大切なPlayStation 5の電源がつかずに困っている方はいませんか?電源を入れてもつかない場合、プレイ中のゲームが遊べなくなるのでショックを受ける方も多いはずです。PS5を復活させるためにも、まずは電源がつかない原因を探りましょう。
今回は、PS5の電源がつかない原因に加えて、電源がつかないときに確認すべき内容をご紹介していきます。自力で解消できるか調べるためにも参考にしてください。
目次
適切な対処をするため、自分で直せるのか確認するためにも、まずはPS5の電源がつかない原因を探っていきましょう。以下の不具合がないか確認してみてください。
1つ目は電源コードの故障です。電源コードはメガネ型ケーブルで、PS5でしか使用できません。本体の裏側にあるAC IN端子に電源ケーブルを挿入して使用する仕組みです。
もし、電源がつかない場合にコードがしっかりと挿さっていない場合は接触不良なだけなので、奥までしっかりと挿して再度電源がつくか確認してみてください。それでも電源がつかない場合、電源コードに不具合が生じている可能性があります。目立った傷がなくても内部が壊れている可能性があるので、無理に使わないよう気を付けてください。
使用していたPS5の電源がつかない原因の1つに、コンセントの故障もあります。PS5側の故障ではなく自宅のコンセントに不具合が生じているケースです。違うコンセントを使用すると電源が入る可能性もあるので確認してみてください。
HDMIケーブルは、テレビやディスプレイとPS5を接続するために使用されます。正しく接続されていないと電源がつかない可能性もあるので、正しい位置につけているかチェックしてみてください。
また、電源コードと同様にHDMIケーブルが故障している可能性もあります。見た目では分からなくても故障している可能性があり、接続をし直しても電源がつかない場合は故障が原因かもしれません。新しいケーブルに交換するなどして対処しましょう。
PS5で長時間遊んでいたときや直射日光の当たる場所に置いていたとき、ゲーム機の周辺に物を大量に置いていた際にはオーバーヒートを起こしやすいです。オーバーヒートを起こすと、ゲーム機本体に熱がこもってしまい電源がつかなくなるケースもあります。
PS5の場合は、オーバーヒートを起こすと電源ランプが赤色に点滅するため、本体を触って熱さを感じる場合は、チェックしてみてください。赤色に点滅していた場合はオーバーヒートを起こしているため、適切な対処が必要です。
PS5の電源がつかない原因はさまざまです。上記の方法で原因を把握できたら、次に適切な対処を実施していきます。以下の方法を試して正常に動作するか確認していきましょう。
電源コードに問題がないか、まずは確認してみましょう。方法としては以下のとおりです。
①電源ケーブルを抜く
②1分以上待ってからPS5に挿し直す
③電源を入れて起動するか確認する
上記の方法で起動すれば問題ありません。しかし、電源がつかないままであればコードに異常がある可能性があります。断線しているかもしれないので、使用を中止して新しい電源コードを購入しましょう。
また、付属していた純正の電源コードではなく、それ以外のコードを使用していた場合、正しい電力供給が行われずに電源が入らないケースもあります。非純正品は安く購入できるメリットがありますが、粗悪品の危険性もあるので使用は避けてください。
上記の方法で電源がつかない場合、念のためにコンセントの状態も確認してみてください。
①PS5の電源コードをコンセントから外す
②別の電源コードをコンセントに差し込み、動作を確認する
上記の方法では、スマホの充電器やテレビ、扇風機などの家電コードを差し込み、きちんと動くか確認してください。もし正常に動く場合はPS5側に問題がありますが、ほかの家電も動かない場合はコンセントに異常がある可能性があります。
コンセントが壊れたまま使用すると、トラブルを招く恐れがあるため危険です。特に火災や漏電は命の危険もあるので、早めに修理を依頼しましょう。コンセントの修理は電気工事士の資格が必要なので、自力で修理しようとはせず専門業者に依頼します。
また、電源タップを使用しているケースもあるはずです。PS5以外にもスマホの充電や家電で使っているなどすれば、供給される電力が弱くなりゲーム機を起動させるための電力を送り込めていない可能性もあります。
その場合は、ほかの電源コードを抜くか電源タップを使わずに、壁に設置してあるコンセントに差し込んで電源を入れてみてください。正常に動作すれば問題ありません。
HDMIケーブルの接続確認は以下の方法で試してください。
①HDMIケーブルを一度全部抜き取る
②HDMIケーブルの一方の端子をPS5の本体裏側にあるHDMI OUTに挿入する
③HDMIケーブルのもう片方をディスプレイデバイスのHDMI入力端子に挿入する
④電源コードを接続して本体の電源をオンにする
以上の方法でHDMIを再度差し込み、問題なく起動すればゲームを楽しめます。しかし、正常に動作しない場合は、ケーブルが壊れているかもしれません。
断線していればゲーム機本体が正常に動いてもテレビ画面には何も表示されないので、新しいHDMIケーブルが必要です。古いバージョンのケーブルを使用すると高い性能を発揮できません。
付属品はHDMI2.1 規格のUltra High Speedケーブルです。同じ規格のものを選べば、滑らかな映像や美しい画像でゲームをプレイできます。
選び方としては、長さに注意してください。短いと本体とモニターの距離が近くなり、有線のコントローラーを使用する際にストレスを感じやすいです。
しかし、長過ぎると信号が減衰するためノイズが入りやすくなる不具合が生じます。快適にプレイするためにも、短過ぎず長過ぎないケーブルを選ぶようにしましょう。なお、付属されているHDMIケーブルは約1.5メートルです。
PS5がオーバーヒートを起こすと前述したように電源ランプが赤色に点滅します。オーバーヒートを放置すれば故障する危険性もあり、大切なプレイ中のデータがなくなってしまうかもしれません。故障を防ぐためにもオーバーヒート対策は重要です。
・設置場所に注意する
PS5を置いている場所によってオーバーヒートを起こしやすい状況を作り出してしまうため注意してください。たとえば、ラグやカーペットの上に置くとホコリが溜まり正しく冷却できません。PS5は表面が硬い場所に置き、同梱してあるPS5のベースを使用して設置場所に十分なスペースを作るよう心掛けてください。
また、風通しのいいスペースに置くことも大切です。周囲に物が置かれていたり、散らかった場所に置いたりすると空気の流れが悪くなり、冷却できなくなってしまいます。換気ができるように周囲には何も置かず、壁からも離して設置するようにしましょう。
・熱対策グッズに使用
冷却グッズも複数あるので使用するとオーバーヒートの防止が可能です。たとえば、冷却用のクーリングファンを使用すると熱の排出を手助けしてくれます。
スタンドと一体になっているタイプもあるので、縦置き・横置き関係なく使用できるので便利です。ヒートシンクや冷却パットなどもあるので、熱を溜め込まないためにも活用してみましょう。
パワーサイクルとは、電源のオン・オフをする動作を指します。パワーサイクルの流れは以下のとおりです。
①電源ランプの点滅が終わるまで電源ボタンを長押しする
②電源ケーブルを取り外す
③電源が切れるまで約20分待機する
④電源ケーブルを再度接続して本体の電源を入れる
上記の動作で電源がつけば正常に遊べます。万が一、パワーサイクルでも反応が無ければ、違う方法で動くか確かめてください。
レストモードとは、パソコンのスリープモードと同じで電源を落とさずに省電力のまま起動し続ける状態を指します。レストモードにしておけば、再度起動するときもスムーズに立ち上げられ、バックグランドでアプリやソフトのダウンロードもできるので便利な機能です。
しかし、停電や電源コードの取り外しによって正常に電源が切られないとエラーが発生して再起動ができなくなるケースもあります。その場合は、手動で再起動をして電源が入るかチェックしてください。
手動での再起動は、PS5本体にある電源ボタンを15秒間長押しするだけです。長押しによる再起動で正常に動けば、問題なく使用できるでしょう。
必要最小限の機能のみ動かす状態をセーフモードと言います。セーフモードから起動させる方法は以下のとおりです。
①電源ボタンを長押しして本体の電源を切る
②電源が切れたら再度電源ボタンを長押しする
③2度目のビープ音が聞こえたらボタンから手を放す
④PS5コントローラーをUSBで接続してコントローラーのPSボタンを押す
⑤「データベースの再構築」を選択する
上記の方法で正常に作動する可能性もあります。
PS5の内部にはファンが設置されています。ファンは、熱を持ち過ぎないように風を送り込む大切な役割を持ちます。
ファンにホコリが溜まっていると排熱性能が弱まるので、オーバーヒートを起こさないよう定期的なお手入れが必須です。掃除するためには、柔らかい布とイソプロピルアルコール、圧縮空気ダスターを準備してください。
①PS5のすべてのケーブルを取り外す
②数分待ち、圧縮空気ダスターを使用してファンの排気口からゴミを吹き飛ばす
③イソプロピルアルコールを含ませた布で全体を丁寧に拭き取る
④乾いた布で本体を拭く
⑤完全に乾いた状態で電源をオンにする
また、PS5はゴミを溜められるダストキャッチャーがあるので、掃除機で吸うことも大切です。面倒でもお手入れは定期的に実施してオーバーヒートや故障を防ぎましょう。
PS5のスタンダード・エディションであればブルーレイ対応の光ディスクドライブが搭載されているので、ディスクを挿入すると検知して電源が入るかもしれません。
①ディスクを用意して汚れを拭き取る
②ディスクを本体にゆっくりと差し込む
③電源が入ったらディスクを取り出す
使用するディスクは、ほかのゲームやブルーレイディスク、DVDのいずれかを使用してください。オーディオCDや焼いたディスクなどは動作しないので気を付けましょう。
システムソフトウェアの更新で電源が入る可能性があります。
①USBフラッシュドライブWindowsPCに接続する
②MiniTool Partition Wizardをダウンロードして起動する
③MiniTool Partition WizardでUSBフラッシュドライブのパーティションを右クリックして「フォーマット」を選ぶ
④ポップアップウィンドウが表示されるので「ファイルシステム」で「FAT32」を選ぶ
⑤「OK」を押し、左下にある「適応」をクリックする
⑥「Win + E」キーを押してファイルエクスプローラーを開く
⑦USBフラッシュドライブにアクセスして新しいフォルダを「PS5」で作成する
⑧PS5フォルダを開いて新しいフォルダで「UPDATE」を作成する
⑨PS5のアップデートファイルをダウンロードして「UPDATE」ファイルに保存する
⑩「PS5UPDATE.PUP」のファイルが作成されるまで、しばらく待つ
⑪USBフラッシュドライブを取り出してPS5に接続する
⑫PS5をセーフモードで起動して「システムソフトウェアをアップデートする」を選ぶ
⑬「USBドライブからアップデート」→「OK」の順で進む
上記の手順でアップデートが完了です。アップデート後、起動したら問題なく動くか確認してみましょう。
上記でご紹介した方法で電源が入らない場合は初期化で問題が解決するケースもあります。ただし、本体にあるすべてのデータが削除されるので、これまでに保存してきたプレイ内容がなくなってしまいます。
①セーフモードにする
②セーフモードのオプションで「PS5を初期化」を選択する
上記の方法で初期化は完了です。初期化をしても問題ないよう、定期的にバックアップを取っておくと大切なデータを無くす心配がありません。
PS5の電源がつかなくても、今回ご紹介した方法を試せば電源がつく可能性があります。しかし、本体に不具合がある場合もあるので、原因が分からない場合はカスタマーセンターに連絡をして修理を依頼しましょう。SONYのPlayStationサポート内にある「オンライン修理受付サービス」から申し込みができるので、メールアドレスを送付して申し込みを行ってください。