突然パソコンの電源がつかなくなったという経験がある方も多いのではないでしょうか?
パソコンがつかない原因はバッテリーの故障やパソコン内部の汚れなど様々です。
パソコンの電源がつかないのを直すためには、しっかりと症状に応じた正しい対処法をする必要があります。
この記事では電源がつかないときの対処法・電源が入らない原因・電源がつかないパソコンの修理費用などを紹介します。
この記事でわかること
パソコンの電源がつかないときに、確認するべきなのは以下の3点です。
まず何かの拍子にパソコンの電源をオフにしていないかを確認してください。
スリープ状態や休止状態になっている可能性も考えられます。
スリープ状態や休止状態の解除方法はパソコンによって異なるので、説明書を確認し解除を試してみましょう。
デスクトップパソコンの場合、電源が電源ケーブルの接続されている背面にあることが多いのでケーブルの接続もされているか確認しておきましょう。
次に電源ケーブルがコンセントやパソコンに接続されているかを確認してください。
しっかりと刺さっていないことや抜けてしまっている可能性も考えられます。
ノートパソコンの場合はACアダプターが接続できていないと電源はつかないのでこちらも確認しておきましょう。
ケーブルの問題の場合はケーブルを新しいものに取り替えることで問題が解決します。
延長コードの節電用スイッチがオフになっていると、電源が入りません。
タコ足配線の場合は電力供給の問題で電源が入らないことがあるので、別のコンセントに付け替えて起動するか確認しておきましょう。
パソコンの電源が入らない原因を、ここでは10個紹介します。
パソコンは500〜2,000回充電をするとバッテリーの寿命が来るので、専門業者かメーカーに依頼してバッテリーを取り替えてもらいましょう。
パソコン購入後約2〜3年でバッテリーが劣化すると言われています。
そもそも電源がコンセントに繋がっていないと、パソコンの電源はつきません。
こちらも確認不足ということがあるので、しっかりと見ておきましょう。
パソコンの内部は精密機械が詰まっていて、ホコリが溜まると電源がつかなくなります。
自作パソコンなら自分で対処できますが、メーカーのパソコンの場合は修理を依頼した方が賢明です。
自分でパソコンを解体して掃除をする際は、必ずバックアップを取り電源をオフにしてください。
掃除はエアダスターでホコリを吹き飛ばして、それでも残ったホコリはブラシで落とします。
パソコン内部に不要な電気が溜まることを、帯電といいます。
パソコンの長時間使用や電源ケーブルの接続しっぱなしは、コンデンサーの配線内やそれ以外の部分に電気が溜まる原因になるので気を付けてください。
パソコンの温度は室温より7~8度高いです。
パソコン内部が40度以上にならないようにしましょう。
デスクトップパソコンでもノートパソコンでも、CPU(中央演算処理装置)の熱を逃がす通気口や冷却ファンをふさがないようにしてください。
パソコンが高温になるのを防ぐために、通気口や冷却ファンをこまめに掃除し、直射日光が当たる場所ではパソコンの使用を避けましょう。
パソコンの電源ユニット・HDD(ハードディスクドライブ)・マザーボード・グラフィックボード・その他稼働部のある部品は故障によっても電源がつかなくなることがあります。
パーツが故障・劣化したときはメーカーに修理を出してください。
電力不足が起こると、パソコンにかかる負荷が大きくなる・頻繁なエラーを発する・電源がつかなくなるなどの症状が起こります。
電力不足を感じたら、使用している電源ユニットの容量を確認してください。
容量はパソコンの左サイドカバーを外せば確認できます。
買ったばかりのパソコンが正常に起動しないときは、初期不良の可能性があります。
そういう場合はメーカーか正規代理店に問い合わせて、返品しましょう。
返品する際はパソコンを購入時の状態に戻し、物理破損がないことを確認します。
パソコンが通電していないのであれば、電力供給がどこまで来ているかを確認し問題箇所を探しましょう。
問題箇所が見つかったら、パーツを交換して操作ができるか試してください。
電源がつかないことの原因として他には、電子回路として機能していない・USBなどの周辺機器に問題があるなどが考えられます。
パソコンの電源がつかないときの症状別対処法を5つ紹介します。
電源が入らない原因が電源ユニット・マザーボード・HDDの故障である場合、バッテリーが劣化している場合は新しい製品を購入するしかありません。
パソコンのバッテリー交換に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ノートパソコンのバッテリーの交換時期は?交換方法や寿命を伸ばす方法も紹介>>
パソコン内部のホコリが原因である場合は、メーカーに依頼するか自分で掃除をするかの2択です。
ウイルスに感染しているときはパソコンを修理に出してください。
ほかにも電力供給・帯電・周囲の温度が原因である場合もあります。
電源ケーブルがきちんと接続されているか、パソコンの長時間使用により内部に電気が溜まっていないか、寒すぎる・暑すぎる環境でパソコンを使用していないかを確認しましょう。
電源ランプがついた後の状態によって、それぞれその原因が異なります。
電源がついた後の症状を見て原因を洗い出してみてください。
電源が入った後メーカーのロゴマークが表示されない場合、部品のトラブル発生が考えられるでしょう。
この部品トラブルを自分で解決するのは難しいので、専門業者に依頼をしてください。
パソコンから「ジジジ」という機械音がするときは、以下3つの原因が考えられます。
シーク音は正常な動作でも聞こえる音ですが、ハードディスクの不具合が起きたときはまずデータのバックアップを取り修理に出しましょう。
コイル鳴きの場合は故障とも言い切れません。
それほど気にならない音量であれば、そのまま使っても問題はありません。
また「ピッピッピ」というビープ音であれば、不具合が発生している可能性があるので説明書などを見てどのようなエラーが起こっているのかを確認しましょう。
パソコンのトラブルにおいて特に危険な症状(焦げ臭い匂いがする・発熱が異常である・パソコンから異音がする)の一つにあるのが異臭です。
ただちにパソコンの使用をやめ、電源を切りコンセントを抜いてください。
パソコンを分解し内蔵のディスクを取り外し基盤を見れば、異臭の原因を特定できるでしょう。
ノートパソコンの電源がつかないときの対処法を3つ紹介します。
マウス、プリンター、USBメモリやHDDに問題があると電源がつかない場合があります。
一度すべての周辺機器を外して、電源が入るかを確認してください。
電源が入ったら一つずつ機器を接続してみて原因を探しましょう。
ACアダプターはサイズが大きく重いので、ケーブル端部の損傷がよく目立ちます。
昔のアダプターよりは現在の製品は断線しにくくなりましたが、電源がつかないのはACアダプターの損傷に起因する場合があります。
その場合、代わりのACアダプターを挿入して電源が入るかを確認してみましょう。
パソコンのバッテリーに問題がある場合、バッテリーを取り外して電源ケーブルだけでパソコンを起動してみましょう。
正常に起動できれば、バッテリーを交換するか電源ケーブルで起動するかのどちらかを選択してください。
また富士通のデスクトップパソコンは、電源プラグをコンセントに接続するとパソコンの電源が入る仕組みになっています。
参考:電源プラグをコンセントに接続すると自動的にパソコン本体の電源が入ります。
前述の3つの方法を試してもパソコンの電源がつかないときは、以下2つの方法を実践してみてください。
自分で色々な方法を試しても電源がつかない場合は、専門業者かメーカーに修理依頼を出してください。
NEC・富士通・レノボ・東芝・acerは症状別に修理費用を出しています。
パソコン修理の診断・見積もりはメーカーの場合約5,000〜10,000円、専門業者の場合は0〜約15,000円かかります。
さらに電源が入らない場合の修理は3万円前後、電源は入るがOSが起動しない場合は2万円前後、画面が故障していた場合は3万円以上を想定してください。
これらの費用はいずれも補償がない場合の金額で、専門業者・メーカーへの送料はだいたい本人が負担することになります。
参考:ホーム > FMVサポート > お問い合わせ窓口 > 修理受付 > 故障や修理に関する受付窓口 > 概算修理料金表 – 富士通
参考:修理サービス – 引取り修理サービス料金 – Lenovo Support JP
参考:dynabook.com > サポート > 修理サービス > dynabook あんしんサポート(修理) > dynabook修理概算料金
参考:サポートトップ>修理料金の目安(パソコン・タブレット) – acer
電源がつきそうになく、購入して2〜3年経過しているならパソコンを買い替えても良いかもしれません。
パソコンの費用は安くはありませんが、購入してしまえば2〜3年買い替える必要がないので思い切って購入してみましょう。
パソコンの買い替えについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること>>
自分で修理する方法がなく、プロに修理を依頼するべき2つの状態は以下の通りです。
パソコン本体がウイルスに感染してしまうと、パソコンやアプリの動作が重くフリーズしたり強制終了したりしてしまいます。
またパソコンが勝手に再起動をすることがあります。
さらに記憶のない広告ページやメッセージが画面に表示される、ブラウザを開くとき最初に表示するホームページが変更されるといったことがあれば要注意。
パソコンがウイルスに感染しないためにも、McAfeeやNorton、i-フィルターなどのセキュリティソフトを常に最新の状態にアップデートしておきましょう。
パソコン本体が故障してしまった場合は、専門業者に修理を依頼しましょう。
出張修理やデータをバックアップしたまま修理してくれる会社があるので、よく調べてから依頼してみてください。
パソコンの電源が入らないといっても、バッテリーが劣化している・内部にホコリが溜まっている・帯電している・パソコンが高温になっているなど、様々な原因が考えられます。
まずはご自身で電源がつかない原因を探し、それぞれの対処法を試してみてください。
パーツ交換は自分でやるより専門業者やメーカーに依頼するのが賢明な判断と言えます。
どれを試しても電源がつかなければ、新しいパソコンの購入を検討してみましょう。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
いつものようにiPhoneの充電をしようとしたのに、全く充電できない、もしくは思うように充電が進まない、ということがあると思います。
しかし、iPhoneが充電できない理由は充電器だけでなく本体やバッテリーの可能性もあります。
また、その対処法も充電できない原因によっても異なります。
この記事では、iPhoneで充電できない原因とその対処法について、詳しく解説していきます。
【この記事でわかること】
iPhoneが充電できない場合に見られる症状は、次の2つです。
ここでは、それぞれの症状を詳しくみていきましょう。
充電器を接続して充電マークが表示されているにもかかわらず、充電が増えない症状です。
正常なiPhoneでもゲームをプレイしていて充電が溜まらないケースはありますが、この場合は放置しても充電が溜まりません。
ただし充電が80%から溜まらない場合は、iOS13以降の機能である「バッテリー充電の最適化」がONになっていないか確認してみましょう。
「バッテリー充電の最適化」はバッテリー劣化を防ぐため、起床時間に合わせてバッテリーを100%にする機能です。
オフにすることによって、改善される可能性があります。
iPhoneを充電すると充電マークになって接続音がなりますが、この接続音が何度もなります。
接続音はなっているものの、正常に充電はできていません。
充電器のケーブルの破損、もしくは差込口が壊れている可能性があります。
iPhoneが充電できない原因は多岐にわたります。
この項目では、「充電器側」「iPhone側」「バッテリー側」に分けて、iPhoneが充電できなくなる原因を解説していきます。
充電器側の問題で充電できない場合は、主に以下の7つが原因となります。
意外と多いのが、単に充電器やiPhone本体にケーブルがうまく挿さっていないため充電できていない、というケアレスミスです。
充電できないという状態に慌てず、まずはケーブルがしっかりと挿さっているかを確認してみましょう。
ただ、ケーブル等の劣化によって、一見しっかりと挿さっているように見えても充電できていない、というパターンもあります。
充電ケーブルが断線していると、当然充電はできません。
何度挿し直してみても充電されないという時は、断線の可能性があります。
特に純正品以外のケーブルを使っていると、断線トラブルが起こりやすいです。
純正品であっても、ケーブルの上に何か重いものを載せてしまったり、強く引っ張ったりした場合に断線を起こすことは珍しくありません。
また、適切に使用していた場合でも、経年劣化により断線を起こすことがあります。
こうした破損したアクセサリを使用すると、iPhone本体にもダメージを与える可能性がありますのでご注意ください。
iPhone8以降のモデルでは、直接ケーブルを挿して充電する以外に、ワイヤレスでの充電も可能となりました。
比較的歴史の浅い充電方法のため、「充電できない!」と焦る方が多いようです。
ワイヤレス充電がうまくいかない時の原因は、主に以下の4つです。
iPhoneのライトニングUSBケーブルには、以下の3つが存在します。
純正品ケーブルとは、Appleが製造しているケーブルで、最も安全性が高いものとなっています。
MFI認証ケーブルとは、Appleが自社製品との互換性を保証しているケーブルで、純正品同様問題なく使用できます。
そして、純正品でもMFI認証品でもないケーブルが、非純正品となります。
非純正品の場合は品質がバラバラであり、粗悪品を掴んでしまうと「突如充電できなくなる」「iPhone本体にダメージを与える」といった事態に陥ることがあります。
なお、一見MFI認証のケーブルのように見えても油断は禁物です。
無許可でMFI認証マークを使っていたり、認証機能をコピーしたりしている非純正品も存在するため、MFI認証のケーブルと見せかけて実はただの粗悪品、ということもあります。
アダプタをコンセントに挿す時や、ケーブルを充電器やiPhoneに挿す時に、変な方向に強い力が加わってしまい端子が曲がることがあります。
端子が曲がってしまうと、正しく充電できなくなることが多いです。
USBケーブルを使ってパソコンで充電をしている場合、パソコンの設定によっては、スリープモードになってしまうと充電できません。
モバイルバッテリー利用時に、バッテリー切れでもないのに充電できないという場合は、モバイルバッテリーが寿命を迎えている可能性があります。
モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、無限に使えるものではありません。
充電をするたびに劣化していき、いつかは使えなくなってしまいます。
iPhone本体側の問題で充電できない場合は、主に以下の6つが原因となります。
iPhoneの充電ポートに埃などの異物が詰まっている場合、うまく充電できないことがあります。
また、充電ポートの機能に不具合が生じ、ライトニングケーブルの端子を認識しないというケースも考えられます。
iPhoneが、熱くて持っていられないくらいの熱を帯びたら要注意。
熱暴走を起こしている可能性があります。
熱暴走とは、
といった時に起こる可能性があり、熱暴走が発生すると様々な不具合が生じます。
その不具合の一つに、「充電ができなくなる」というものがあります。
iPhone7以降は防水機能が搭載されましたが、水に弱い精密機械であることは変わらないため、水没は充電不良の大きな原因となります。
また、防水機能は経年劣化もするため、年数の経ったiPhoneの場合は完全な水没でなくとも充電できなくなる可能性があります。
長期間に渡ってiOSのアップデートを行なっていなかったり、何らかの理由でiOSに不具合が発生していると、充電不良の原因となる場合があります。
80%以上の充電ができない、もしくはなかなか充電が進まない場合は、「最適化されたバッテリー充電」の設定が有効になっているからです。
iOS13以降に搭載された機能で、バッテリーを長持ちさせるための設定ですので、故障ではありません。
電池残量がゼロ、またはゼロに近い状態で充電した場合、画面には電池マークが表示されるだけで、充電が進んでいるのかどうかわからないことがあります。
しかしこれは、起動に必要な充電がないために起こる現象なので心配は不要です。
そのまま10分から20分ほど待っていれば、使用できる状態になります。
充電できない理由がバッテリーにある場合は、以下のような現象が起こっている可能性が高いです。
iPhoneのバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されていますが、充電池は、使用すればするほど劣化していくのが宿命です。
Apple公式サイトでも、以下のように書かれています。
バッテリーの化学的経年劣化が進むと
充電式バッテリーはすべて消耗品で、化学的経年劣化が進むにつれて性能が低下します。
リチウムイオンバッテリーの化学的経年劣化が進むと充電可能な容量が低下し、その結果、再充電が必要になるまでの時間が短くなっていきます。
~中略~
このような状況と化学的経年劣化が重なると、インピーダンスの増加はさらに顕著になります。こうしたバッテリーの化学的特性は、業界全体に普及しているリチウムイオンバッテリーすべてに共通するものです。
要は、iPhoneに限らず、リチウムイオン電池を使っているバッテリーはすべて消耗品であり、充放電を繰り返すことによる経年劣化は避けられない、ということが説明されています。
iPhoneのバッテリー寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
iPhoneバッテリーの寿命の目安は何年?確認方法や長持ちさせるコツも解説>>
iPhoneの充電ができない場合の対処法を原因別にまとめましたので、是非参考にしてみてください。
充電器が原因と思われる場合の対処法は以下の通りです。
充電ケーブルがうまく挿しこまれていない可能性を考慮し、何度か抜き差しを繰り返してみてください。
力任せに挿すと状況の悪化を招く場合がありますので、丁寧に作業してください。
非純正品のケーブルを使用している場合は、純正品のケーブルを購入して試してみてください。
非純正品は安いですが、その分粗悪なものもありますので、最初から充電できなかったり、故障しやすかったりします。
また、一見普通に使用できているように見えても、純正品以外のケーブルの場合ですと供給できる電圧にばらつきがあるため、iPhone本体へダメージを与える可能性があります。
純正品以外でも優秀なケーブルはありますが、その見極めは難しいので、必ず純正品を使用するようにしてください。
ケーブルに異常がない場合、次に疑われるのはUSBアダプタの異常です。
端子の曲がりや何らかの不具合によって正常に機能しなくなっている可能性があるので、一度Appleストアへ相談した上で、純正品のアダプタを検討してください。
前述の通り、ワイヤレス充電がうまくいかない時の原因は、主に以下の4つです。
まずはスマホカバーを外し、それからワイヤレス充電器の上にiPhoneを正しく載せてみてください。
これで解決しない場合は、iOSの不具合が考えられますので、再起動やアップデートを行なうことで解決することがあります。
ここまでやっても駄目な場合は、ワイヤレス充電器の故障が疑われますので、新しいワイヤレス充電器を購入するか、ケーブルでの充電に切り替えるかを検討してみてください。
iPhone本体が原因と思われる場合の対処法は以下の通りです。
充電できない状態のiPhoneでいろいろな操作を試すと、さらに電力を消費してしまいます。
電池残量がゼロになってしまうと何もできなくなるので、それを避けるためにも、まずはiPhoneを低電力モードに切り替えてから作業を行なうようにしましょう。
低電力モードへ切り替えるには、まず設定画面を開き、「バッテリー」の項目をタップします。
すると、バッテリーの設定画面が開くので、画面上部にある「低電力モード」をONにします。
上記画像ではOFFになっていますが、赤枠の右部分をタップしてONにすれば、低電力モードに切り替わります。
ソフト面で何らかの不具合が起こっている場合は、再起動するだけで解決することもあります。
充電できないというトラブルに限らず、不具合発生時はとりあえず再起動してみるのがよいでしょう。
iPhoneの充電ポートを覗き込んでみて、埃などの異物が詰まっていないかを確認してください。
何か詰まっているようならば、以下の手順でポートの掃除を行なってください。
注意点として、爪楊枝を使う際にはガリガリと力任せにポートをほじくらないことです。
また、爪楊枝がないからといって、安全ピンなどの金属製のものを使用するのもやめてください。
ポートの中の金属を傷つけてしまう可能性があります。
綿棒やティッシュで掃除をしようとする方も多いようですが、得策ではありません。
掃除をしたつもりが、綿棒やティッシュの繊維がポート内に残ってしまい、新たなゴミとなって充電を邪魔する要因になってしまいますので。
最後に、薄手の布での掃除について。
仕上げとばかりに、「フッ!」と息を吹きかけたくなりますが、その時に唾が飛んでしまうと湿気の原因となってしまいますので避けてください。
当然、ウェットティッシュなどの濡れた素材を使用するのも駄目です。
水だけでなく、精密機械は熱にも弱いもの。
従って、iPhoneが異常に熱く、熱暴走が疑われる場合には、「涼しい場所に放置する」・「扇風機で冷やす」といった対応を取ってください。
パソコンにファンが搭載されているように、ただ風を送るだけでも冷却効果は大きいです。
これで熱暴走が止めば、再び充電できるようになる場合もあります。
気を付けていただきたいのが、「冷やせるならば何をしてもいい」ということではないことです。
「iPhone7以降は防水機能があるから冷水で冷やそう」
「保冷剤をiPhoneの上に載せよう」
こういった対策は厳禁です。
防水機能があるとはいえ、精密機械が水に弱いことには変わりありません。
また、冷蔵庫で冷やすといった行為もNGです。
急速に冷やされたことでiPhone内部に結露が発生し、湿気を帯びてしまう可能性がありますので。
あくまで、自然な形での冷却を試みてください。
iOSのアップデートを行なうだけで、充電が可能になることもあります。
iOSは、常に最新バージョンにしておきましょう。
iPhoneの水没時には、誰しも「一刻も早く乾かさないと!」という焦りが生じることでしょう。
ただしその際、ドライヤーの熱風で乾かすのはNGです。
精密機械は熱に弱いため、熱風を当て続けてしまうと基盤の故障などに繋がってしまいます。
水没した際は変に何かしようとせず、電源を切り、風通しの良い涼しい場所に放置してください。
運が良ければ、これだけでiPhoneが復活することもあります。
充電が80%で止まってしまう場合は、「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの状態」とタップしていくと出てくる以下の画面にて、「バッテリー充電の最適化」をオフにすれば設定が変更されます。
参考: 「iPhone や iPod touch が充電されない場合 – Apple サポート(日本)」
バッテリーが原因と思われる場合の対処法は以下の通りです。
「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの状態」とタップし、「最大容量」を確認します。
上記の赤枠の部分です。
こちらのバッテリーの最大容量が「80%」を下回った時は、バッテリー交換の目安となります。
パソコンを一定時間操作しないとスリープモードとなることがありますが、このスリープモード中は電力消費を抑えるために充電できなくなる設定になっていることが多いです。
しかしWindowsの場合は、パソコンの設定を変更することでスリープモード中でも充電可能となります。
手順としては、まずコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。
その後、「システム」をクリックして設定画面を開き、以下の流れで進んでいきます。
①「電源とスリープ」を選択
②「電源の追加設定」を選択
③「プラン設定の変更」を選択
④「詳細な電源設定の変更」を選択
そして最後に、「USB設定」の項目にある「USBのセレクティブ サスペンドの設定」を「有効」に切り替えると、スリープ状態でもiPhoneの充電ができるようになります。
iPhoneで「アクセサリはサポートされていません」という警告が出る場合は、以下のような対処法を試してみてください。
上記の対処法をすべて試しても駄目な場合は、それ以上自分で何かをしようとせず、下記内容を参考に行動してください。
いろいろ試した結果解決しなければ、Appleストアへの問い合わせを行ないましょう。
iPhoneに詳しいスタッフが、問題解決のために回答してくれます。
修理するしかないとわかった場合は、Appleの正規店、もしくは信用できる非正規店へ修理を依頼してください。
決して、自分で修理しようとはしないでください。
※信頼できる非正規店の選び方は後述します
それなりの年数に渡ってiPhoneを使用している場合は、いっそのこと買い替えるというのも手です。
すべてのiPhoneには1年間の保証期間がついていますが、保証期間を大幅に過ぎ、何年にも渡って使用している場合、仮に故障個所を直したとしてもまた新たな故障が発生することも充分考えられます。
その都度修理費用がかかっていては、コストパフォーマンスが良くありません。
故障が発生するということは、iPhone本体が悲鳴を上げ始めているサインでもあるため、買い替えを検討するのもアリでしょう。
いらなくなったiPhoneは携帯処分.comで無料処分できます。
送料やデータ処分の費用も一切かかりません。
ここでは、充電できないiPhoneの修理方法を次の4店舗に分けて紹介します。
iPhoneが壊れてしまい修理に出すことを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
アップルは下記の2つの方法で修理を行うことができます。
Apple 正規サービスプロバイダや Apple Store に製品を持ち込んで修理(来店予約が必要)
Apple 指定の配送業者が自宅に製品を取りに行き、Appleへ配送
直接Appleに修理してもらう場合は、iPhoneの修理サービスより見積もりが可能です。
持ち込み修理は即日修理もしくはその日に済むケースもありますが、状況によっては受け取りまで数日から10日以上かかる場合もあります。
一方の配送修理は、端末が手元に届くまで10日から2週間程度です。
参照:iPhone の修理サービス – Apple サポート (日本)
ソフトバンクで修理をする場合は、次の3つの方法があります。
ソフトバンクは店頭修理サービス(※ソフトバンク表参道、ソフトバンク銀座、ソフトバンクグランフロント大阪、ソフトバンク名古屋、ソフトバンク仙台クリスロード)と修理取次サービスを行っていますが、どちらも一部店舗のみ、予約は必須となっています。
配送修理の場合は、Apple社 で提供している配送修理を利用します。
あんしん保証パック(i)あんしん保証パック(i)プラス、あんしん保証パック with AppleCare Servicesの場合は配送交換が利用でき、2週間程度で端末が手元に届きます。
参照:修理のお申し込み | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ドコモでの修理は次の2種類があります。
即日修理も可能ですが、「DS丸の内店iPhone/iPad」「iPhone/iPadリペアコーナー 名古屋」のみでの受付となっており、状況によっては4〜7日の修理期間を要することもあります。
お預かり修理の場合は1週間から10日ほどかかります。
金額は保証サービスに応じて変わるため、事前に確認するようにしてください。
参照:iPhoneリペアコーナー | お客様サポート | iPhone | NTTドコモ
参照:iPhone修理取次(1週間~10日お預かり) | お客様サポート | iPhone | NTTドコモ
auは一部店舗のみで「iPhone・iPad 店頭修理サービス」を行っています。
「同日修理」に対応している店舗と「預かり修理」店舗があり、それぞれの店舗は下記のとおりです。
同日修理対応店 | 預かり修理対応店 |
au Style SHINJUKU、au Style SENDAI、au Style みなとみらい、au Style NAGOYA、au Style OSAKA、au Style FUKUOKA、au Style 渋谷スクランブルスクエアやApple正規サービスプロバイダが対象 | 一部のau Style/auショップが対象です。 |
ただし、同日修理対応であっても、状況によっては数日かかることもあります。
参照:iPhone・iPad 店頭修理サービス | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
充電できないiPhoneは充電口を修理する必要がありますが、費用は保証サービスに入っているか、いないかで異なります。
保証サービスに入っている場合の費用は定価の3分の1程度で済みますが、加入していない場合は3万円〜6万円程度かかります。
機種によって費用は大きく超えるものの、数万円は確実であり高額です。
急にiPhoneの充電ができなくなれば、少なからず焦りが生じるかと思われます。
ですが、焦りに任せて以下のような行動を取るのは避けてください。
衝撃は、精密機械にとって害でしかありません。
昔は、映りの悪くなったテレビを叩いて直すといった手荒いやり方が巷で流行っていましたが、iPhoneのような精密機械に対してそんなことをしても、症状が悪化することこそあっても改善することはありません。
衝撃を与えれば直るかもしれないと考え、叩いたり落としたりするのは絶対にやめてください。
iPhoneの修理を依頼する場合は、「正規店」か「非正規店」かの二択となります。
正規店とは「Appleの認証を受けている店」のことで、非正規店は「Appleの認証を受けていない店」のことです。
これだけを見ると、誰が考えても正規店に依頼した方がよさそうに思えますが、必ずしもそうとは言えません。
正規店は、普段から非常に混雑しています。
その上、データが初期化されるため事前にバックアップを取る必要があったり、故障具合によっては何日も待たないといけないこともあります。
ところが、非正規店ではそういった面倒がありません。
もちろん非正規店の利用には、メリットだけでなくデメリットも存在します。
【非正規店を利用するメリット】
■早めに対応してもらえる
■データが初期化されない
■正規店よりは費用を抑えられることがある
【非正規店を利用するデメリット】
■メーカー保証から外れてしまう可能性がある
■粗悪店にあたってしまうと、症状の再発や新たな不具合が発生してしまうことがある
■修理部品が純正品ではないため、下取りに出せなくなることがある
どれだけ待ってでも、バックアップの手間があっても、安心安全の正規店で修理したいのか?
メーカー保証がなくなっても、下取りに出せなくなっても、すぐに対応してくれる上に費用も抑えられる非正規店で修理したいのか?
ここは、価値観によって分かれるところです。
正規か非正規、どちらを選ぶべきかよく考え、自己責任で判断してください。
ただし、「修理なんてどこでもいいや」と適当な店に入って修理を依頼するのは厳禁。
同じ非正規店でも修理技術がピンキリですので、非正規店を利用する場合は以下の点に注意して慎重に店を選んでください。
特に修理費用については要注意です。
極端に修理費用が安いような店は、使用する修理部品も粗悪なものである可能性が高くなりますので敬遠するようにしてください。
「以前にこんな方法を試して直ったことがあるから、またやってみよう」
「ネット上でiPhoneを分解して修理してる動画やサイトがたくさんあるから、それを見ながら自分で修理してみよう」
こういった独断での行動は、症状が悪化する可能性が高いので絶対に避けてください。
特に分解行為は非常に危険です。
高度な知識を持っている人ならば別ですが、素人がネット上の情報を頼りに見様見真似で修理したところで、失敗に終わる可能性が高いです。
修理すると決めた場合は、勝手なことはせず、素直に専門店へ依頼しましょう。
以上、iPhoneで充電できなくなる原因と、その対処法についてご紹介しました。
ご紹介した対処法をすべて試し、それでも駄目な場合はAppleストアに相談してみましょう。
ストアにいるのはiPhoneに詳しいスタッフばかりですから、自分が見落としていた意外な落とし穴を指摘してくれてあっさり解決するかもしれませんし、自己解決の次元ではないトラブルであるとわかることもあります。
なお、相談したからといって、そのままAppleストアで修理を依頼しないといけないわけではありません。
すでにAppleの保証から外れている場合や、何年も使っていて下取りにも出せないようなiPhoneの場合は、非正規店にて割安で修理してもらうという手もあります。
残っている保証期間や、少しでも早く直したいといった個人的都合などを鑑み、どう対応するのかを判断するのがよいでしょう。本体の故障で使えなくなってしまったiPhoneは携帯処分.comで無料処分できます。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
ノートパソコンとデスクトップパソコンにはそれぞれ寿命があります。
購入から数年経ったパソコンの「動きが遅い」「頻繁にフリーズする」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
寿命が来たパソコンにはさまざまな症状が現れ、やがて動かなくなります。
この記事では、パソコンの寿命や買い替えの判断基準について紹介します。
パソコンの寿命を伸ばす方法や古くなったパソコンの処分方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
パソコンの平均寿命は、約5年です。パソコンの寿命が近づくと、フリーズする、電源が落ちるなどの症状が現れます。
平均寿命はパソコンの使用状況や、パソコンの種類によっても寿命は異なります。
ここではノートパソコンとデスクトップパソコンに分けて寿命の目安を紹介します。
ノートパソコンの平均寿命は、約3〜5年と言われています。長く使うほどバッテリーやHDDやSSDが消耗し寿命に近づきます。
ノートパソコンの使用頻度や使い方、メンテナンスの有無によっても寿命の長さは変わります。
デスクトップの場合、HDDを搭載しているタイプはおよそ5年、SSDを搭載している場合は10年以上と言われています。
ノートパソコンよりも、デスクトップパソコンの方が寿命が長くなるのは、熱の冷却がスムーズに進み、キーボードなどのパーツ交換がしやすいためです。
パソコンにはさまざまなパーツがあり、それぞれの使い方によって寿命が異なります。
それぞれのパーツの寿命の目安を紹介します。
パソコンの寿命の大きな原因となるHDDの寿命は、平均5年です。
HDDはパソコンのメインとも言えるデータを記憶する場所です。2015年ごろからHDDに代わりSSDを使用しているパソコンが増えました。
SSDは、HDDよりも衝撃に強く、消費電力が少なく、データの読み書きが速く、そのうえHDDよりもサイズが小さいというメリットがあります。
しかしSSDが主流となって日が浅いため、SSDの寿命は未知数な部分もありますが一般的には5年ほどと言われています。
HDDとSSDの寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ハードディスクの寿命は3~4年!故障の前兆や症状、診断方法を解説>>
【SSDの寿命は5年】故障前のSSDの症状や延命方法を徹底解説>>
バッテリーの寿命は、平均2年程度です。
バッテリーは、2〜3年経過すると新品のパソコンの半分になります。
例えばフル充電で8時間使えるパソコンは、4時間程度しか使えなくなります。
バッテリーの持ちが悪くなってきたら、早めに交換を検討しましょう。
パソコンのバッテリーの寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ノートパソコンのバッテリーの交換時期は?交換方法や寿命を伸ばす方法も紹介>>
ファンは、CPUを冷やしたりパソコン内部に熱がこもるのを防いだりする重要な役割を持っています。
平均寿命は7年です。ファンは、パソコンの電源がオンの間は常に回り続けており、故障が近くなると異音がするようになります。
寿命が近づいてくるとパソコンの熱を排熱できなくなるため、パソコンの故障に繋がってしまいます。
ディスプレイの寿命は、1日にどれくらい使用するのかなど使用状況によって異なります。ディスプレイの寿命を時間で表すと15,000〜30,000時間です。
毎日8時間使用する人の場合、5〜10年程度使用できる計算になります。
ディスプレイの寿命が近くなると、購入時より画面が暗くなる、鮮明さがなくなる、画面がぼやける、横線が入る、ちらつくなどの症状が現れ、完全に寿命が来ると映らなくなります。
毎日キーボードを利用している場合は、もっと短くなる可能性もあります。
キーボードが反応しない、勝手に反応する、キーが押したまま戻らないなどの症状があれば故障です。
キーボードだけが故障した場合は、外付けのキーボードを使って対応することも可能です。
キーボードの寿命はこちらの記事で詳しく解説しています。
CDやDVDを挿入しても反応がない、ドライブが動かない、読み込みが遅いなどの症状は、寿命が近い状態です。
ドライブの修理は高額のため、パソコンの買い替えや外付けドライブの購入を検討しましょう。
電源ユニットは、パソコンを起動するためのパーツで、負荷が高いため寿命は5年程度です。
寿命が近い電源ユニットを使用していると、各パーツの故障の原因になります。
電源ユニットの寿命が近くなると、勝手に電源が落ちる、起動しない、フリーズする、シャットダウンできないなどの症状が現れます。
電源ユニットの寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
【パソコンの電源ユニットの寿命は?】故障前の症状や延命するための方法>>
パソコンの寿命は約5年ですが、寿命を迎えるタイミングはそれぞれの使用状況によって異なります。
パソコンは寿命が近くなると、さまざまな症状が現れるようになります。
ここではパソコンの寿命が近づいてきた時に出てくる症状を紹介します。
パソコンからはファンが回る音や、ハードディスクが動く音などさまざまな音がします。
例えば、パソコンの電源を入れた時に「プチッ」や「ポツ」などのノイズ音が発生することがあります。
電源状態の変化によって、オーディオ回路の出力信号が不安定になったり、オーディオ回路を初期化したりするときに、出力信号が変動するため発生している音のため故障ではありません。
しかし、あきらかにそれまでとは違った音がする場合や異音がする頻度が多い場合は、パソコンに不具合が起こっている可能性があります。
参考:富士通Q&A パソコンから異音がします。故障でしょうか。
パソコンからの異音についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
パソコンからの異音は修理が必要?原因や対処法を詳しく解説します
パソコンが頻繁にフリーズする場合は、熱暴走、ハードディスクの故障、メモリ不足などが考えられます。
パソコン内部には熱に弱いパーツも多く、冷却ファンの機能の低下により排熱がうまくいかなくなると熱暴走を起こします。
ハードディスクは、作業したデータを保管する場所のため、毎日多くのデータの読み取りや書き込みを行っています。
長期間パソコンを使用しているとハードディスクが劣化し、急にフリーズが起こるようになります。
最新のドライバーをインストールしたり、ハードディスクの空き容量を増やしたりすることで改善する場合もありますが、頻繁に起こる場合は故障の可能性があります。
参考:富士通Q&A [Windows 10] パソコンの動作が不安定になることがあります。
パソコンのフリーズに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
パソコンが頻繁にフリーズする原因と対処法!強制終了の方法も解説>>
パソコンを長時間使用している場合や内部にホコリがたまっている場合は、パソコン本体に熱を帯びやすくなります。
パソコンが高温になると熱暴走を起こしたり、焦げたような臭いがしたりします。
原因は、コンデンサーの破裂や電源周り、冷却ファンの排出口のホコリなどです。
パソコンからの異臭は火事の原因にもなりとても危険です。
すぐにパソコンの電源を切り、コンセントからプラグを抜いてください。
また、ハードディスクに不具合がある場合でも、パソコン内部から焦げくさいにおいがします。
においが発生すると、どれくらいでハードディスクが故障するかはわかりません。完全に故障するとデータの復旧は難しくなるため、早急に対処しましょう。
パソコンのパーツは消耗品のため、使っているうちに経年劣化します。
パソコンが起動しない、頻繁に電源が落ちる、再起動をくり返す場合は、ハードディスクやマザーボードの故障が考えられます。
パソコン本体に熱がこもり過ぎたことでも強制的にシャットダウンされる場合があります。ファンの故障などの冷却力の低下も原因です。
起動しない、電源が落ちるのは、パソコンに重大な問題がある可能性が高くなります。修理や買い替えを検討しましょう。
参考:富士通Q&A [Windows 10] パソコンの操作中に電源が切れてしまいます。
パソコンが起動しないことに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
パソコンが立ち上がらない!起動しない原因と黒い画面になった時の対処法>>
バッテリーは消耗品のため、2〜3年程度でフル充電の電池の持ちが新品の半分になります。バッテリーを交換しないでそのまま使用を続けると、まったく充電できなくなります。
充電できなくなるとバッテリーのみで作動しなくなりますが、ACアダプターを使用していればそのまま使えます。
パソコンが充電できない原因はこちらの記事で解説しています。
ノートパソコンが充電できない原因は?症状別の対処法を具体的に解説
バッテリーの故障の場合は交換で問題が解決しますが、バッテリーが充電中にも関わらずランプがつかないなど無反応の場合は、パソコン側の原因で充電できない可能性もあります。
パソコンのバッテリーの寿命に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ノートパソコンのバッテリーの交換時期は?交換方法や寿命を伸ばす方法も紹介>>
パソコンの寿命は使い方によって異なり、寿命を伸ばすためのコツがあります。
しっかりと正しい使い方をしていれば、長く使うことができます。
この章では、パソコンの寿命を伸ばすコツを8つ紹介します。
パソコンは高温に弱くデリケートです。
室内の温度に気を付ける、通気口をふさがない、直射日光を避けるなどの対策が大切です。ノートパソコンは熱を逃しにくい構造のため、冷却台の使用もおすすめです。
パソコンの吸排気口にホコリがたまると、パソコンに熱がこもる原因になります。
パソコン周りはホコリがたまりやすいため、定期的に清掃してホコリがたまらないようにしましょう。
パソコンはデリケートで衝撃に弱い機械です。
落としたり、ぶつけたりすると故障する原因になります。
ノートパソコンを持ち運ぶ場合は、ケースに入れてできるだけ丁寧に扱うように心がけましょう。
バッテリーは、100%まで充電する、0%になるまで充電しない、アダプターの差しっぱなしなどで寿命が短くなります。
ノートパソコンに多く使われているリチウムイオン電池は、つぎ足し充電が可能なので、0%になる前に充電しましょう。
充電回数を減らしバッテリー残量が20〜80%を保つようにすることでバッテリーの寿命を伸ばすことができます。
長時間使用しない場合はシャットダウン、数十分〜1時間以内に作業を再開する場合はスリープがおすすめです。
頻繁にパソコンの電源のオン・オフをくり返すとハードディスクに負担がかかります。また長時間スリープモードにすると、常に通電した状態となり、こちらもパソコンに負荷がかかります。
パソコンの寿命を伸ばすためにはPCを使用する時間に合わせて、シャットダウンとスリープモードを使い分けましょう。
パソコンに液体がかかると故障の原因になります。直接液体をかけるのはもちろん、冬場は結露にも注意が必要です。
パソコンを寒い場所から暖かい場所へ移動した場合、内部に結露が発生し水滴がついている可能性があるため、すぐに電源をつけるのはやめましょう。
部屋の温度にパソコンがなじんでから電源をつけると安心です。
パソコンの故障の多くは、HDDやSSDの状態が原因です。急に故障して慌てないためにも、こまめに状態をチェックすることが大切です。
HDDとSSDの状態を調べるためには、フリーソフトの「CrystalDiskInfo」がおすすめです。「CrystalDiskInfo」を使うとドライブの障害や故障の前兆がわかります。
パソコンは内部の清掃などだけでなく、内部データのメンテナンスも必要です。
以下のように、不要なデータを削除するなどしてハードディスクの動作が速い状態を保ちましょう。
パソコンの寿命が近づいてきたら買い替えや処分を検討する必要があります。
この章ではパソコンの寿命がきたときの対処法を年数別に紹介します。
購入から3年以内の場合は、修理を検討しましょう。パソコンの使い方にもよりますが、寿命の目安は5年のため、3年程度の故障は寿命ではない可能性が高くなります。
購入から3年以内の場合、有料で延長保証がつくこともあります。
パソコンは購入してから4年以上経過すると、故障ではなく寿命を迎えるパーツも出てきます。
故障個所を修理しても、他のパーツがすぐに寿命を迎える可能性もあるため、買い替えや処分を検討したほうがいいでしょう。
パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること>>
パソコンを買い換える基準としては寿命や故障などの他に保証期間やサポート期間なども考慮する必要があります。
ここではパソコンの買い替えの基準を紹介します。
パソコンが寿命を迎える大きな原因の1つにハードウェアの故障があります。
ハードウェアとはパソコンを構成しているパーツのことで、ディスプレイ、ハードディスク、メモリ、マザーボードなどがあります。
ハードウェアが故障すると、パソコンが起動しない、データの保存ができない、パソコンが落ちるなどの不具合が起こります。
ハードウェアの故障の中でも、起こりやすいのがハードディスクの故障です。
ハードディスクはパソコン内のデータを保存する場所で、多くのファイルが保存されており、データを読み書きします。
このハードディスクが故障するとパソコンに不具合が起こりやすくなります。
ハードディスクの故障についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
パソコンメーカーは、修理対応のためにパソコンのパーツを一定期間保管しています。
メーカーのパーツの保管期間は一般的に6年程度と言われています。この期間内であれば、故障しても修理が可能です。
部品の保有期間が終了すると、メーカーでは修理ができない可能性があります。そのため、修理保証期間が過ぎた場合は、故障する前に買い替えを検討するのがおすすめです。
パソコンの本体の基本的なシステムを管理しているのがOSです。
Microsoft社の「Windows」やApple社の「Mac OS」が代表的なOSです。
OSのサポート期間は定期的な更新で、不具合の改善やセキュリティの強化を行っていますが、発売から約10年で終了します。
例えば、「Windows7」のサポート終了は2020年1月14日、「Windows10」は2025年10月14日となっています。
Windows7のサポートについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
Windows7のサポート終了後に使い続けるとどうなる?セキュリティソフトを入れても使えない?
パソコンの起動やシャットダウンができない、突然フリーズするなどの症状は、OSの不具合によって起こる場合があります。
OSのサポートが終了するとこのような不具合の修正がされません。
セキュリティも更新されなくなるため、ハッキングを受けやすくなる、ウイルスに感染しやすくなるなどのリスクも高まり危険な状態となります。
OSのサポート期間終了後は、他に問題がない場合でも、パソコンの買い替えを検討しましょう。
参考:ご存じですか? OS にはサポート期限があります! – Microsoft atLife
パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること>>
パソコンが寿命を迎えたら、新しいパソコンを購入する必要があります。
パソコンを選ぶ際には、次の点をポイントに買い替えを検討しましょう。
次に購入するパソコンを長く使う予定の場合は、メモリ容量やストレージ容量が大きく、高いスペックのパソコンを選びましょう。
短期間で買い替え予定の場合は、コスパを重視して必要最低限のスペックのパソコンを選ぶのも良いでしょう。
パソコンの性能は進化が早く、最低限のスペックのパソコンを短期間で買い替えた方が快適に使える可能性もあります。
パソコンのスペックについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
パソコンのスペックとは?調べ方や必要スペックの目安について解説 |
パソコンを使って何をするかによって必要なパソコンのスペックは異なります。
動画制作やソフトウェア開発などがメインの場合は高いスペックが必要です。
ネットサーフィンなどの簡単な操作がメインの場合は、最低限のスペックでも問題ありません。
パソコンの選び方について知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
パソコンの選び方!用途やスペックを初心者にもわかりやすく解説
パソコンを長く使いたい場合は、ハードディスクがSSDタイプのものがおすすめです。
HDDに比べると高額にはなりますが、SSDは落下の衝撃に強く、消費電力が小さい、処理速度が速いなどのメリットがあります。
HDDとSSDの違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
どっちを選ぶ?HDDとSSDの違い!寿命や速度を徹底比較 |
OSのサポート期間は約10年です。
サポート期間は発売日からのため、できるだけ最新のOSを選ぶ方がサポート期間が長くなります。
古いOSをアップグレードする場合は有償になるため、できるだけ最新のOSを搭載したパソコンを選びましょう。
パソコンが完全に故障するとデータ移行ができなくなる可能性があります。
新しいパソコンへスムーズにデータ移行するためには、早めにバックアップを取ることが必要です。
パソコンの買い替えに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること>>
パソコンの平均寿命に関するよくある質問をご紹介します。
ノートパソコンとデスクトップパソコンによって寿命の目安が異なります。
ノートパソコン:約3〜5年
デスクトップパソコン:HDDの場合約5年、SSD10年以上
パソコンが壊れる前兆はいくつかあります。
パソコンを長持ちさせるには下記の方法が有効です。
パソコンが寿命をむかえた時の対処法は購入してからどの程度経過しているかによって異なります。
パソコンの買い替え時はいつ?おすすめの購入時期や買い替え前にやること >>
パソコンを買い替える時の5つのポイント
パソコンの選び方!用途やスペックを初心者にもわかりやすく解説>>
パソコンの寿命は、平均5年です。
使い方によっても寿命は異なるので、普段から定期的なメンテナンスをすることが大切です。
パソコンは購入から4年が経過するといつ故障してもおかしくないので、急に故障しても慌てないようにデータのバックアップを取るなど準備をしておきましょう。
また、パソコンが寿命を迎え、買い替える場合は古いパソコンの処分が必要です。
古いパソコンの処分は事前にデータの消去を行いますが、完全にパソコンのデータを消去するのは素人では難しい場合もあります。
無料パソコン処理サービスでは、完全無料でデータの消去まで行ってくれます。
日本全国どこからでも送料無料でパソコンを送ることも可能です。
古いパソコンの処分に困った場合は、無料パソコン処理サービスパソコン廃棄.comを検討してみてください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。