消えてしまっては大変です。

自分で交換すると「保証対象外」になるケースがある

自分でバッテリーを交換すると保証対象外になることがあります。

事前にノートパソコンの取扱説明書や保証約款を確認しておきましょう。

ねじを外してパソコンのカバーを取ったときに、別の部分が破損した場合、保証期間内でも代金を支払っての修理になることがあります。

正規製品以外だとトラブルが起きる可能性がある

ノートパソコンのバッテリーは正規製品以外だとメーカーの保証が効きません。

低価格で済むサードパーティ製のバッテリーだと、パソコンとの相性によっては不具合が出る可能性があります。

純正品以外のバッテリーを付ける際は専門業者に依頼しましょう。

ノートパソコンのバッテリーの寿命を伸ばす方法

ノートパソコンのバッテリーの寿命を伸ばす7つの方法を紹介します。

フル充電のまま保存しない

バッテリーをフル充電のままにしておくと、リチウムイオンバッテリー内で高電圧が維持されるので避けてください。

バッテリーは50%使った段階で充電する、しばらく使用しない場合は50%程度まで放電しておくことで長く使用することができます。

充電するときは継ぎ足し充電を意識する

継ぎ足し充電とは、充電を使い切る前にこまめに充電をすることです。

継ぎ足し充電が推奨されていなかったのはメモリー効果という劣化現象があったためです。

現在主流のリチウムイオン電池にメモリー効果は起きません。

高温状態を避ける

ノートパソコンの温度が40度を超えないようにしてください。

温度が高いまま使用を続けると、熱暴走してパソコンが落ちたり故障してしまったりするためです。

モニターの明るさを調節する

モニターの輝度を高くすると、バッテリーの消費が早くなります。

目が悪くならない程度にモニターを暗くしてみましょう。

モニターの明るさは、「スタートメニュー」>「設定」>「Windowsの設定」>「システム」>「ディスプレイ」に行き、画面右側の「明るさの変更」から変えられます。 

バッテリーメンテナンスアプリを使う

Windows10のノートパソコンのバッテリー情報がわかる、Pure Battery Analyticsというアプリを使ってみてください。

このアプリは無料です。 

省電力モードを利用する

パソコンの省電力モードを利用すれば、電力の節約につながります。

省電力モードは、「スタートメニュー」>「設定」>「システム」>「電源とスリープ」>「関連設定」>「電源オプション」で、「ECO」をクリックします。

「追加プランの非表示」右横から、ECOモードを使いたい時間帯も選択可能です。 

ACアダプターにつないだまま使わない

ノートパソコンの温度を上げないために、充電が終わったらACアダプターを外してください。

ACアダプターを繋いだまま使用するということはフル充電のまま使用し続けるのと同様の状態になります。

ノートパソコンのバッテリーの交換にかかる費用

ノートパソコンのバッテリー交換は、以下の4パターンがあります。

互換製品との交換の場合

互換製品の場合の費用は約2,000〜3,000円です。

互換製品にはメーカー保証がないので、その点は注意してください。

買った商品が不良品であっても、保証されないことが多いです。

正規製品との交換の場合

正規製品のバッテリー費用は約7,000〜28,380円かかります。

新しいパソコンは家電量販店等で購入できますが、古いパソコンの場合は正規製品を入手するのは難しいです。

メーカーに修理依頼する場合

メーカーにバッテリー交換を依頼すると、保証期間内は無償ですがそれ以外はお支払いに約6,600〜28,380円が必要です。

バッテリー内蔵型パソコンは自分でバッテリーを交換するのは難しいので、プロに依頼しましょう。

専門業者に修理依頼する場合

メーカーに比べ、専門業者に依頼するとバッテリー交換は安く済みます。

専門業者はWindowsの場合10,000円、Macの場合15,000円かかります。

簡単に取り外しできるバッテリーもありますが、内蔵タイプのバッテリーは自分で外すのは困難なので専門業者に頼みましょう。 

ただし修理に出している間パソコンを使えないのはデメリットと言えます。

バッテリーの交換はこちらの記事でも解説しています。

パソコン用バッテリーの廃棄方法>>

まとめ:パソコンのバッテリーの交換目安はおよそ2~3年!交換のサインが出たら早めに対処しよう!

今回はノートパソコンのバッテリー交換について紹介しました。

購入後2~3年したらバッテリーを交換することを推奨します。

バッテリーを交換すれば、パソコンでの作業もスムーズに行えることでしょう。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

パソコンに不具合があると強制終了を試みますよね。しかし、強制終了できなくて困ることも。

パソコンがシャットダウンできない、強制終了できない原因はパソコンがフリーズしているのかもしれません。

この記事では、パソコンの強制終了の方法やできない場合の対処法、パソコンがフリーズする原因と対処法も紹介します。

この記事を読むと、パソコンの強制終了に関する情報がすべてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • パソコンメーカー別の強制終了の方法
  • パソコンがシャットダウンできないときの8個の対処方法
  • アプリとパソコンの強制終了できないときの対処法
  • パソコンがフリーズする6つの原因と対処法
  • 強制終了をくり返すなら処分も検討

パソコンの強制終了する前の注意点

パソコンがフリーズした場合などは強制終了すると改善することもありますが、強制終了すると作業中のデータが失われます。

パソコン本体やアプリケーションの強制終了は、作業している内容を強制的に終了することのため、最後に保存した状態になります。

強制終了はあくまでも最後の手段です。データが失われると困る場合は、少し時間を置いてみてパソコンの状態が改善されないかを確認しましょう。

パソコンのフリーズは、いつ起こるかわからないため作業中は定期的にデータを保存しましょう。

また、ハードディスクやドライブが動いているときに強制終了すると、突然電源を遮断されるためディスクに大きなダメージを与えることもあります。

アクセスランプのマークが光っている間は、ハードディスクが動作中です。ランプが消えてから強制終了しましょう。

パソコンがフリーズ!強制終了する方法

パソコンがフリーズしたら状況に応じてアプリやプログラムやパソコンを強制終了しましょう。

アプリやプログラムを強制終了する方法

マウスやキーボードの反応があり、使っていたアプリケーションだけがフリーズしている場合は、アプリだけを強制終了しましょう。

アプリケーションの強制終了の方法

Windows

  • 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押す
  • タスクマネージャーを開き終了したいアプリケーションを選択、「タスクの終了」をクリックする

Mac

  • 「Command」+「Option」+「esc」を同時に押して強制終了ウインドウを出す
  • Appleメニューから「強制終了」から強制終了したいアプリケーションを選択する

Windowsを強制終了する方法

アプリケーションやプログラムを強制終了できない場合や、強制終了してもパソコンの反応がない場合はWindowsの強制終了を実行しましょう。

  1. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  2. 「このコンピュータのロック」や「ユーザーの切り替え」などの文字から「シャットダウン」を選択
  3. Windowsが終了し電源が切れる
  4. パソコンの電源が切れたらそのまま(10秒程度)待つ
  5. パソコンを起動して正常に動作することを確認

参考:富士通 Q&A アプリケーションやパソコンを強制終了する方法

Macを強制終了する方法

Macの場合もアプリケーションの強制終了ができない場合や、Appleマークも出ない場合は、Macを強制終了しましょう。

以下の方法では、開いているファイルやアプリケーションを終了したあとに強制終了できます。

  1. 「Control」 +「Option」 +「Command」を押す
  2. 電源ボタンを押す

参考:MacでAppを強制終了する方法

パソコンメーカー別強制終了の方法

ここではパソコンメーカー別の強制終了の方法を紹介します。メーカーによっては、通常の強制終了ができない場合に別の方法で強制終了できるモデルもあります。

ダイナブック

ダイナブックの「シャットダウンホイール搭載モデル」は先の細い丈夫な棒などでシャットダウンホイールを押すと強制終了できます。

電源長押しによるシャットダウンができない場合や、スリープ状態から復帰できない場合に利用できます。

シャットダウンホイールの位置はノートパソコンの裏側や側面など、モデルによって異なるため、説明書などで位置を確認しましょう。

参考:ダイナブック 電源スイッチを長押ししても強制終了できない場合の対処方法

Dell

Dellのパソコンは、通常の強制終了と同じ方法で強制終了しましょう。

OSのシャットダウンでパソコンの電源が切れない場合やパソコンが応答せず、マウスとキーボードも操作できない場合は、電源が切れるまで電源ボタンを押したままにします。

もう一度電源を入れると、パソコンが再起動しチェックディスクユーティリティ(Chkdsk.exe)が自動で実行されます。

ディスクチェックユーティリティでエラーが検出された場合は自動的に修正されますが、修正に時間がかかる場合もあるため余裕をもって行いましょう。

参考:Dell コンピューターをシャットダウンできない

富士通

富士通の2015年発表モデル以降のパソコンには、電源ボタンで強制終了できない場合に使用できる「強制終了スイッチ」が搭載されたモデルもあります。

パソコン本体下面の直径2〜3mmの穴の中にあるスイッチに「RESET」や「OFF」、「REPAIR」などが刻印されています。

パソコン本体からACアダプターや周辺機器を取り外して裏返し、強制終了スイッチにクリップなど先の細いものを差し込み押しましょう。

パソコンの電源が切れたらACアダプターを差し、しばらくしてから電源を押してください。

強制終了スイッチの有無や刻印名は機種によって異るため下記サイトで確認しましょう。

参考:富士通 FMVサポート 強制終了スイッチについて教えてください。

hp

hpのパソコンは、通常の強制終了と同じ方法で強制終了します。

キーボードやマウスでの操作で通常の終了ができない場合のみ、強制終了を行いましょう。次の順番に試します。

  • 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  • 電源ボタンを4秒以上長押し
  • 電源コードを抜く

参考:HP PC – コンピューターを正常にシャットダウンできない場合の対処方法 | HP®カスタマーサポート

NEC

NECのパソコンも通常の強制終了と同じです。

キーボードの操作ができる場合は次の方法を試します。

  • 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  • 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押しシステムメニューから強制終了

上記の方法で強制終了できない場合は次の方法を試してください。

  • 電源を4秒以上押し続ける
  • デスクトップ(VALUESTAR)は電源ケーブルをコンセントから抜く
  • ノートパソコン(LaVie )は電源ケーブルをコンセントから抜き、バッテリーパックを外す

少し時間をおいてパソコンを再起動して問題なく動作するかを確認しましょう。

参考:NEC LAVIE公式サイト フリーズしたパソコンを強制終了する方法

パソコンの電源が切れない!シャットダウンできないときの対処法

パソコンが急にフリーズし操作ができず、シャットダウンもできないことがあります。パソコンの電源が切れない場合の対処方法をまとめて紹介します。

作業中のアプリを強制終了する

アプリで保存されていないファイルがある場合はシャットダウンを妨げます。

タスクマネージャーから作業中のアプリの強制終了が可能です。

  1. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  2. 「タスクマネージャー」を選択
  3. 矢印キーで終了させたいアプリを選択しEnter
  4. 「Alt」+「E」を同時に押しタスクを終了

以上の方法で作業中のアプリを強制終了できます。

LANなどのネットワークを切断する

ネットワークとOSが通信を行っているとシャットダウンできない場合もあります。

有線LANケーブルを接続している場合は、LANケーブルを抜きネットワークを切断します。

無線LANの場合は次の方法で無線LAN機能を無効にしましょう。

  1. 通知領域にある「ネットワーク」アイコンを選択
  2. 該当のネットワークを選択
  3. 切断を選択

ネットワークが切断できたら、もう一度シャットダウンを試してみましょう。

Windows updateを実施する

Windowsをアップデートするとパソコンのフリーズが改善する場合もあります。Windows updateを実行するとパソコンが最新の状態になります。

Windows updateの手順

  1. スタートボタンをクリックし「設定」を選択
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「Windows update」から「更新プログラムの確認」をクリック
  4. パソコンの更新状態が表示されるためしばらく待つ
  5. 更新プログラムがダウンロード可能になると「Windows update」に表示される
  6. 「今すぐダウンロードしてインストールする」を選択
  7. 「お使いのデバイスは最新の状態です」と表示される
  8. パソコンが再起動する

以上でアップデートは完了です。

Windows updateは環境によっては時間がかかることもあります。時間に余裕を持って行いましょう。

参考:マイクロソフト Windowsサポート「Windows update」

ハードディスクのエラーをチェックする

ハードディスクに不具合があるとシャットダウン時のエラーでシャットダウンできないことがあります。

ハードディスクにエラーが起きた場合は次の手順で修復をします。

  1. Windowsボタンを右クリック
  2. 「エクスプローラー」を選択
  3. エラーチェックしたいハードディスクドライブを選択
  4. ハードディスクドライブのアイコンを右クリック
  5. プロパティを選択
  6. 「ツール」タブをクリック
  7. エラーチェックのチェックボタンをクリック
  8. ハードディスクのスキャンが開始

エラーが検出された場合は再起動します。

【Windows10】高速スタートアップを無効にする

高速スタートアップはWindows8から搭載されている機能です。

正常に動作するためには、すべての周辺機器が高速スタートアップに対応している必要があり、Windows8以前の機器を接続している場合は正常に動作しない可能性も。

高速スタートアップの機能が正常に動作していない場合、パソコンがシャットダウンできず再起動をくり返すことがあります。

高速スタートアップを無効にするとパソコンの起動は少し遅くなりますが、症状が改善する可能性もあります。

  1. 「スタート」ボタンを右クリック、「電源オプション」をクリック
  2. 「電源とスリープ」が表示されるので「電源の追加設定」をクリック
  3. 「電源オプション」が表示されるので「電源ボタンの動作の選択」をクリック
  4. 「システム設定」が表示されるので「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
  5. 「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」をクリックしチェックを外す
  6. 「変更の保存」ボタンをクリック

以上で高速スタートアップが無効になります。

参考:富士通FMVサポート 高速スタートアップを無効にする方法を教えてください。

接続している周辺機器をすべて外す

ドライブや周辺機器の不具合や故障でシャットダウンを妨げている場合があります。周辺機器をすべて取り外し、シャットダウンを試してみましょう。

周辺機器を取り外した状態でシャットダウンできる場合は、周辺機器の不具合の可能性が高くなります。

周辺機器の買い替えやドライバーの更新を行いましょう。

【Windows10】セーフモードで正常に終了できるか確認する

パソコンがフリーズして強制終了できない場合は、パソコンになんらかのトラブルが発生しているためです。

Windows10がフリーズを続ける、ブルースクリーンが出る、プログラムが正常に起動しない、パソコンが遅いなどの場合は、セーフモードで起動すると原因を特定して正常な状態に戻せます。

セーフモードで起動する手順

  1. 「スタートメニュー」から「設定」をクリック
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「回復」を選択し「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
  4. 「オプションの選択」画面が表示されるので「トラブルシューティング」をクリック
  5. 「詳細オプション」をクリック
  6. 「スタートアップ設定」をクリック
  7. スタートアップ設定が表示されたら「再起動」をクリック
  8. 画面が切り替わったら数字キーの「4」またはファンクションキーの「F4」を押して、「セーフモードを有効にする」を選択

パソコンが再起動され、デスクトップ画面に「セーフモード」と表示されたら、セーフモードで起動されています。

セーフモードで正常に終了できる場合は、常駐のプログラムの影響でシャットダウンできない可能性があります。

常駐プログラムの解除を行いましょう。

リカバリーする

上記の対策でも問題が解決しない場合は、Windowsに問題がある可能性を考え、パソコンのリカバリー(初期化)を行います。

リカバリーを行うと、パソコンは初期状態に戻り問題解決する可能性があります。初期化を行うとデータが消えてしまうためあらかじめデータのバックアップを取っておきましょう。

リカバリーは電源ケーブルをつないだ状態で行います。リカバリーの途中で電源が切れるとOSが破損する恐れもあります。

  1. スタートをクリック
  2. 「設定」画面の「セキュリティの更新設定」を選択
  3. 「回復」を選択
  4. オプション選択画面で「すべて削除する」を選択
  5. ドライブのクリーニング画面で「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を選択
  6. このPCを初期状態に戻す準備ができましたと表示されたら「このPCを初期状態に戻す」をクリック

初期化が完了すると自動でWindows10の再インストールが開始されます。

参考:マイクロソフトサポート Windowsの回復オプション

【Windowsパソコンの初期化方法】手順や注意点をわかりやすく解説>>

アプリを強制終了できないときの対処法

パソコンを強制終了する前にはアプリの終了が必要です。ここでは、アプリの強制終了ができない場合の対処方法を紹介します。

ショートカット「Alt」+「F4」

「Alt+F4」の同時押しでは、アプリケーションの終了ができます。アプリを終了するときには画面右上の☓ボタンを押しますが、「Alt+F4」を同時に押すと☓ボタンを押さずにアプリを終了できます。

  1. 終了したいアプリをアクティブにする
  2. 「Alt+F4」をアプリが終了するまで同時に押し続ける
  3. アプリのウィンドウが閉じれば完了

「Alt+F4」のショートカットは間違えて押さないように無効化されている場合があります。

ショートカットでアプリが終了できない場合は、「Alt」+「Space」+「C」の同時押しでも同様の操作が可能です。

タスクキルの実行

タスクキルを実行すると、ファイル名やアプリを指定してタスクを強制終了できます。

タスクキルを実行するには次の2つの方法があります。

ショートカットを作成して実行

  1. デスクトップの何もない部分で右クリック
  2. メニューが表示されたら「新規作成」から「ショートカット」を選択
  3. 「ショートカットの作成」ウィンドウが表示される
  4. 項目の場所に次のコマンドを入力(taskkill /F /FI “status eq not responding”)
  5. わかりやすいショートカット名を入力して「完了」をクリック
  6. デスクトップ作成されたショートカットをダブルクリックして実行
  7. 動作が停止しているアプリを自動で検出し強制停止する

コマンドラインから実行

  1. 「スタートボタン」を右クリックし「WindowsPowerShell(管理者)」を選択
  2. ユーザーアカウントの制御画面で「はい」を選択
  3. PowerShellウインドウが表示さる
  4. 画面内に「tasklist」のコマンドを入力しEnter
  5. 現在起動中のプロセス一覧が表示される
  6. リストの中にある終了したいアプリを確認
  7. PowerShellウインドウに「taskkill /IM (アプリの名前*) /F」のコマンドを入力しEnter
  8. 成功すると「プロセスは強制終了されました」と表示される

※アプリ名はリストにある該当アプリの名前を入力する。またアプリ名の前後には半角スペースを入れる。

パソコン再起動

以上の方法でアプリが終了できない場合は、アプリだけでなくシステム異常の可能性もあります。

アプリの強制終了ができない場合は、パソコンを再起動しましょう。再起動できない場合は次に紹介する、パソコンを強制終了できないときの対処法を試してみてください。

パソコンを強制終了できないときの対処方法

パソコンの不具合の改善にはパソコンの強制終了が有効な場合もありますが、パソコンがフリーズすると強制終了できないこともあります。

ここではパソコンを強制終了できない場合の対処方法を紹介します。

【Windows8/10】グラフィックドライバーを再起動する

Windows8/10ではシステムの不具合ではなく、ディスプレイの不具合でフリーズしたように見える場合があります。

Windowsにはグラフィックドライバーを再起動するための、標準ショートカットキーが用意されています。

グラフィックドライバーの再起動

  1. 「Windowsキー」+「Ctrl」+「Shift」+「B」を押す
  2. スピーカーからビープ音が流れ、すぐに再起動が始まる

この方法では使用中のアプリやソフトはそのまま残るため、フリーズが改善されれば再びアプリを利用できます。

エクスプローラーを再起動する

エクスプローラーは、Windowsに標準搭載されたフォルダーやファイル管理のためのツールです。

Windowsすべての不具合ではなく、エクスプローラーの不具合などで使用中に「応答なし」となりフリーズすることがあります。

「応答なし」のまましばらく待っても改善しない場合は、エクスプローラーを再起動するとWindowsの動作が改善します。

エクスプローラーの再起動の手順

  1. 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押す
  2. 「タスクマネージャー」をクリック
  3. 「プロセス」タブをクリック
  4. 「アプリ」欄の「エクスプローラー」を右クリック
  5. 表示された一覧から「再起動」をクリック
  6. 「エクスプローラー」の表示が消えたことを確認して「×」(閉じる)をクリック

パソコンを再起動し、エクスプローラーが正常に動作することを確認してください。

参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10でエクスプローラーが「応答なし」になる場合の対処方法

キーボードもマウスも操作できないなら電源ボタンを長押し

どのような操作もできない場合は電源ボタンを長押しするとパソコンを強制終了できます。電源ボタン長押しで強制終了するときに、ハードディスクが動作中の場合はファイルが失われる、ハードディスク破損などのリスクがあります。

アクセスランプを確認したり、動作音を聞いたりしてハードディスクが動作していないことを確認してから行いましょう。

  1. 電源ボタンを4~10秒以上押し続ける
  2. パソコンの電源が切れたら10秒以上そのまま待つ
  3. パソコンの電源ボタンを押してパソコンが正常に動くことを確認する

コンセントやバッテリーを抜く

電源ボタンを長押ししても電源が切れない場合は、ACアダプターを抜いて電源の供給を断ちましょう。

ノートパソコンの場合は、バッテリーを抜くと強制終了できます。バッテリーが抜けない場合は、バッテリーがなくなるまで待ちましょう。

パソコンの強制終了後は再起動して異常を確認

パソコンを強制終了するとパソコンに負担がかかります。強制終了後はしばらく待ってから再起動してパソコンの状態を確認しましょう。

Windowsが正常に動作し、通常通りにアプリケーションを起動、使用して動作がスムーズであれば、改善されたと判断します。

さらに次の2点についても確認しましょう。

作業中のファイルの確認

作業中にパソコンがフリーズし強制終了した場合は、作業中のファイルが失われている可能性もあります。

強制終了前の最後に保存した状態になるため、ファイルの状態を確認しましょう。

アプリケーションによっては編集中のデータを一時的に保存しているものもあり、そこからデータを復旧できる場合もあります。

ドライブの確認

Windowsでは、正常終了時に削除されるシステムやアプリケーションが利用する一時ファイルなどがあります。

パソコンを強制終了した場合には、これらが残っている場合もあるため削除しましょう。

ドライブ内の不要なファイルを整理することで、フリーズしにくくなる可能性があります。

ドライブ内の整理には「デフラグ」ツールを利用します。

  1. 「スタート」から「コントロールパネル」を選択
  2. 「システムとセキュリティ」を選択
  3. 「管理ツール」内の「ドライブのデフラグと最適化」を選択
  4. 最適化を実行するディスク ドライブを選択
  5. 「最適化」ボタンを選択

参考:マイクロソフトサポート Windows10PCを最適化する

パソコンがフリーズする原因と対処法

パソコンがフリーズするのにはさまざまな原因があります。ここではパソコンがフリーズする原因とそれぞれの対処法を紹介します。

メモリの容量不足

パソコンのメモリには、CPUで処理するデータを保管しています。

メモリ容量が不足すると処理スピードが落ち、パソコンがフリーズする原因になります。

パソコンのメモリは比較的簡単に増設可能です。自分で増設も可能ですが、難しい場合はパソコン修理業者などに相談しましょう。

パソコンが頻繁にフリーズする、パソコンの動きが遅いなどの場合はメモリの増設が効果的です。

パソコンの熱暴走

パソコンにホコリがたまり内部に熱がこもる、室内の気温が高いなどでパソコンに不具合が発生することを熱暴走と言います。

熱がこもらないようにするためには、パソコンをこまめに掃除してホコリを取る、パソコンの冷却ファンを利用して排熱するなどがあります。

ウイルス感染

パソコンがウイルスに感染するとパソコンが正常に動作しなくなり、フリーズすることがあります。

パソコンのウイルス感染を防ぐためには、怪しいメールやファイルを開かないことが重要です。

Windowsには標準でセキュリティソフト「Windows Defender」が搭載されています。

基本的な用途でパソコンを使用する場合は他のソフトは不要ですが、より強固にセキュリティを高めたい場合は別のセキュリティソフトも検討しましょう。

パソコンがウイルスに感染した原因と対処方法 >>

ハードディスクの容量不足や故障

ハードディスクの容量が不足すると処理速度が落ちデータの読み込みに時間がかかるようになります。

大量のデータ処理はハードディスクに負荷がかかり、故障やフリーズの原因になります。

ディスクのクリーンアップを実行すると、不要なファイルを削除しハードディスクの空き容量を増やせるため実行しましょう。

ディスククリーンアップの手順

  1. 「Windows管理ツール」から「ディスククリーンアップ」を選択
  2. 削除ずつファイルにチェックをつけて「OK」をクリック

ハードディスク故障の原因は?症状と修復方法を解説!>>

Windows updateによる不具合

Windows updateは基本的に自動更新されますが、まれにアップデートにより不具合が発生することもあります。

正常にアップデートができない場合、ソフトウェアなどに不具合が生じフリーズする原因になります。

手動でアップデートを行うと改善する可能性があるため、試してみましょう。

手動でWindows updateを行う手順

  1. スタートボタンから「設定」をクリック
  2. 「設定」内の「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「Windows Update」をクリック
  4. 右側に表示された「更新プログラムのチェック」をクリック
  5. 「更新プログラムを確認しています…」というメッセージが表示されたらしばらく待つ
  6. 更新プログラムがある場合はインストールが終わるまで待つ
  7. 「最新の状態です」と表示されたら終了

参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10のWindows Updateを手動で行う方法

使用していないアプリケーションによる負荷

パソコンで作業中には、必要最低限のアプリケーションだけを起動しましょう。必要以上のアプリケーションを開くとパソコンに大きな負荷がかかります。

調べものをする場合は大量のタブを開く場合もありますが、不必要なページを閉じることでパソコンへの負担も軽減します。

使用していないアプリケーションが常駐しているとパソコンに負荷がかかるため、こまめにチェックして、不要なアプリケーションは削除しましょう。

強制終了が何度も必要なのは寿命の可能性もあり

上記の対処法を試しても何度もフリーズし強制終了が必要なのは、パソコンの寿命の可能性もあります。

また強制終了をくり返すことで、パソコンに負担がかかり寿命を迎える場合も。突然パソコンが故障して動かなくなると困ってしまいます。

何度も強制終了をくり返す必要のあるパソコンは、処分し買い替えを検討しましょう。

まとめ:パソコンを強制終了できないときは電源を切る!再起動後はパソコンのチェックを

パソコンはさまざまな不具合からフリーズして、シャットダウンできなくなることがあります。

シャットダウンできない場合は強制終了が有効です。強制終了できない場合は電源を切るなどの方法でも対処できます。

強制終了のあとは再起動してパソコンの状態を確認しましょう。

強制終了が何度も必要な場合はパソコンが寿命を迎えている可能性もあるため処分も視野に入れましょう。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

iPhoneの動作が重いと感じたことがある人も多いのではないでしょうか?

iPhoneが重いまま放置していると、本体が熱くなったり発火したりする可能性があります。

この記事ではiPhoneが重くなる7つの原因・6つの対処法・iPhoneの修理費用を解説します。

この記事でわかること

  • iPhoneが重くなったらまず再起動してみる。
  • ストレージ容量を確保するため、iPhoneの不要なアプリ・画像・楽曲・動画を削除する。
  • Appleの保証があれば無償でバッテリーを交換できる。

iPhoneの動作が重い時にまず確認すること

iPhoneの動作が重い時にまず確認してほしいことを4つ紹介します。

インターネットの接続環境の確認

インターネットの接続環境を確認するには、以下の6つの方法があります。

  1. ネットワーク障害の状況を確認する方法:契約中のiPhoneの会社(au、SoftBank、docomo等)で「障害情報」を確認する。
  2. モバイルデータ通信の設定を確認する方法:ホーム画面>「設定アプリ」>上から5番目の「モバイル通信」で、モバイル通信がオンになっているのを確認する。一旦モバイル通信をオフにしてから、オンにし直す。
  3. 機内モードのオンとオフを切り替える方法:ホーム画面>「設定アプリ」>「機内モード」がオフになっているのを確認し、オンに切り替える。もう一度オフにしてみる。
  4. Wi-Fiをオフに設定する方法:ホーム画面>「設定アプリ」>上から3番目の「Wi-Fi」がオンになっていたら一旦オフにする。
  5. 電源を入れ直しUSIMカードを挿し直す方法:「サイドボタン」を長押しし、「スライドで電源をオフ」にする。電源がオフになったら、USIMカードを挿し直す。iPhoneを再起動させる。
  6. ネットワーク設定をリセットする方法:ホーム画面>「設定アプリ」>上から11番目の「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」>「ネットワーク設定をリセット」を押す。再度「ネットワーク設定をリセット」を押す。

以下の6つの方法を試して、インターネットが問題なく利用できるかを確認してください。

参考:iPhone、iPad、iPod touch の iOS のパフォーマンスについて – Apple サポート (日本)

アプリを複数同時起動していないか

iPhoneで同時に10個、20個のアプリを起動しているとiPhoneが重くなってしまいます。

Googleアプリは268.7MB、Google Driveは223.4MB、LINEは250.2MB、Twitterは166.5MBと一つのアプリだけでも容量を使っています。

本体の温度が高くなっていないか

iPhoneはパソコン同様、気温0〜35度の環境で使用することを推奨します。

極端に寒い場所や暑い場所でiPhoneを使うと、バッテリーの持ちが悪くなる可能性があります。

iPhoneを車内等、気温が上がりやすいところに放置しないでください。

また機器を直射日光下で長時間使用することを避けてください。

デバイス内部が高温になると、以下のような変化が見られます。

  • ワイヤレス充電を含む充電に時間がかかる、停止する。
  • 画面が暗くなる、画面に何も表示されなくなる。
  • 携帯電話無線が低電力モードに切り替わる。
  • カメラのフラッシュ機能が一瞬無効になる。
  • グラフィックを多く使うアプリや機能、拡張現実機能のアプリ・機能でパフォーマンスが下がる。

参考:iPhone、iPad、iPod touch が高温または低温になりすぎた場合 – Apple サポート (日本)

iPhoneバッテリーの寿命の目安は何年?確認方法や長持ちさせるコツも解説>>

一旦再起動してみる

何かiPhoneに不具合が起きたら、再起動してみるのが基本です。

再起動の方法はiPhoneごとに異なるので、この記事では3種類紹介します。

  1. iPhone X・11・12・13を再起動する方法:サイドボタンか片方の音量調節ボタンを同時に長押しする。電源オフスライダが表示されたらドラッグし、電源がオフになるまで約30秒待機する。再び電源を入れるには、サイドボタンを白いAppleロゴが出るまで長押しする。
  2. iPhone(第2世代)・6・7・8を再起動する方法:右側のサイドボタンを電源オフスライダが出るまで長押しする。スライダをドラッグし、電源が切れるまで約30秒待つ。電源を入れるには、サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しする。
  3. iPhone SE(第1世代)・iPhone 5以前を再起動する方法:画面上のトップボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しする。スライダをドラッグし、電源が切れるまで約30秒待つ。電源を入れ直すには、トップボタンをAppleロゴが出るまで長押しする。

参考:iPhone を再起動する – Apple サポート (日本)

iPhoneの動作が重い主な原因

次にiPhoneの動作が重い原因を紹介します。

本体またはバッテリーの劣化

これといった故障や問題がなくても、iPhoneを毎日使用していれば劣化していきます。

古い機種で最新のアプリを利用すると、iPhoneが対応できずに重くなることも。

OSを最新版にアップデートしていないと、動作に不具合が起きる可能性があります。

ホーム画面にある「設定アプリ」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」が最新になっているかを確認しましょう。

インターネット接続環境等に問題がないのであれば、iPhone本体ではなくバッテリーが劣化している可能性を考えてください。

iPhoneバッテリーの寿命の目安は何年?確認方法や長持ちさせるコツも解説>>

ネット環境が悪い

ネット環境が悪い時は、以下4つの方法を試してみてください。

  1. Wi-Fiルーターの設置場所を変える:ルーターとiPhoneを使用する場所に距離があると、インターネット接続が悪くなります。ルーターとの間に壁・家具・天井等の遮断物がある場合は、場所を変えてみましょう。ルーターの置き場所は家の中央で、壁が少ないところが良いでしょう。ルーターの位置を変えられない場合は、無線LAN中継機を置いてみても良いかもしれません。
  2. ルーターの電波周波数帯を変える:ルーターの電波がコードレス電話機・ファックス・電子レンジ・Bluetooth搭載端末等の影響でインターネット接続環境が悪化する可能性があります。そんな時は、周波数帯を少し変えるだけで改善するでしょう。
  3. ルーターを新しい機種に変更する:インターネット速度が遅いものだと100Mbps未満のものがありますが、速いものだと600Mbpsのルーターがあります。
  4. 新しい通信手段IPv6でインターネットを接続する:休日や夜間はインターネット利用者が増え、ネット回線が遅くなります。それを回避できるIPv6の利用には、通信事業者やプロバイダーでの申し込みが必要です。

メモリ不足

iPhoneのメモリとは、ストレージに対して一度に作業できる量を意味します。

メモリ不足解消には、iPhoneの再起動・アプリの再インストール・起動中のアプリを閉じるといった対策が有効です。

ストレージの容量不足

ストレージ残量は、「設定アプリ」>上から11番目の「一般」>「iPhoneストレージ」から確認できます。

不要なアプリを削除する・iPhone内の画像を削除するかOne Drive等に移す・不要な楽曲を削除する・メールのごみ箱を削除する等してみてください。

参考:iPhone、iPad、iPod touch のストレージを確認する方法 – Apple サポート (日本)

アプリの容量が大きい

iPhoneは、とくにゲームアプリの容量が大きいです。

映像がたくさん流れるアプリは容量を使うので、注意しましょう。

iPhoneの動作が重い時の症状別対処法

iPhoneの動作が重い時の症状別対処法を6つ紹介します。

アプリの容量が大きい場合

とくにゲームアプリは容量が大きいので、大きいものから削除してみてください。

例えば「アサシンクリードリベリオン」(897.7MB)や「Pixel Gun 3D」(2.4GB)は容量がとくに大きいので有名です。

ゲームアプリの使いすぎには注意が必要です。

複数のアプリを同時起動している場合

こまめに同時起動中のアプリを閉じましょう。

アプリを一旦閉じるには、以下の方法を参考にしてください。

  1. iPhone X等ホームボタンがない機種の場合:画面下部から上に向けてスワイプし、途中で指を止める。起動中アプリが全て表示されるので、閉じたいアプリを下から上へスワイプする。アプリを閉じ終えたら、他のスペースをタップするとホーム画面に戻る。
  2. iPhone 8等ホームボタンがある機種の場合:ホームボタンをすぐに2回押し、閉じたいアプリを下から上にスワイプする。

ストレージの容量が圧迫されている場合

「設定アプリ」でiPhoneのストレージ容量が少なくなっている場合、未使用のアプリを削除したり画像の枚数を減らしてみたりしてください。

写真や動画は容量を占有しやすいです。

画像のストレージ容量を確保するには「iCloud」と連携を取る、One Drive・Google Drive・Google フォト等にそれらを預ける方法が考えられます。

参考:iPhone、iPad、iPod touch のストレージを確認する方法 – Apple サポート (日本)

キャッシュが溜まっている場合

キャッシュとは、アプリやシステムプログラムに一時的にダウンロードされたデータやファイルのことです。

Safari・Chrome・LINE・Twitterのキャッシュ削除の方法を以下に記載します。

  1. Safari:「設定アプリ」>「Safari」を押し、「履歴とWebサイトデータを消去」を選択する。
  2. Chrome:Chromeを起動後、画面右下の「…」をタップし「履歴」を押す。「閲覧履歴データの削除」画面で「キャッシュされた画像とファイル」の削除を行う。
  3. LINE:ホーム画面右上にある歯車ボタン>「トーク」>「データの削除」>「キャッシュデータ」にチェックを入れて「選択したデータを削除」を選択する。
  4. Twitter:ホーム画面左上にある「三」をタップし、「設定とプライバシー」>「データ利用の設定」>「メディアストレージ」と「ウェブサイトストレージ」でデータを削除する。 

文字入力が遅い場合

キーボード入力に時間がかかる場合は、5つの方法を試してみてください。

  1. iOSをアップデートする:見出し「本体またはバッテリーの劣化」を参考にする。
  2. キーボードの設定を変える:「設定アプリ」>「一般」>「キーボード」から、英語の欄にある各項目をオフにする。
  3. キーボードの変換学習をリセットする:「設定アプリ」>「一般」>「リセット」を選択する。今までに入力したことのある単語の履歴を削除できます。
  4. iCloudの設定を変える:「設定アプリ」>「iCloud」>「iCloud Drive」に行き、「iCloud Drive」をオフにする。
  5. ユーザー辞書の数を減らす:「設定アプリ」>「一般」>「キーボード」>「ユーザー辞書」を選択し、要らない単語を削除する。

本体が熱い場合

前述の通り、気温0~35度の環境でiPhoneを利用するようにしましょう。

また充電しながら利用している・複数のアプリを同時に使用している・ストレージ容量が圧迫している・バッテリーが劣化している時も、本体が熱くなります。

本体が熱くなり発火・爆発してしまってはとても危険なので、怪我には気を付けましょう。

参考:iPhone、iPad、iPod touch が高温または低温になりすぎた場合 – Apple サポート (日本)

Phoneが発熱する原因は?すぐ熱くなる時の対処法を解説>>

iPhoneの動作を高速化するための最適化アプリ

iPhoneの動作が重い時は、最適化アプリを利用して高速化を図るのもおすすめの方法です。

App Storeでは、iPhoneを最適化するためにさまざまなアプリが開発されています。

たとえば、世界中で100万人以上のユーザーが利用している「Phone Doctor Plus」では、スマホのハードウェアを25項目に分けてチェックし、可視化できない不具合を見つけることが可能です。

Wi-Fiの接続状況などの外部要因を調べたい場合は、「iChecker」が適しています。

診断結果がグラフで表示されるため、スマホの環境が一目でわかる点が嬉しいポイントです。

手軽に最適化したい方は、「節電バッテリーマニア」というバッテリー対策アプリを使用するのもよいでしょう。

本来はバッテリーの寿命を伸ばすことを目的としたアプリですが、メモリ消去などの機能も搭載しています。

ワンタップで最適化できるため、煩わしい操作を省きたい時にもぴったりです。

動作が重いiPhoneがどうしても直らない時の最終手段

動作が重いままiPhoneが直らない場合の最終手段が2つあります。

専門業者またはメーカーに修理を依頼する

au・SoftBank・docomoはiPhoneのバッテリー交換を受け付けています。

SoftBankのiPhoneは5,940~8.140円でバッテリー交換が可能です。

docomoでオンライン修理受付サービスを利用する際は、dアカウントを作成してからにしましょう。 

iPhoneがApple製品限定保証またはAplleCare+の保証対象であれば、無料でバッテリーを交換できます。

新しいiPhoneに買い替える

修理をしても重いのが直らなかったiPhoneは処分して、新しいiPhoneを購入しましょう。

携帯処分.comはデータ消去代・リサイクル代が一切無料で、24時間365日のご利用が可能です。

ただし画面が割れているiPhoneや分解してしまったiPhone、大破したiPhoneは受け取れません。

iPhoneを袋に入れてセブンイレブン・ファミリーマート・デイリーヤマザキ・ポプラといったコンビニエンスストアまたは自宅から送り、処分しましょう。

送料はクロネコ宅配便でのみ無料です。

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iPhoneを重いまま放置しておくのが危険な理由

iPhoneを重いまま放置しておくのが危険な理由を2つ紹介します。

本体自体の故障

iPhoneが重いまま放置しておくと、バッテリーの劣化が早まり最悪の場合本体が発火します。

動作が重いだけなら大丈夫、と思って放置していると大変なことになってしまうので気を付けてください。

重くなったままにしていると、再起動を何度も繰り返すリンゴループが発生する可能性があります。

この場合ホーム画面にも行けないので、とても不便です。

バッテリーの劣化が早まる

iPhoneにはリチウムイオンバッテリーが用いられています。

何度も充電すると、充電が必要になるまでの時間が短くなるでしょう。

数年使用したiPhoneはバッテリー残量が少なくなると、突然シャットダウンされてしまいます。

パフォーマンスが低下したiPhoneには、以下のような変化が起こります。

  1. アプリの起動に時間がかかる。
  2. スクロール中のフレームレートが低くなる。
  3. バックライトが暗くなる。
  4. スピーカーの音量が小さくなる。
  5. 一部のアプリでフレームレートがだんだん下がる。
  6. カメラのフラッシュが使用できなくなる。
  7. バックグラウンドで更新される予定のアプリが起動中に再読み込みされる。

参考:iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート (日本)

iPhoneバッテリーの寿命の目安は何年?確認方法や長持ちさせるコツも解説>>

iPhoneの動作が重くなってしまった時の注意点

iPhoneの動作が重くなった時の注意点を2つ記しておきます。

初期化するなら事前にバックアップしておく

iCloudでiPhoneをバックアップする方法はこちら。

  1. iPhoneをWi-Fiにつなぐ。
  2. 「設定アプリ」>「ユーザ名」を選択し、「iCloud」を選択する。
  3. 「iCloudバックアップ」をタップし、「今すぐバックアップを作成」を選択する。

iCloudのバックアップでは、GmailやApp Storeのコンテンツは保存されません。

参考:iCloud で iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法 – Apple サポート (日本)

長時間そのまま放置しない

iPhoneの画面上で操作していなくても、そのまま放置しているとバッテリー残量は減ります。

放置を続けると過放電状態になり電池セルの劣化が進んでしまいます。

iPhoneを使用しない時は、電源をオフにしましょう。

まとめ:iPhoneの動作は重い時は症状に応じて適切な対処を行うことが大切

iPhoneを長い間利用していると動作が重くなったり遅くなったりすることがありますが、しっかりと原因を確認して適切な対処を行うことが重要です。

しかし、寿命が近づいてきてどうしても直らない場合はiPhoneの処分も検討しましょう。

携帯処分.comではiPhoneの処分を無料でやってくれます。

土日祝日関係なく、クロネコ宅急便を利用すればiPhoneを破棄できますので、ぜひ利用してみてください。

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監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

パソコンの起動後や作業中にブルースクリーンになると戸惑ってしまいますよね。

しかし、焦ってすぐに電源を切ってはいけません。

この記事では、ブルースクリーンが発生する原因や対処法を紹介します。

パソコンの再起動や部品交換といった対処法を試し、メーカーや専門業者に修理を出しても直らなかった場合は、パソコンを処分しましょう。

どのタイミングでブルースクリーンになったかによって対処法が異なるので、よく確認してください。

この記事でわかること

  • ブルースクリーンが出たら電源はオフにせず、すぐにエラーコードをメモする
  • ブルースクリーンの原因は主に、Windowsの問題や部品の劣化・故障等がある
  • ブルースクリーンになったパソコンの修理は5,000~16,000円+部品代がかかる

ブルースクリーンとは

ブルースクリーンとは、パソコンの青い背景に白い文字の英語が表示された画面のことです。

WindowsOSが搭載されているMicrosoftのパソコンで、OSに異常が生じたときに起こる現象です。

画面がこの状態になるとキーボードの操作はできず、一度表示されると再起動後も表示されます。
ブルースクリーンは突然表示されることが多いですが、起動システムとメモリのタイミングが合わないときに発生する可能性が高くなります。

ブルースクリーンが出やすいタイミングは以下の4つに分類されます。

下記を参照すると、起動中または作業中に出やすいことがわかるでしょう。

  • パソコン使用中

メモリの読み込みエラーなど、パソコン作業中のトラブルがブルースクリーンの原因になることがあります。

ブルースクリーンになって10分後に再起動するため、気を付けてください。

作業中のファイルはこまめに上書き保存をしましょう。

  • ロゴが表示された後

メーカーロゴが表示された後、ハードディスク等基本的な動作に関わる部分のトラブルが発生するとブルースクリーンになる可能性があります。

  • ロゴが表示される前

電源をオンにしてすぐにブルースクリーンになり、先に進みません。

  • Windowsupdate後

Windowsのupdate後、画面に「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります」という表示が出ることがあります。

この状態だとデスクトップにログインしてのデバイスマネージャーの表示や、システムログの確認ができません。

参考:Dell コンピュータでのブルースクリーンまたはエラーコードの停止のトラブルシューティング | Dell 日本

ブルースクリーンが出たときの注意点

ブルースクリーンが出たときの注意点を2つ紹介しておきます。

電源は切らない

ブルースクリーンになってもすぐに電源をオフにしないでください。

電源を切ってしまうと、エラーコードのメッセージを控えられません。

ブルースクリーンが表示されて10分程経つと自動的にパソコンが再起動します。

再起動される前に画面上のエラーコードをメモしておきましょう。 

再起動されたらすぐに、データのバックアップを外付けのハードディスクやUSBメモリ、ネットワークHDDに取ってください。

エラーコードを見逃さずメモを取る

エラーコードはパソコン起動時や作業中に出ることが多いです。

エラーコードが出ると10分後に自動で再起動されるので、その前にエラーコードのメモを取るか携帯電話で画面の写真を撮ってください。

ブルースクリーン上のエラーコードにはそれぞれ意味があるので、見逃さないようにしましょう。 

エラーコードを見逃した場合の確認方法

エラーコードのメモを取れなかったときは、以下の対応を取ってください。

  1. パソコン左下の「Windows」マークを右クリックし、「イベントビューアー」を選択する。
  2. 「イベントビューアー」画面左の「Windowsログ」をダブルクリックし、一覧から「システム」を選択する。
  3. システムのイベント数が表示されたら、一覧から「現在のログをフィルター」を選択する。
  4. フィルター画面が表示されたら、「イベントソース」横の矢印を選択し、下にスクロールする。一覧の中の「Bug Check」にチェックを入れる。
  5. 「現在のログをフィルター」画面右下の「OK」をクリックする。
  6. 元の画面に戻り、「イベント」を選択すると発生したイベント内容が確認できる。
  7. イベント内容の「詳細」タブをクリックしエラーコードを確認する。

参考:ブルースクリーンのエラーコードやログを確認する方法 – Dell Community

【原因別】ブルースクリーンのエラーコードの種類

ブルースクリーンのエラーコードの種類を紹介します。

ドライバー

ドライバー(パソコン内蔵機器や周辺機器を動かすためのファイル)や、実行中のソフトウェアに不具合が起きているときのエラーコードはこちら。

エラーコード意味
0x0000000Aアクセス許可外領域へのアクセス
0x0000001E無効な領域へのアクセス
0x0000003F不適切なメモリ管理
0x0000007E互換性の問題が発生している、または破損している
0x0000009Fデバイスドライバーや接続中デバイスの不具合が起きている
0x000000BEドライバーかメモリの不良・破損している
0x000000D1ドライバーに不具合がある
0x000000D8ドライバーがメモリ使用量を正しくクリーンアップできていない、あるいはドライバーに不具合がある
0x00000116ディスプレイドライバーに不具合がある

メモリ

メモリ関係のエラーコードはこちらを参照してください。

エラーコード意味
0x00000050読みだしたいデータがメモリ内に存在しない
0x000000F2メモリ自体が応答しない
0x0000002Eメモリに不具合が起きている
0x0000007Fメモリが物理的に壊れている

これらのエラーコードが出たら、メモリが正しく読み込めていない証拠です。

ハードディスク

ハードディスク関係のエラーコードはこちらになります。

エラーコード対処法
0x0000007ACDから起動できるOSでパソコンを起動し、バックアップを取る
    0x000000ED「F8」キーを押しセーフモード起動を試み、「chkdsk/f」「chkdsk/r」を実行する
    0x00000024ハードディスクのファイルシステムか不良ブロックが壊れている
    0x000000F4ハードディスクかハードディスクケーブルが故障している

これらのコードが出たら、パソコンのハードディスク等記憶装置にエラーが発生しているはずです。 

どれもHDDの物理的な故障を意味します。

より詳しいエラーコードはこちらから確認できます。

参考:コンポーネント別の Windows Update エラー コード一覧 – Windows Deployment | Microsoft Docs

ブルースクリーンが起こる原因

ブルースクリーンが起こる原因を9つ紹介します。

Windowsの不具合

OSであるWindows、ソフトウェア面での不具合が原因になっている場合がこれです。

Windowsの不具合が原因だと最悪、リカバリ作業(パソコンを初期化する作業)が必要です。

Windowsの更新プログラムが上手くいかなかった

Windowsの更新プログラムが実行できない場合は、常駐プログラムの影響またはシステム破損の可能性を考えてください。

クリーンブートとシステムファイルチェッカーを確認してみましょう。

クリーンブートは、スタートアップに登録されているアプリとサービスを無効にしたままパソコンを起動する方法です。

部品の劣化または故障

パソコンに周辺機器を接続しているときにブルースクリーンが起きたら、一旦部品を全て外してみましょう。

ブルースクリーンが改善されたら、今度は一つずつ機器を付け直して原因を探します。

パソコンの部品劣化や故障がブルースクリーンの原因になっている場合は、メーカーや専門業者に依頼して部品を交換してください。

システムファイルの破損

システムファイルが破損している可能性もあります。

その場合は以下の7つの方法を試してみてください。

  1. システムファイルチェッカーツールを実行する
    • 「Windows」マークを右クリック
    • 「Windows PowerShell(管理者)」>「sfc/scannow」を入力して「Enter」を押す
    • コマンドを実行するとシステムファイルチェッカーツールの実行が始まる
  2. DISMコマンドを実行する
    • 「スタートメニュー」を右クリック
    • 「PowerShell」ウィンドウ>「DISM.exe/Online/Cleanup-image/Restorehealth」を入力して「Enter」を押す
    • DISMコマンドが自動修復を開始する。
  3. スタートアップ修復を実行する
    • 回復環境を起動す
    • 「オプションの選択」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」をクリック
  4. 手動で正しいシステムファイルを上書きする
    • 「Windows」マーク>「ファイル名を指定して実行」>「%windir%\Logs\CBS\」を入力して「OK」を選択
    • 一覧から「CBS.log」をデスクトップに移動して、ログの内容を確認
    • 「Windows」マーク>「Windows PowerShell(管理者)」をクリック
    • 壊れたシステムファイルの所有権を取得し、「takeown/f」を入力して「Enter」キーを押す
    • 壊れたシステムファイルのフルアクセスを許可し、「icacls」を入力して「Enter」キーを押す
    • システムファイルをコピーコマンドを用いて上書きする
  5. ディスククリーンアップを実行する
    • 「スタートメニュー」>「エクスプローラ」>「PC」>「ローカルディスク(C:)」>「プロパティ」>「ディスクのクリーンアップ」>「システムファイルのクリーンアップ」をクリック
    • 削除したいファイルの項目を選択し「OK」を押す。
  6. システム復元を実行する
    • 「スタートメニュー」>「システム」>「システム情報」>「システムの保護」>「システムの復元」をクリック
  7. Windows 10を初期化する
    • 「Windows」マーク>「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」>「このPCを初期状態に戻す」を選択する。

基盤やマザーボードの故障

マザーボード部分に接触不良が起こると、エラーになりブルースクリーンを起こすことがあります。

マザーボードを掃除してもブルースクリーンが直らない場合は、HDD障害が起きているかもしれません。  

内部基盤が壊れた状態で通電させると最悪発火してしまう可能性があるので、極力電源を入れないでください。

ノートパソコンであればバッテリーを取り外しておきましょう。

マザーボード故障時の症状とは?4大原因と2つの調べ方を解説>>

ウイルス感染

パソコンがウイルスに感染したときもブルースクリーンになる可能性があります。

このような事態を防ぐために、McAfee・Norton・kaspersky・eset・ウイルスバスタークラウドといったセキュリティソフトをパソコンに導入しておきましょう。

万が一ウイルスに感染してしまったら、以下の対応を取ってください。

  1. セキュリティソフトをアップデートする。
  2. ネットワークから切断する。
  3. セキュリティソフトのウイルススキャンで、ウイルスの種類を特定をする。
  4. ウイルスの感染源となったメールや、ダウンロード済みのファイルを削除し、ゴミ箱から完全に削除する。

パソコンがウイルスに感染した原因と対処方法 >>

メモリの不具合

ブルースクリーンの原因がメモリの不具合であるならば、少し時間を置いてから再起動しましょう。

再起動で修復する可能性があります。

実行中のプロセスやドライバーが、アクセス許可のないメモリ領域にアクセスしようとしたときも、ブルースクリーンになります。

「explorer.exe」等安定したプログラムが原因である場合は、メモリが故障している・不良品である可能性が高いです。

パソコンが修復しなくても同じ型番のメモリを購入する、メモリを挿し直すなどの対応を取ってみてください。

ハードディスクの破損

以下のエラーコードが出た場合は、HDDやSSDの不具合が原因だと考えましょう。

  • 0x0000007A
  • 0x000000ED
  • 0x000000F4

パソコンから外付けHDDやUSBメモリを外すだけで解決することもあります。

ハードディスクが破損している場合、中のデータも破損していると考えた方が良いでしょう。

事前にハードディスクやGoogle Drive、Dropboxなどにバックアップを取っていないならデータ消失の可能性があります。

ハードディスク故障の原因は?症状と修復方法を解説!>>

ドライバーの不具合

ドライバーの不具合に起因する場合、ドライバーが多くのメモリを要求したためにシステムが使い果たしてしまいます。

パソコンの作業中よりも起動した後にブルースクリーンになることが多いのは、このせいです。 

新しいハードウェアをパソコンに接続するとき、ドライバーが正確にインストールされない場合があります。

この場合、ドライバーがOSに対応していないので最新のバージョンにアップデートしてください。

ブルースクリーンのエラーに対する対処法

ブルースクリーンのエラーに対する対処法を9つ紹介します。

パソコンを再起動する

メモリの不具合が原因でブルースクリーンが起きている場合は、少し時間を置いてから再起動してみましょう。

再起動は「スタートメニュー」から再起動する方法・サインアップ後に再起動する方法・ショートカットで再起動する方法の3つがあります。

部品を交換する

ハードディスクが劣化または故障している場合、とくに異音が聞こえる場合は部品を交換しましょう。

劣化・故障した部品が保証期間内であれば、メーカーに問い合わせれば無償で交換できます。

パソコンを購入して2〜3年経過していたら保証期間を過ぎているので、メーカーか専門業者で部品を購入してください。

周辺機器を全て取り外す

パソコンにHDD・外付けSSD・USBメモリ・マウスが接続されている場合は、すべて取り外してください。

周辺機器をすべて取り外してもブルースクリーンが終わらなかったら、周辺機器に問題があります。

一つずつ順番に機器をつけて、不具合が発生している機器を調べましょう。

システムを復元する

システムに不具合が発生する前の状態に戻すことをシステム復元といいます。

画面左下の「Windows」マークを押して「設定」に行き、「システム」をクリックすれば実行可能です。

ノートパソコンの場合は必ずACアダプターをパソコンに接続しましょう。

システムを復元すると、パソコンが初期化してしまうことを知っておいてください。

メモリーを挿し直す

パソコンのメモリの挿入具合が緩んだり接触不良が起きたりすると、ブルースクリーンが起きます。

メモリを挿し直すときは静電気が起きないよう注意してください。

デスクトップパソコン、ノートパソコンそれぞれの挿し直し法を紹介します。

  • デスクトップパソコン
  1. パソコンの電源を切り電源コードを抜く。
  2. キーボード・マウス・LANケーブル等の周辺機器を全て取り外す。
  3. パソコン本体の側面パネルを開け、メモリのロックを解除して真っすぐ引き抜く。
  4. メモリを挿し直す。
  • ノートパソコン
  1. パソコンの電源を切りACアダプターや周辺機器を全て取り外す。
  2. パソコンを裏返しメモリカバーを開ける。
  3. メモリのロックを解除し、真っすぐ引き抜く。メモリを挿し直す。 

接続機器を挿し直す

接続機器が原因でブルースクリーンが起きたときは、一旦全てを取り外しましょう。

その後に機器を一つずつ挿し直してみてください。

機器を全て外したときにブルースクリーンが起きなければ、それぞれのドライバーが最新のものかを確認しましょう。

ドライバーが古ければ、新しいものを取り入れてください。

一台ずつ周辺機器を付け直して問題が起きたら、機器または機器のドライバーがパソコンに対応していないのかもしれません。

パソコンのリカバリを実施

パソコンのリカバリには最低2時間以上、長いと半日以上かかるので時間に余裕を持って実行しましょう。

リカバリーにはリフレッシュ・システムの復元・リセット(ファイルの削除のみ行う・ドライブを完全にクリーンアップする)があります。

  • リフレッシュ

画面の右端からスワイプインし「設定」を選択し、「PC設定の変更」をクリックする。

「保守と管理」をクリックし、「回復」を選択する。画面に表示される指示に従う。

リフレッシュはWindowsが再インストールされ、個人用ファイルと設定は保存されたままになります。

  1. システムの復元
    • 画面左下のスタートメニューから「設定」>「システム」>「詳細情報」>「関連設定」>「システムの保護」>「システムの復元」を選択
    • 「システムファイルと設定の復元」で「次へ」を選択
    • 一覧から「復元ポイント」をクリックし、「影響を受けるプログラムの検出」をクリック
    • 「削除されるプログラムとドライバー」「復元が見込まれるプログラムとドライバー」のボックスを確認し、画面を閉じる
    • 復元ポイントが選択されていたら、「次へ」を選択
    • 「復元ポイントの確認」という画面で「完了」を押す
  2. リセット
    • 画面左下の「スタートメニュー」から、順番に「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」を選ぶ
    • 「このPCを初期状態に戻す」の画面で「開始する」をクリック
    • 「このPCをリセットする」画面で「すべて削除する」を選ぶ

リセットしてしまうと、パソコンが出荷前の状態になるので全てのデータが削除されます。

更新プログラムのアンインストールをする

Windowsの更新プログラムは、Windowsの不具合やセキュリティホール等を修正するためのものです。

しかし更新プログラムインストール後にブルースクリーンになった場合は、アンインストールしてみましょう。 

更新プログラムのアンインストールは、画面左下の「Windows」マークから「設定」>「更新とセキュリティ」>「更新の履歴を表示する」>「更新プログラムをアンインストールする」をクリックすれば実行可能です。 

BIOS設定を見直す

設定が変更され外付けハードディスクやUSBメモリからOSの起動が行われてしまうと、パソコンが起動できません。

一旦BIOS設定を見直しましょう。

BIOS設定の起動方法は以下の2つを参考にしてください。

  • ファンクションキーを使ってBIOS設定を起動させる方法

パソコンの電源を入れてメーカーロゴ画面が表示されている間に、「F2」キーを押す。

  • Windows 10の画面からBIOS設定を起動させる方法

「スタートメニュー」から、「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」を選択する。

「今すぐ再起動」を選択し、「オプションの選択」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「UEFIファームウェアの設定」>「再起動」をクリックする。

ブルースクリーンで再起動を繰り返す場合の対処法

ブルースクリーンで再起動を繰り返すときの対処法を4つ紹介します。

システムの復元を試す

システムの復元を試す場合は、その前にデータを復旧してください。

スタートアップ修復を起動させた後、トラブルシューティングの画面から「詳細オプション」を選択し「システムの復元」をクリックします。

システムの復元を実行してもブルースクリーンが直らない場合は、この操作を取り消してください。

システム復元の取り消し方は以下の手順を参考にしましょう。

  1. 画面左下の「スタートメニュー」から、順番に「Windowsシステムツール」>「コントロールパネル」>「システムセキュリティ」>「セキュリティとメンテナンス」>「回復」>「システムの復元を開く」>をクリックする。
  2. 「システムの復元」という画面が出たら、「システムの復元の取り消し」を選択する。

Windowsをリカバリする

リカバリを行うと、パソコンは初期状態に戻ってしまうため最終手段として考えてください。

Windowsのリカバリにはリカバリーメディアを使用する方法、リカバリ領域を使用する方法の2つがあります。

  • リカバリメディア(回復ドライブ)を使用する方法
  1. 回復ドライブを接続しパソコンの電源を入れる。
  2. 「オプションの選択」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」をクリックする。「システムの復元」「このPCを初期状態に戻す」から一つを選択する。 
  • リカバリ領域を使用する方法
  1. 「スタートメニュー」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」をクリックする。
  2. 「このPCを初期状態に戻す」という画面が出たら、「開始する」を選択する。
  3. 「個人用ファイルを保持する」「全て削除する」「出荷時の設定に戻す」の中からいずれかを選ぶ。

BIOSの初期化を行う

BIOSとはBasic Input Output Systemの略称で、マザーボードに搭載されている必要不可欠なプログラムのことです。

BIOSには以下、4つの設定が用意されています。

  1. パソコン本体の設定や情報の確認
  2. 電源や起動の仕方の設定
  3. セキュリティやパスワードの設定
  4. 周辺機器を接続するための設定

BIOSの初期化をするにはパソコンをシャットダウンして周辺機器を全て取り外し、90秒放置してからケーブルを接続しましょう。

パソコン起動後「F2」キーを連打すると「BIOSセットアップユーティリティ」という画面が出るので、BIOSを初期化してください。

セーフモードを起動する

セーフモードは、「設定」「Shutdownコマンド」「Shiftキー」「システム構成」から起動することができます。

「設定」から起動させる方法

  1. 「スタートメニュー」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」>「今すぐ再起動」をクリックする。
  2. 「オプションの選択」で「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」を選択する。
  3. 画面が変わったら、数字「4」か「F4」キーを押し、「セーフモードを有効にする」を選択する。

「Shutdownコマンド」から起動させる方法

  1. 「Windows」マークと「X」キーを同時に押し「ファイル名を指定して実行」をクリックする。
  2. 名前の部分に「Shutdown / r / o / t 0」を入力して「OK」を選択する。
  3. 「オプションの選択」が出たら、「「設定」から起動させる方法」の2.3.と同じ操作を行う。

「Shift」キーから起動させる方法

  1. 「スタートメニュー」>「電源ボタン」をクリックする。
  2. 「Shift」キーを押しながら「再起動」を選択する。
  3. 「「設定」から起動させる方法」の2.3.の操作を行う。

「システム構成」から起動させる方法 

  1. 「Windows」マークと「X」キーを同時に押し、一覧から「ファイル名を指定して実行」をクリックする。または「Windows」マークと「R」キーを同時に押す。
  2. 名前の部分に「msconfig」と入力し、「OK」をクリックする。
  3. タブ「ブート」を選択し、ブートオプションの「セーフブート」にチェックを入れて「OK」を押す。
  4. 「再起動」を選択して、再起動されたらデスクトップ画面に「セーフモード」と表示されていることを確認する。 

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対処法を試してもブルースクリーンが直らないときは

前述の方法を試してもブルースクリーンが直らないときは、以下2つの策を取ってください。

新しいパソコンに買い替える

ブルースクリーンが直らないのであればパソコンの寿命の可能性もあるので、買い替えるのがおすすめです。

パソコンの寿命は大体3〜5年と言われているので、それ以上使っているとどんどん劣化していきます。

ブルースクリーン以外にもフリーズしたり電源が落ちたりすることを繰り返す場合は、買い替えを検討しましょう。

またパソコンを買い替える際はデータ移行なども忘れずに行いましょう。

パソコンの買い換えに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。

パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること>>

メーカーまたは専門業者に修理を依頼する

ブルースクリーンが頻発するようなら、メーカーや専門業者に修理してもらってください。

メーカーの保証期間を過ぎているパソコンは専門業者に依頼しましょう。

修理を依頼すると、以下のような費用がかかります。

サービス料金
システム修復9,000円+部品代
HDD交換修理16,000円+部品代
メモリ交換修理5,000円+部品代

まとめ:ブルースクリーンのパソコンは原因別に正しく対処しよう

ブルースクリーンは主に起動時、作業中に出やすいので何をしたときにそうなったかを確認しましょう。

HDD等の故障であれば部品を購入する必要がありますが、再起動すれば直るものもあります。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

 

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