ノートPCは持ち歩けることがメリットの一つですが、充電できなくなるとそのメリットも活かすことができません。
パソコンが充電できない原因には充電器の故障やバッテリーの劣化などがあります。
この記事では
について解説していきます。
目次
HPのパソコンが充電できない原因には以下のものが考えられます。
まず見落としがちなことですが、電源アダプターが確実に接続されているか確認しましょう。
延長コードなどに差している場合は特に確認が必要です。
延長コードの差し込み口が掃除の際に引っかかって抜けてしまったり、同居の家族や子供がいる場合は知らない間に抜かれていることもあります。
確実に接続されているのに充電されない場合は電源アダプター自体の故障やコードの断線も考えられます。
その場合は他の充電機やコードを利用して充電できるか確かめてみましょう。
パソコンは電気を溜め込んでしまうことがあり、その場合は充電できなくなることがあります。
帯電は主に静電気が原因で起こります。
乾燥した環境やホコリっぽい部屋などでノートPCを使うと静電気が起こりやすくなり、帯電する要因となります。
パソコン本体が熱すぎる場合も充電できないことがあります。
ノートPCの排熱が上手くいかずに熱くなったり、直射日光が当たる場所など高温下で使用していると、安全機能が働いて一時的に充電できない状態になります。
パソコンは人間が快適と思える環境で使用することが推奨されているので、極端に暑い部屋で使うことは避けて、エアコンなどを活用するようにしましょう。
バッテリーが劣化していたり、故障している場合も充電できません。
ノートPCに使われているリチウムイオンバッテリーは300~500回程度の充放電を繰り返すと寿命を迎えるといわれています。
期間でいえばおおよそ2~3年ほどで寿命を迎えることになりますが、ハードに使っている人ほど充電回数が増えるので、よりバッテリーの寿命が短くなるといえます。
また過放電といって、使わずに放置したりバッテリー容量を極限まで使い切ってしまうと、二度と充電できない状態になることもあります。
しばらく使っていなかったときに充電できない場合は過放電を起こしてしまった可能性も考慮する必要があるでしょう。
パソコン本体が故障している場合も当然ですが充電できません。
パソコン本体が壊れる要因はさまざまですが、パソコンに強い衝撃を与えてしまった、飲み物をこぼしてしまったなどのあとに充電できなくなった場合は本体の故障と考えてもよいでしょう。
HPのパソコンが充電できないときは以下の項目を確認してみましょう。
パソコンが充電されないときはまず、電源アダプターが正しく接続されているか確認しましょう。
コンセントに挿したつもりでもゆるかったり、延長コードの差し込み口が抜けている可能性もあります。
またタコ足配線をしている場合は電力が足りなくなることもあるので、使っていない機器のコードを抜く、電源アダプターをコンセントに直接挿すなどして対処しましょう。
充電の前にパソコン本体が熱くなりすぎていないか確認しましょう。
パソコンが熱くなる原因としては
などが挙げられます。
高負荷の作業をした直後であればしばらく作業を中断して、温度が下がるのを待ちましょう。
また絨毯の上やホコリで吸排気口が詰まっていると適切な冷却を妨げることもあるので、机の上で使う、ホコリを取り除くなどの対処を行います。
パソコンを使っている部屋自体が暑い場合も本体温度の上昇に繋がるので、エアコンなどを活用して適切な室温を保つようにしましょう。
動画編集やゲームなどの負荷がかかる作業をしながらの充電は場合によっては充電が間に合わず、充電が進まないように見えることがあります。
電源アダプターを接続して動作しているようであれば問題はありませんが、その場合は普段よりも充電に時間がかかることもあります。
HPのパソコンが充電できないときは以下の方法を試してみてください。
今使っている電源アダプターを正しく接続しても充電されない場合は別のアダプターを試してみましょう。
タイプCのケーブルで充電するタイプの場合は家にある他のものを使ってみるのもよいでしょう。
パソコンの機種によっては専用のアダプターが用意されていることもあり、市販品が使えない場合もあるので、その場合はメーカーに修理を依頼した方が確実です。
パソコンが帯電している場合は放電作業をすることで解消する可能性があります。
パソコンを放電するには以下の方法が有効です。
バッテリーが外れるモデルの場合は一度外してから、再度取り付けてみましょう。
何らかの理由でバッテリーが接続不良になっている場合はこの方法で解決できることもあります。
パソコン本体が熱すぎる場合はいったん使用を中止して冷却しましょう。
またパソコンを使っている環境が暑い場合は部屋の温度を下げる、直射日光を避けるなどしてパソコンが熱くならないようにします。
冷却がスムーズにできなくてパソコンが熱くなっている場合は吸排気口を掃除し、ホコリなどを取り除きましょう。
バッテリーが寿命を迎えていたり、過放電してしまった場合は充電することができません。
その場合はバッテリーを交換するしか方法がないので、HPの問い合わせ窓口や民間の修理業者に依頼しましょう。
HP Care Pack ワンタイム内蔵バッテリー交換サービス
充電が進まないと感じるときはパソコンの設定を見直してみましょう。
画面の明るさを最大にしていたり、高パフォーマンス設定になっていると多くの電力を消費します。
また動画編集やゲームなどのCPU、GPUに多大な負荷がかかる作業をしながらの充電は満充電まで時間がかかることがあります。
高パフォーマンス設定を変更するには以下の方法で行います。
以上、HPのパソコンが充電できないときの対処法について解説してきました。
充電できないときはまず原因を突き止めることから始めましょう。
ポイントは以下の通りです。
以上を確認したらそれぞれに応じた対処法を実施しましょう。
ただしバッテリーや本体の故障の場合は修理に出すしか方法はないので、HPの公式サービスに申し込むか、民間の修理業者に依頼しましょう。