
Surface(サーフェス)を使っていて、突然キーボードが反応しなくなると、文字入力やログインができず困ってしまいます。
サーフェスのキーボードが反応しない原因は、Type CoverやSurface Proキーボードの接触不良、Windowsの一時的な不具合、ドライバーの異常、キーボードまたはサーフェス本体の故障などさまざまです。
すぐに故障と判断する必要はありません。接続の確認や再起動だけで直ることも多いため、簡単な対処法から順番に試しましょう。
この記事では、サーフェス本体とキーボードのどちらに問題があるかを確認する方法と、キーボードが反応しない場合の13個の対処法を解説します。
【この記事でわかること】
目次

対処を始める前に、キーボード側の問題か、サーフェス本体やWindows側の問題かを切り分けます。次の確認結果はあくまで目安ですが、修理や買い替えを判断しやすくなります。
FnキーやCapsキーにランプがあるキーボードでは、キーを数回押してランプが点灯するか確認します。
ランプの状態だけで故障箇所を断定することはできません。接続し直したうえで、ほかの確認方法も試してください。
画面上のタッチキーボードで文字を入力できるか確認します。タッチキーボードで入力できる場合、Windows自体は動作しており、物理キーボードや接続部分に問題がある可能性があります。
Windows 11では、入力欄をタップするか、タスクバーのタッチキーボードアイコンから表示できます。アイコンがない場合は、タスクバーの設定から表示を有効にしてください。
USBまたはBluetoothの外付けキーボードがあれば、サーフェスへ接続して入力できるか確認します。
対応する別のキーボードを用意できる場合は、サーフェスへ接続して反応を確認します。
Surface ProキーボードやType Coverは、サーフェスのモデルによって対応製品が異なります。確認に使う場合も、対応モデルが一致しているキーボードを使用してください。
サーフェスのキーボードが反応しない主な原因は次のとおりです。
Surface ProキーボードやType Coverは、本体下部の端子と磁石で接続します。端子にほこりや皮脂が付いている、キーボードがずれている、磁石が正しく接触していない場合は認識されません。
NumLock、CapsLock、Fnロック、入力言語、固定キー、フィルターキーなどの設定により、一部のキーだけ使えないように見えることがあります。
Windows UpdateやSurfaceのファームウェア更新後に、一時的にキーボードが認識されなくなる場合があります。再起動や追加の更新プログラムによって改善することがあります。
キーボードを制御するドライバーが停止している、破損している、正常に読み込まれていない場合は、キーを押しても反応しません。
Surface Pro FlexキーボードやBluetooth対応の外付けキーボードをワイヤレスで使用している場合は、Bluetoothがオフになっている、ペアリング情報が壊れている、充電や電池が不足している可能性があります。
一般的なType Coverや本体へ直接装着して使うSurface Proキーボードでは、Bluetooth設定は関係ありません。
ケーブル部分の断線、端子の破損、液体こぼれ、落下、長期間の使用による劣化などでキーボードが故障している場合があります。
別の対応キーボードも認識しない場合は、サーフェス本体の接続端子、基板、Windowsなどに問題がある可能性があります。
すべてのキーではなく、特定の入力だけできない場合は、ロックや入力モードを確認します。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認する操作 |
|---|---|---|
| テンキーの数字が入力できない | NumLock | NumLockキーを押す |
| アルファベットが大文字になる | CapsLock | Shiftキーを押しながらCapsLockキーを押す |
| カタカナで入力される | 入力モード | 無変換キーやIMEの入力モードを確認する |
| ファンクションキーの動作が異なる | Fnロック | FnキーのランプやFnロックの状態を確認する |
キーのすき間にほこりや異物が入り、一部のキーの動きを妨げている場合があります。電源を切り、キーボードを外してから、エアブロワーや柔らかいブラシで清掃してください。
キーを無理に外したり、掃除機を強く当てたり、液体を直接かけたりすると破損するおそれがあります。

次の対処法を、簡単にできるものから順番に試してください。初期化はデータや設定に影響するため、ほかの方法で改善しない場合に行います。
Surface ProキーボードやType Coverを本体から外し、接続端子に異物、汚れ、傷、変形がないか確認します。
Microsoftは、接続を妨げる破片や損傷がないことを確認し、キーボードの磁石が本体下端へ正しく接触するように取り付け直す手順を案内しています。
Surface ProキーボードまたはType Coverのトラブルシューティング(Microsoft公式)
Windowsやアプリの一時的な不具合でキーボードが認識されていない場合は、通常の再起動で改善することがあります。
再起動後、キーボードを取り付け直して入力できるか確認してください。
この方法は、Surface Pro FlexキーボードやBluetooth対応の外付けキーボードをワイヤレスで使用している場合に行います。直接装着するType Coverには必要ありません。
充電式の場合は十分に充電し、乾電池式の場合は新しい電池へ交換してから試してください。
高速スタートアップは起動時間を短縮する機能ですが、前回のデバイス状態を引き継ぐため、周辺機器の認識不良が残る場合があります。
固定キー、フィルターキー、切り替えキーが意図せず有効になっていると、キー入力の反応が変わることがあります。
通常の再起動ができない場合や、再起動しても改善しない場合は強制再起動を試します。作業中のデータが失われる可能性があるため、操作できる場合は先に通常のシャットダウンを行ってください。
Surface Pro第5世代以降、Surface Go、Surface Laptop、Surface Laptop Studio、Surface Book 2以降などでは、サーフェスが再起動してWindowsロゴが再び表示されるまで、電源ボタンを約20秒間長押しします。
Surface Pro 4以前や初代Surface Bookなどの古いモデルは手順が異なります。Microsoft公式ページでモデル別の方法を確認してください。
サーフェスを強制的にシャットダウンして再起動する(Microsoft公式)
Windows、ドライバー、Surfaceファームウェアを最新の状態にします。画面のタッチ操作を使って次の手順を行ってください。
Surfaceアプリも開き、利用できる更新やデバイス情報を確認してください。
デバイスマネージャーでキーボードデバイスを読み込み直します。項目名はモデルや接続方法によって異なります。
外付けキーボードやタッチ操作を使える状態で行ってください。対象が判断できない場合は無理に変更せず、次の診断ツールを利用します。
無効化と有効化で改善しない場合は、キーボードドライバーを再インストールします。
誤ったデバイスを削除すると、ほかの入力機器が使えなくなることがあります。不安な場合は実行せず、Microsoftの診断ツールやサポートを利用してください。
モデルによっては、Surface UEFIにType Cover portやキーボード関連の設定があります。設定項目が存在する場合に限り、有効になっているか確認してください。
項目名や画面はモデルによって異なり、設定自体がないモデルもあります。ほかの項目は変更しないでください。
Microsoftは、Surfaceアプリから問題を確認する方法と、Surface修復ツールまたはSurface Diagnostic Toolkitを使う方法を案内しています。
利用できるツールはサーフェスのモデルによって異なり、対応するツールが自動的に案内されます。
Surfaceの問題を診断して修復する(Microsoft公式)
すべての方法を試しても改善しない場合は、Windowsの初期化を検討します。初期化前に、必ず重要なデータを外付けストレージやクラウドへバックアップしてください。
「個人用ファイルを保持する」を選んでも、アプリや設定が削除されます。バックアップなしで実行しないでください。
初期化しても改善しない場合は、キーボードまたはサーフェス本体が故障している可能性があります。
保証期間、修理費、本体の年式を確認し、キーボードの買い替え、Microsoftへの修理依頼、サーフェス本体の買い替えを比較してください。
サーフェス本体を買い替えて不要になった場合は、パソコン回収サービスで処分できます。パソコン廃棄.comでは、故障したサーフェスも無料廃棄の対象です。
データを自分で消去できない状態でも、回収後に無料でデータ消去を行います。発送前の申込みも不要です。

サーフェスのキーボードが反応しない場合は、まず接続端子の汚れやずれを確認し、キーボードを取り付け直してください。
次に、タッチキーボード、外付けキーボード、別のType Coverなどを使って、キーボード側とサーフェス本体側のどちらに問題があるかを切り分けます。
接続し直しても改善しない場合は、再起動、Windows Update、ドライバーの再読み込み、Surfaceアプリの診断ツールなどを順番に試しましょう。初期化は必ずバックアップを取ったうえで、最後の手段として行います。
別の対応キーボードも認識しない場合や、初期化後も改善しない場合は、本体故障の可能性があります。修理費や本体の年式を確認し、修理と買い替えを比較してください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。