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LenovoのThinkPadが熱い原因とファンが回り続ける時の対処法

LenovoのThinkPadは、その高い耐久性と優れた性能で多くのビジネスパーソンから支持を受けています。しかし、長時間の使用など様々な原因によって異常に熱くなり、ファンがひっきりなしに回ることがあります。

パソコンの過熱は寿命を縮める原因となるため、早めの対策が重要です。この記事では、ThinkPadが熱くなる主な原因と対処法、さらにファンが止まらない場合の対処法について詳しく解説します。そもそもThinkPadが熱くならないためにできる対策も紹介しますので、参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • LenovoのThinkPadが熱くなる原因は高負荷やホコリ
  • ThinkPadを熱いまま放置すると熱暴走のリスクがある
  • ファンが回りっぱなしになるのは内部温度が高温になっているため
  • 定期的なクリーニングが重要

Lenovoのパソコンが重い場合や起動しない場合の対処法は、下記記事でも詳しく解説しています。

lenovoのパソコンが重い原因は?改善方法や不要なソフトを解説>>

Lenovoのパソコンが起動しない!ロゴから動かないときの対処法も>>

Lenovo「ThinkPad」が熱くなる原因

LenovoのThinkPadが熱くなる原因は、以下があります。

  • CPUやGPUへの高負荷
  • 内部に溜まったホコリ
  • ThinkPadを設置している環境
  • 冷却ファンの不具合

順番に解説します。

CPUやGPUへの高負荷

LenovoのThinkPadが熱くなる原因の一つとして、CPUやGPUにかかる高負荷が挙げられます。特に動画編集ソフトの使用、大規模なデータベースの操作、高解像度のゲームのプレイなど、複雑な計算やデータを処理している時などにパソコンへかかる負荷が大きくなります。

負荷が高くなるプロセスを特定するには、タスクマネージャーなどを使用して、CPUやGPUの使用率を定期的にチェックすることが効果的です。どのプロセスが高負荷を引き起こしているのかを把握し、必要に応じて処理の優先度を調整する、使用を控えるなどで過熱を防止できます。

CPUやGPUへの高負荷の状態が続くと、パーツ内の温度が急速に上昇します。温度が上昇すると、性能を維持するためにより多くのエネルギーが消費され、さらなる熱が発生する悪循環に陥ることがあります。パソコンの高温は、ハードウェアの損傷や性能の低下を引き起こす可能性があります。

パソコンの温度が一定を超えると、故障を防ぐためにシステムが自動的にパフォーマンスを下げることがあります。最悪の場合は、急にシャットダウンする場合もあるため、高負荷の作業をする際には、パソコンを冷却する対策をすることが重要です。

内部に溜まったホコリ

パソコン内部にホコリが溜まる主な原因は、周囲の環境とパソコンの冷却システムにあります。パソコンのファンは、内部の熱を外に逃がすために空気を内部に取り込みますが、この過程でホコリなども一緒に取り込まれます。

特に、床に近い場所やホコリの多い環境でパソコンを使用している場合、内部にホコリが溜まりやすくなります。また、定期的に内部クリーニングしないことも、ホコリが溜まる一因となります。

さらにパソコン内部に溜まったホコリは、冷却システムの効率を低下させます。特に、CPUやGPUなどの熱を発するパーツ周辺にホコリが溜まると、熱が外部に逃げにくくなりパーツの温度が異常に高くなる原因となります。

CPU温度の上昇は、パフォーマンスの低下やシステムの不安定化、さらにはハードウェアの故障につながるため、パソコンにとってホコリは大敵です。定期的にクリーニングすることによって、ホコリによる冷却効果の低下を防ぎ、安定したパフォーマンスを維持できます。

ThinkPadを設置している環境

パソコンが熱くなる原因は、設置している環境の温度も大きく関係します。高温の環境下では、パソコン内部の温度が自然に上昇し、冷却システムが正常に機能しづらくなります。特に、夏季や直射日光が当たる場所での使用は、内部温度の急激な上昇を招きやすくなります。

環境温度が高いと、CPUやGPUなどの熱を発するパーツの冷却が追いつかず、パフォーマンスの低下やシステムの不安定化を引き起こすことがあります。したがって、パソコンは涼しい場所で使用し、適切な通気性を確保することが重要です。

ThinkPadを使用する上で、最適な温度環境は10℃から35℃で、湿度は35%から80%とされています(※)。最適な使用環境を実現するためには、直射日光を避け、良好な通気性を確保しましょう。エアコンや扇風機を使用して、室温を適切にコントロールすることもパソコンの過熱防止に役立ちます。適切な環境下でパソコンを使用することで、長時間の作業でも安定したパフォーマンスを維持できるでしょう。

※参考:ThinkPad の冷却パフォーマンスの概要

冷却ファンの不具合

冷却ファンは、パソコン内部の熱を効率的に排出するために不可欠なパーツです。冷却ファンが正常に機能しない場合、内部の熱が適切に排出されず、過熱の原因となります。ファンの不具合は、ホコリの蓄積、故障、経年劣化など様々な要因で発生する可能性があります。

過熱によって、パソコンは性能の低下を招くだけでなく、ハードウェアの損傷やデータの損失、最悪の場合はシステム全体の故障につながることもあります。また、冷却ファンの異常はパソコンの動作音の増加として現れることもあり、パソコンから異音がする原因にもなります。

冷却ファンの不具合は、ホコリが原因で正常に回転しなくなっていることが多いです。まずはファン自体やその周辺のホコリを掃除しましょう。掃除をしても改善しない場合は、ファンが物理的に故障している、または寿命による劣化が考えられ、その場合はファンの交換が必要となります。

ソフトウェアを用いてファンの回転速度を調整することで、一時的に問題を緩和させることができる場合もありますが、あくまで一時的な対処法であり、根本的な問題解決にはなりません。また、内部の清掃やファンの交換は、パソコンの保証がなくなる可能性があるため、自信がない場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。

ThinkPadを熱いまま放置すると起こること

ThinkPadをはじめとするパソコンは、高度な計算処理をしているため熱くなることは避けられません。しかし、異常な高温になったまま放置すると、様々な問題が発生する可能性があります。ここでは、熱いまま放置することによって起こる主な問題とその対策について解説します。

熱暴走するリスクがある

熱暴走は、パソコン内部の温度上昇が制御不能になる現象を指します。パソコンが熱い状態が続くと、突然シャットダウンする、フリーズする、エラーが出るなど著しく性能が低下するだけでなく、最悪の場合は部品が焼けてしまうなどで発火を引き起こすリスクもあります。特に、CPUやGPUなどの主要な処理を担うパーツが故障すると、修理に高額な費用がかかる場合があります。

熱暴走を防ぐためには、パソコンの冷却システムが適切に機能していることを確認することが重要です。冷却ファンがきちんと動作しているかのチェックや、ホコリが溜まっていないかチェックするなど定期的なメンテナンスを実行しましょう。また、パソコンを使用する際は通気性の良い場所に置く、冷却パッドを使用するなど、パソコンが熱くならない工夫も大切です。

発火する危険がある

パソコンが発火する主な原因は、電池の過熱やショートです。特にリチウムイオンバッテリーは、内部温度が極端に高くなると暴走し、発火や爆発に至る危険性があります。また、内部の配線が損傷し、ショートが発生することも発火の原因となります。

パソコンの発火リスクを最小限に抑えるためには、バッテリーの劣化に注意し、定期的に交換するのがおすすめです。また、パソコンを長時間使用する際には、適切な休憩を挟むことで内部温度の上昇を抑えられます。さらに、使用しない時は電源を切る、またはスリープモードにすることで、不必要な発熱を避けられます。

故障するリスクがある

過剰な熱は、パソコンの内部パーツの大敵です。中でも半導体の素材であるシリコンは、一定の温度以上になると性能が劣化し始めます。継続的に高温状態にさらされることで、パーツが故障しやすくなり、ThinkPad全体の寿命が短くなる恐れがあります。

故障リスクを減らすためには、パソコンを適切な環境で使用し、定期的にメンテナンスすることが重要です。使用後はパソコンをシャットダウンする、通気性の良い場所に保管する、内部のホコリを定期的に清掃するなどの日常的なケアにより、長期間にわたって安定した性能を保てるでしょう。

Lenovo「ThinkPad」が熱い時にできる対処法

ThinkPadなどのノートパソコンは、長時間の使用や高負荷の作業によって過熱することがあります。

過熱はパフォーマンスの低下や内部パーツの故障につながることがあるため、適切な対処法を知っておくことが重要です。ここでは、ThinkPadが熱い時に試せる以下の9つの対処法について紹介します。

  • 使用を中止する
  • 通気を確認する
  • ThinkPad内部のホコリを取り除く
  • ThinkPadの置き場所を変える
  • アプリやソフトを閉じる
  • 省電力設定に変更する
  • パソコン用の冷却グッズを使用する
  • サポートに連絡する

それぞれ解説します。

使用を中止する

ThinkPadが熱い場合、最初にできる対処法は使用を一時的に中止することです。使用を中止し、休ませることで、内部の温度が自然に下がります。パソコン内部の温度を下げることによって、熱による故障のリスクを減らし、パフォーマンスの低下を防げます。

ThinkPadの使用を中止する際はただ閉じるだけではなく、適切にシャットダウンすることが重要です。また、パソコンが冷えるまで充電を避けることで、バッテリーへの負担を軽減できるでしょう。

通気を確認する

パソコンの通気性を向上させるには、底面や側面の通気口が空気を十分に取り込めるように、配置を工夫することが効果的です。例えば、パソコンを平らで硬い面に置く、または専用の冷却スタンドを使用することで、空気の流れが改善されます。

布やカーペットの上にパソコンを置くと、通気口が塞がれてしまい、内部の熱が逃げにくくなります。また、通気口の近くに物を置くことも避けましょう。

ThinkPad内部のホコリを取り除く

パソコン内部のホコリは、冷却能力を低下させる主な原因の一つです。専用のエアダスターを使用して、通気口やキーボードの隙間からホコリを吹き飛ばしましょう。ファンの排気口にエアダスターを吹きかけるとパソコン内部にホコリが侵入することがあります。そのため、吸引力の弱い掃除機でホコリを吸い取るのもおすすめです。

また使用していないUSBポートなどに専用のキャップをすると、ホコリの侵入を防げます。ただし、パソコン内部の掃除はリスクを伴うため、分解する場合は専門業者に依頼するのもおすすめです。

ホコリの蓄積を防ぐためには、定期的なクリーニングが不可欠です。特に、高温多湿の環境やペットがいる場合は、ホコリが溜まりやすいため、頻繁にクリーニングしましょう。

参考:ノートブックを掃除しよう!簡単にきれいにするコツや注意点

ThinkPadの置き場所を変える

パソコンの置き場所を変えることも、過熱問題の解決に役立ちます。例えば、直射日光が当たる場所や暖房器具の近くではなく、涼しい影のある場所にThinkPadを設置することで、熱が逃げやすくなります。エアコンや扇風機で、室内の温度を調整することも大切です。

また、ThinkPadを物で囲まない、柔らかい布の上に置かないなど、通気しやすい環境にThinkPadを設置するなど、設置場所に注意しましょう。

アプリやソフトを閉じる

ThinkPadが熱い時には、高い負荷がかかっていることが原因になっている場合があります。多くのアプリやソフトがバックグラウンドで動作していると、パソコンのメモリやCPUに負担がかかり、ThinkPadが高温になるため、システム全体のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

特に、重いプログラムや複数のアプリケーションを同時に開いている場合には、パソコンの処理速度が著しく低下することがあります。不要なアプリやソフトを閉じることで、パソコンへの負荷を下げると温度が下がり、動作の改善も期待できます。

省電力設定に変更する

パソコンの消費電力が増えると、パソコンの温度も高温になります。パソコンの省電力設定は、パソコンの消費電力を抑制する機能。そのため、パソコンが熱いときにも設定を変更すると改善することがあります。ただし、パソコンのパフォーマンスが落ちるため、適度に切り替えることが重要です。

Windowsのパソコンでは、OSの機能によって省電力モードがあり、Windows11の場合は以下の手順で切り替えできます。

  1. 「スタート」ボタンから「設定」を選択
  2. 「システム」から「電源とバッテリー」を選択
  3. 「電源プランの選択」を選択
  4. 「電源モード」から「トップクラスの電源効率」を選択

以上で、ThinkPadの電力設定を最も省電力のモードに変更できます。なお、「バランス」は中程度の電力を消費してパソコン効率も中程度、「最適なパフォーマンス」はパソコンのパフォーマンスを最大にするために、消費電力も大きくなります。

また、ThinkPadには「省電力マネージャー」が標準搭載されており、節電効率重視の設定から、パフォーマンスと消費電力のバランスを重視した設定まで、簡単に切り替えできます。OSの電源オプションにはない機能があり、より高い省電力効果が期待できます。

参考:ThinkPadを節電:省電力マネージャー

パソコン用の冷却グッズを使用する

ThinkPadが熱い時には、パソコン用の冷却グッズを使用するのもおすすめです。冷却グッズは本来、予防のために使用することが多いのですが、パソコンが熱くなった時に本体を冷却するためにも使用できます。特にゲーミングパソコンや高負荷の作業の際に、有効な対策となります。

例えば、冷却パッドや冷却シートは、パソコンの底面に設置することで、効率的に熱を逃がし、適切な温度を維持するのに役立ちます。また、外付けファンは、パソコンの熱くなりやすい部分に風を送り込めるため、効率よくパソコンを冷却できます。

CPUやGPUが高温になっている場合は、熱を発生するパーツと冷却装置の間に新しい熱伝導性グリスを塗ることで、熱伝達効率を向上させ冷却性能を向上できます。このようにパソコン用の冷却グッズを適切に使用することで、パソコンの冷却を効果的に行い、本体の性能の維持や故障のリスクを低減できます。

サポートに連絡する

ここまで紹介した対処法を試してもThinkPadの問題が解決しない場合は、メーカーサポートに連絡することが最後の手段となります。

Lenovoサポートでは、製品名やシリアル番号を入力して、修理を依頼できます。ThinkPadのハードウェアの故障や複雑なソフトウェアの問題が疑われる場合、サポートに連絡することで解決することも多いでしょう。Lenovoサポートを利用する前には、パソコンの型番やシステム情報、発生している問題の詳細を準備しておくと、申し込みもスムーズです。

参考:Lenovo サポート

Lenovo「ThinkPad」のファンが回りっぱなしの場合の対処法

ThinkPadを長時間使用していると本体が熱くなり、さらにファンが回りっぱなしになることもあります。これはパソコンが高温になり、温度が下がらないために、ファンが回り続けている可能性があります。

通気口を掃除する、アプリを終了するなど紹介した対処法を試して、本体の温度が下がるとファンの回転が止まる可能性もあります。それでも、ファンの回転数や回転音が気になる場合は、以下の対処法を試してみてください。

  • CPUの使用率を確認する
  • BIOSをアップデートする

それぞれ解説します。

CPUの使用率を確認する

CPUの使用率が異常に高い場合、ファンが回転し続ける原因である可能性が高いです。以下の手順でタスクマネージャーを開き、CPUの使用率をチェックしましょう。

  1. 「Ctrl+Shift+ESC」を押してタスクマネージャーを開く
  2. ウィンドウの上の「プロセス」タブをクリック
  3. 「CPU」をクリック
  4. 全てのプロセスがCPU使用量の多い順から並べられる
  5. 終了したいプロセスを選び「タスクの終了」をクリック
  6. CPU使用量が通常になるまで繰り返す

参考:Lenovo 高 CPU 利用量(負荷)の問題を解決する

特定のアプリやプロセスのCPU使用量が多い場合は、そのアプリが原因の可能性が高いです。例えば、バックグラウンドで動作するアップデートプロセスや、重いグラフィックス処理を要求するアプリなどが考えられます。ただし、CPUの使用量が50%を超えている場合にファンが高速回転して異音がするのは、通常の動作です。

高CPU使用率の原因が特定できたら、そのプロセスを終了させることで、CPU負荷を軽減できます。CPUにかかる負荷を軽減することで、ThinkPad内部の温度が下がり、ファンの回転数が減少する可能性も高くなります。

BIOSをアップデートする

BIOSを最新の状態にアップデートすることで、システムの安定性が向上し、ファンの制御が最適化されることがあります。BIOSの冷却管理ロジックが間違っている場合には設定を変更しましょう。

BIOSのアップデートは、Lenovoサポートサイトから最新のBIOSバージョンをダウンロードして、指示に従ってインストールします。BIOSをアップデートしたら、BIOSに入り、「F9」を押して、デフォルト設定に戻してから「F10」を押して変更を保存します。ファンとCPUの最大パフォーマンスの設定によっては、ファンを高速で回転させ過ぎる原因となります。バランスの設定を選択すると、ファンが回り続けることを抑えられます。

参考:Lenovoサポート ファンの回転速度が速すぎる

Lenovo「ThinkPad」が熱くならないためにできる対策

LenovoのThinkPadは、使用し続けるとどうしても熱くなりやすくなります。本体が熱くなってから対策するよりも、事前に熱くならない対策をしておく方が、パソコンにかかる負担を軽減できます。ThinkPadを使用する際には、以下の対策を実行しましょう。

  • 定期的に内部をクリーニングする
  • 設置場所に注意する
  • 長時間の使用を避ける

このように対策することで、ThinkPadの寿命を延ばすこともできます。それぞれ詳しく解説します。

定期的に内部をクリーニングする

ThinkPadのパフォーマンスを長期間維持するためには、内部のクリーニングが欠かせません。ホコリやゴミは冷却システムの効率を低下させ、結果として過熱を引き起こす可能性があります。

クリーニングは3~6ヶ月に1回を目安に行い、エアーダスターを使用してファンやヒートシンクからホコリを除去します。排気口のホコリは、吸引力の弱い掃除機で吸いだしましょう。

定期的に内部クリーニングすることで、内部にホコリが溜まりにくくなり、冷却効果が大幅に向上しThinkPadの過熱を防ぐことができます。

設置場所に注意する

ThinkPadなどのノートパソコンは、室内温度にも影響され、熱くなることがあります。直射日光があたる場所や高温多湿の場所などには、置かないようにしましょう。また、パソコンは温度が上がると冷却するために排熱する機能があります。機能を活かすために、通気性の良い場所に置くことも大切です。

パソコンの周りを物で覆わない、排気口をふさがない、柔らかい布の上に置かないなどに注意しましょう。また、ノートパソコンスタンドや冷却パッド、外部ファンなどの冷却グッズを使用して、パソコンが熱くならないように事前に対策しておくことのもおすすめです。

長時間の負荷のかかる使用を避ける

長時間にわたる高負荷作業は、ThinkPadの過熱の大きな原因となります。特に動画編集やゲームなど、リソースを大量に消費するタスクを実行する場合、適切な休憩を挟むことでパソコンの温度を管理できます。

また、高負荷の作業が続く場合は、よりスペックの高いパソコンへの買い替えもおすすめです。スペックが高くなると、負荷の高い作業も余裕を持って実行できるようになるため、パソコンが高温になるリスクを避けられます。

パソコンを使用しない時はスリープモードに設定するよりも、定期的にシャットダウンしましょう。パソコンは高温に弱く、長時間高温になり続けると、故障などのリスクもあります。あらかじめ過熱対策をすることで、ThinkPadの寿命を延ばせるでしょう。

まとめ:LenovoのThinkPadが熱い時には使用を中止するのがおすすめ

LenovoのThinkPadが熱いと感じたら、最初にできる対策は、使用を中止して休ませることです。パソコンを熱いまま放置すると、故障や発火のリスクがあるため、すぐに対策するのがおすすめです。

また、ThinkPadを健康な状態で長持ちさせるには、日頃から過熱対策しておくことも重要です。定期的なクリーニングと適切な設置場所、そして適切な使用法が鍵となります。適切に過熱対策をすることで、冷却システムの効率を高め、システムの安定性を保ち、結果的にThinkPadの寿命を延ばすことができるのです。

過熱は避けられない問題かもしれませんが、適切に対策することで最小限に抑えることも可能です。ThinkPadが熱いと感じたらただちに使用を中止して、この記事で紹介している対処法を実行し、ThinkPadを長持ちさせましょう。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

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