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フリーズしたパソコンが強制終了・シャットダウンできない!メーカ別の対処法を解説

パソコンに不具合があると強制終了を試みますよね。しかし、強制終了できなくて困ることも。

パソコンがシャットダウンできない、強制終了できない原因はパソコンがフリーズしているのかもしれません。

この記事では、パソコンの強制終了の方法やできない場合の対処法、パソコンがフリーズする原因と対処法も紹介します。

この記事を読むと、パソコンの強制終了に関する情報がすべてわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • パソコンメーカー別の強制終了の方法
  • パソコンがシャットダウンできないときの8個の対処方法
  • アプリとパソコンの強制終了できないときの対処法
  • パソコンがフリーズする6つの原因と対処法
  • 強制終了をくり返すなら処分も検討

目次

パソコンの強制終了する前の注意点

パソコンがフリーズした場合などは強制終了すると改善することもありますが、強制終了すると作業中のデータが失われます。

パソコン本体やアプリケーションの強制終了は、作業している内容を強制的に終了することのため、最後に保存した状態になります。

強制終了はあくまでも最後の手段です。データが失われると困る場合は、少し時間を置いてみてパソコンの状態が改善されないかを確認しましょう。

パソコンのフリーズは、いつ起こるかわからないため作業中は定期的にデータを保存しましょう。

また、ハードディスクやドライブが動いているときに強制終了すると、突然電源を遮断されるためディスクに大きなダメージを与えることもあります。

アクセスランプのマークが光っている間は、ハードディスクが動作中です。ランプが消えてから強制終了しましょう。

パソコンがフリーズ!強制終了する方法

パソコンがフリーズしたら状況に応じてアプリやプログラムやパソコンを強制終了しましょう。

アプリやプログラムを強制終了する方法

マウスやキーボードの反応があり、使っていたアプリケーションだけがフリーズしている場合は、アプリだけを強制終了しましょう。

アプリケーションの強制終了の方法

Windows

  • 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押す
  • タスクマネージャーを開き終了したいアプリケーションを選択、「タスクの終了」をクリックする

Mac

  • 「Command」+「Option」+「esc」を同時に押して強制終了ウインドウを出す
  • Appleメニューから「強制終了」から強制終了したいアプリケーションを選択する

Windowsを強制終了する方法

アプリケーションやプログラムを強制終了できない場合や、強制終了してもパソコンの反応がない場合はWindowsの強制終了を実行しましょう。

  1. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  2. 「このコンピュータのロック」や「ユーザーの切り替え」などの文字から「シャットダウン」を選択
  3. Windowsが終了し電源が切れる
  4. パソコンの電源が切れたらそのまま(10秒程度)待つ
  5. パソコンを起動して正常に動作することを確認

参考:富士通 Q&A アプリケーションやパソコンを強制終了する方法

Macを強制終了する方法

Macの場合もアプリケーションの強制終了ができない場合や、Appleマークも出ない場合は、Macを強制終了しましょう。

以下の方法では、開いているファイルやアプリケーションを終了したあとに強制終了できます。

  1. 「Control」 +「Option」 +「Command」を押す
  2. 電源ボタンを押す

参考:MacでAppを強制終了する方法

パソコンメーカー別強制終了の方法

ここではパソコンメーカー別の強制終了の方法を紹介します。メーカーによっては、通常の強制終了ができない場合に別の方法で強制終了できるモデルもあります。

ダイナブック

ダイナブックの「シャットダウンホイール搭載モデル」は先の細い丈夫な棒などでシャットダウンホイールを押すと強制終了できます。

電源長押しによるシャットダウンができない場合や、スリープ状態から復帰できない場合に利用できます。

シャットダウンホイールの位置はノートパソコンの裏側や側面など、モデルによって異なるため、説明書などで位置を確認しましょう。

参考:ダイナブック 電源スイッチを長押ししても強制終了できない場合の対処方法

Dell

Dellのパソコンは、通常の強制終了と同じ方法で強制終了しましょう。

OSのシャットダウンでパソコンの電源が切れない場合やパソコンが応答せず、マウスとキーボードも操作できない場合は、電源が切れるまで電源ボタンを押したままにします。

もう一度電源を入れると、パソコンが再起動しチェックディスクユーティリティ(Chkdsk.exe)が自動で実行されます。

ディスクチェックユーティリティでエラーが検出された場合は自動的に修正されますが、修正に時間がかかる場合もあるため余裕をもって行いましょう。

参考:Dell コンピューターをシャットダウンできない

富士通

富士通の2015年発表モデル以降のパソコンには、電源ボタンで強制終了できない場合に使用できる「強制終了スイッチ」が搭載されたモデルもあります。

パソコン本体下面の直径2〜3mmの穴の中にあるスイッチに「RESET」や「OFF」、「REPAIR」などが刻印されています。

パソコン本体からACアダプターや周辺機器を取り外して裏返し、強制終了スイッチにクリップなど先の細いものを差し込み押しましょう。

パソコンの電源が切れたらACアダプターを差し、しばらくしてから電源を押してください。

強制終了スイッチの有無や刻印名は機種によって異るため下記サイトで確認しましょう。

参考:富士通 FMVサポート 強制終了スイッチについて教えてください。

hp

hpのパソコンは、通常の強制終了と同じ方法で強制終了します。

キーボードやマウスでの操作で通常の終了ができない場合のみ、強制終了を行いましょう。次の順番に試します。

  • 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  • 電源ボタンを4秒以上長押し
  • 電源コードを抜く

参考:HP PC – コンピューターを正常にシャットダウンできない場合の対処方法 | HP®カスタマーサポート

NEC

NECのパソコンも通常の強制終了と同じです。

キーボードの操作ができる場合は次の方法を試します。

  • 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  • 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押しシステムメニューから強制終了

上記の方法で強制終了できない場合は次の方法を試してください。

  • 電源を4秒以上押し続ける
  • デスクトップ(VALUESTAR)は電源ケーブルをコンセントから抜く
  • ノートパソコン(LaVie )は電源ケーブルをコンセントから抜き、バッテリーパックを外す

少し時間をおいてパソコンを再起動して問題なく動作するかを確認しましょう。

参考:NEC LAVIE公式サイト フリーズしたパソコンを強制終了する方法

パソコンの電源が切れない!シャットダウンできないときの対処法

パソコンが急にフリーズし操作ができず、シャットダウンもできないことがあります。パソコンの電源が切れない場合の対処方法をまとめて紹介します。

作業中のアプリを強制終了する

アプリで保存されていないファイルがある場合はシャットダウンを妨げます。

タスクマネージャーから作業中のアプリの強制終了が可能です。

  1. 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
  2. 「タスクマネージャー」を選択
  3. 矢印キーで終了させたいアプリを選択しEnter
  4. 「Alt」+「E」を同時に押しタスクを終了

以上の方法で作業中のアプリを強制終了できます。

LANなどのネットワークを切断する

ネットワークとOSが通信を行っているとシャットダウンできない場合もあります。

有線LANケーブルを接続している場合は、LANケーブルを抜きネットワークを切断します。

無線LANの場合は次の方法で無線LAN機能を無効にしましょう。

  1. 通知領域にある「ネットワーク」アイコンを選択
  2. 該当のネットワークを選択
  3. 切断を選択

ネットワークが切断できたら、もう一度シャットダウンを試してみましょう。

Windows updateを実施する

Windowsをアップデートするとパソコンのフリーズが改善する場合もあります。Windows updateを実行するとパソコンが最新の状態になります。

Windows updateの手順

  1. スタートボタンをクリックし「設定」を選択
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「Windows update」から「更新プログラムの確認」をクリック
  4. パソコンの更新状態が表示されるためしばらく待つ
  5. 更新プログラムがダウンロード可能になると「Windows update」に表示される
  6. 「今すぐダウンロードしてインストールする」を選択
  7. 「お使いのデバイスは最新の状態です」と表示される
  8. パソコンが再起動する

以上でアップデートは完了です。

Windows updateは環境によっては時間がかかることもあります。時間に余裕を持って行いましょう。

参考:マイクロソフト Windowsサポート「Windows update」

ハードディスクのエラーをチェックする

ハードディスクに不具合があるとシャットダウン時のエラーでシャットダウンできないことがあります。

ハードディスクにエラーが起きた場合は次の手順で修復をします。

  1. Windowsボタンを右クリック
  2. 「エクスプローラー」を選択
  3. エラーチェックしたいハードディスクドライブを選択
  4. ハードディスクドライブのアイコンを右クリック
  5. プロパティを選択
  6. 「ツール」タブをクリック
  7. エラーチェックのチェックボタンをクリック
  8. ハードディスクのスキャンが開始

エラーが検出された場合は再起動します。

【Windows10】高速スタートアップを無効にする

高速スタートアップはWindows8から搭載されている機能です。

正常に動作するためには、すべての周辺機器が高速スタートアップに対応している必要があり、Windows8以前の機器を接続している場合は正常に動作しない可能性も。

高速スタートアップの機能が正常に動作していない場合、パソコンがシャットダウンできず再起動をくり返すことがあります。

高速スタートアップを無効にするとパソコンの起動は少し遅くなりますが、症状が改善する可能性もあります。

  1. 「スタート」ボタンを右クリック、「電源オプション」をクリック
  2. 「電源とスリープ」が表示されるので「電源の追加設定」をクリック
  3. 「電源オプション」が表示されるので「電源ボタンの動作の選択」をクリック
  4. 「システム設定」が表示されるので「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
  5. 「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」をクリックしチェックを外す
  6. 「変更の保存」ボタンをクリック

以上で高速スタートアップが無効になります。

参考:富士通FMVサポート 高速スタートアップを無効にする方法を教えてください。

接続している周辺機器をすべて外す

ドライブや周辺機器の不具合や故障でシャットダウンを妨げている場合があります。周辺機器をすべて取り外し、シャットダウンを試してみましょう。

周辺機器を取り外した状態でシャットダウンできる場合は、周辺機器の不具合の可能性が高くなります。

周辺機器の買い替えやドライバーの更新を行いましょう。

【Windows10】セーフモードで正常に終了できるか確認する

パソコンがフリーズして強制終了できない場合は、パソコンになんらかのトラブルが発生しているためです。

Windows10がフリーズを続ける、ブルースクリーンが出る、プログラムが正常に起動しない、パソコンが遅いなどの場合は、セーフモードで起動すると原因を特定して正常な状態に戻せます。

セーフモードで起動する手順

  1. 「スタートメニュー」から「設定」をクリック
  2. 「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「回復」を選択し「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
  4. 「オプションの選択」画面が表示されるので「トラブルシューティング」をクリック
  5. 「詳細オプション」をクリック
  6. 「スタートアップ設定」をクリック
  7. スタートアップ設定が表示されたら「再起動」をクリック
  8. 画面が切り替わったら数字キーの「4」またはファンクションキーの「F4」を押して、「セーフモードを有効にする」を選択

パソコンが再起動され、デスクトップ画面に「セーフモード」と表示されたら、セーフモードで起動されています。

セーフモードで正常に終了できる場合は、常駐のプログラムの影響でシャットダウンできない可能性があります。

常駐プログラムの解除を行いましょう。

リカバリーする

上記の対策でも問題が解決しない場合は、Windowsに問題がある可能性を考え、パソコンのリカバリー(初期化)を行います。

リカバリーを行うと、パソコンは初期状態に戻り問題解決する可能性があります。初期化を行うとデータが消えてしまうためあらかじめデータのバックアップを取っておきましょう。

リカバリーは電源ケーブルをつないだ状態で行います。リカバリーの途中で電源が切れるとOSが破損する恐れもあります。

  1. スタートをクリック
  2. 「設定」画面の「セキュリティの更新設定」を選択
  3. 「回復」を選択
  4. オプション選択画面で「すべて削除する」を選択
  5. ドライブのクリーニング画面で「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を選択
  6. このPCを初期状態に戻す準備ができましたと表示されたら「このPCを初期状態に戻す」をクリック

初期化が完了すると自動でWindows10の再インストールが開始されます。

参考:マイクロソフトサポート Windowsの回復オプション

【Windowsパソコンの初期化方法】手順や注意点をわかりやすく解説>>

アプリを強制終了できないときの対処法

パソコンを強制終了する前にはアプリの終了が必要です。ここでは、アプリの強制終了ができない場合の対処方法を紹介します。

ショートカット「Alt」+「F4」

「Alt+F4」の同時押しでは、アプリケーションの終了ができます。アプリを終了するときには画面右上の☓ボタンを押しますが、「Alt+F4」を同時に押すと☓ボタンを押さずにアプリを終了できます。

  1. 終了したいアプリをアクティブにする
  2. 「Alt+F4」をアプリが終了するまで同時に押し続ける
  3. アプリのウィンドウが閉じれば完了

「Alt+F4」のショートカットは間違えて押さないように無効化されている場合があります。

ショートカットでアプリが終了できない場合は、「Alt」+「Space」+「C」の同時押しでも同様の操作が可能です。

タスクキルの実行

タスクキルを実行すると、ファイル名やアプリを指定してタスクを強制終了できます。

タスクキルを実行するには次の2つの方法があります。

ショートカットを作成して実行

  1. デスクトップの何もない部分で右クリック
  2. メニューが表示されたら「新規作成」から「ショートカット」を選択
  3. 「ショートカットの作成」ウィンドウが表示される
  4. 項目の場所に次のコマンドを入力(taskkill /F /FI “status eq not responding”)
  5. わかりやすいショートカット名を入力して「完了」をクリック
  6. デスクトップ作成されたショートカットをダブルクリックして実行
  7. 動作が停止しているアプリを自動で検出し強制停止する

コマンドラインから実行

  1. 「スタートボタン」を右クリックし「WindowsPowerShell(管理者)」を選択
  2. ユーザーアカウントの制御画面で「はい」を選択
  3. PowerShellウインドウが表示さる
  4. 画面内に「tasklist」のコマンドを入力しEnter
  5. 現在起動中のプロセス一覧が表示される
  6. リストの中にある終了したいアプリを確認
  7. PowerShellウインドウに「taskkill /IM (アプリの名前*) /F」のコマンドを入力しEnter
  8. 成功すると「プロセスは強制終了されました」と表示される

※アプリ名はリストにある該当アプリの名前を入力する。またアプリ名の前後には半角スペースを入れる。

パソコン再起動

以上の方法でアプリが終了できない場合は、アプリだけでなくシステム異常の可能性もあります。

アプリの強制終了ができない場合は、パソコンを再起動しましょう。再起動できない場合は次に紹介する、パソコンを強制終了できないときの対処法を試してみてください。

パソコンを強制終了できないときの対処方法

パソコンの不具合の改善にはパソコンの強制終了が有効な場合もありますが、パソコンがフリーズすると強制終了できないこともあります。

ここではパソコンを強制終了できない場合の対処方法を紹介します。

【Windows8/10】グラフィックドライバーを再起動する

Windows8/10ではシステムの不具合ではなく、ディスプレイの不具合でフリーズしたように見える場合があります。

Windowsにはグラフィックドライバーを再起動するための、標準ショートカットキーが用意されています。

グラフィックドライバーの再起動

  1. 「Windowsキー」+「Ctrl」+「Shift」+「B」を押す
  2. スピーカーからビープ音が流れ、すぐに再起動が始まる

この方法では使用中のアプリやソフトはそのまま残るため、フリーズが改善されれば再びアプリを利用できます。

エクスプローラーを再起動する

エクスプローラーは、Windowsに標準搭載されたフォルダーやファイル管理のためのツールです。

Windowsすべての不具合ではなく、エクスプローラーの不具合などで使用中に「応答なし」となりフリーズすることがあります。

「応答なし」のまましばらく待っても改善しない場合は、エクスプローラーを再起動するとWindowsの動作が改善します。

エクスプローラーの再起動の手順

  1. 「Windows」キーを押しながら「X」キーを押す
  2. 「タスクマネージャー」をクリック
  3. 「プロセス」タブをクリック
  4. 「アプリ」欄の「エクスプローラー」を右クリック
  5. 表示された一覧から「再起動」をクリック
  6. 「エクスプローラー」の表示が消えたことを確認して「×」(閉じる)をクリック

パソコンを再起動し、エクスプローラーが正常に動作することを確認してください。

参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10でエクスプローラーが「応答なし」になる場合の対処方法

キーボードもマウスも操作できないなら電源ボタンを長押し

どのような操作もできない場合は電源ボタンを長押しするとパソコンを強制終了できます。電源ボタン長押しで強制終了するときに、ハードディスクが動作中の場合はファイルが失われる、ハードディスク破損などのリスクがあります。

アクセスランプを確認したり、動作音を聞いたりしてハードディスクが動作していないことを確認してから行いましょう。

  1. 電源ボタンを4~10秒以上押し続ける
  2. パソコンの電源が切れたら10秒以上そのまま待つ
  3. パソコンの電源ボタンを押してパソコンが正常に動くことを確認する

コンセントやバッテリーを抜く

電源ボタンを長押ししても電源が切れない場合は、ACアダプターを抜いて電源の供給を断ちましょう。

ノートパソコンの場合は、バッテリーを抜くと強制終了できます。バッテリーが抜けない場合は、バッテリーがなくなるまで待ちましょう。

パソコンの強制終了後は再起動して異常を確認

パソコンを強制終了するとパソコンに負担がかかります。強制終了後はしばらく待ってから再起動してパソコンの状態を確認しましょう。

Windowsが正常に動作し、通常通りにアプリケーションを起動、使用して動作がスムーズであれば、改善されたと判断します。

さらに次の2点についても確認しましょう。

作業中のファイルの確認

作業中にパソコンがフリーズし強制終了した場合は、作業中のファイルが失われている可能性もあります。

強制終了前の最後に保存した状態になるため、ファイルの状態を確認しましょう。

アプリケーションによっては編集中のデータを一時的に保存しているものもあり、そこからデータを復旧できる場合もあります。

ドライブの確認

Windowsでは、正常終了時に削除されるシステムやアプリケーションが利用する一時ファイルなどがあります。

パソコンを強制終了した場合には、これらが残っている場合もあるため削除しましょう。

ドライブ内の不要なファイルを整理することで、フリーズしにくくなる可能性があります。

ドライブ内の整理には「デフラグ」ツールを利用します。

  1. 「スタート」から「コントロールパネル」を選択
  2. 「システムとセキュリティ」を選択
  3. 「管理ツール」内の「ドライブのデフラグと最適化」を選択
  4. 最適化を実行するディスク ドライブを選択
  5. 「最適化」ボタンを選択

参考:マイクロソフトサポート Windows10PCを最適化する

パソコンがフリーズする原因と対処法

パソコンがフリーズするのにはさまざまな原因があります。ここではパソコンがフリーズする原因とそれぞれの対処法を紹介します。

メモリの容量不足

パソコンのメモリには、CPUで処理するデータを保管しています。

メモリ容量が不足すると処理スピードが落ち、パソコンがフリーズする原因になります。

パソコンのメモリは比較的簡単に増設可能です。自分で増設も可能ですが、難しい場合はパソコン修理業者などに相談しましょう。

パソコンが頻繁にフリーズする、パソコンの動きが遅いなどの場合はメモリの増設が効果的です。

パソコンの熱暴走

パソコンにホコリがたまり内部に熱がこもる、室内の気温が高いなどでパソコンに不具合が発生することを熱暴走と言います。

熱がこもらないようにするためには、パソコンをこまめに掃除してホコリを取る、パソコンの冷却ファンを利用して排熱するなどがあります。

ウイルス感染

パソコンがウイルスに感染するとパソコンが正常に動作しなくなり、フリーズすることがあります。

パソコンのウイルス感染を防ぐためには、怪しいメールやファイルを開かないことが重要です。

Windowsには標準でセキュリティソフト「Windows Defender」が搭載されています。

基本的な用途でパソコンを使用する場合は他のソフトは不要ですが、より強固にセキュリティを高めたい場合は別のセキュリティソフトも検討しましょう。

パソコンがウイルスに感染した原因と対処方法 >>

ハードディスクの容量不足や故障

ハードディスクの容量が不足すると処理速度が落ちデータの読み込みに時間がかかるようになります。

大量のデータ処理はハードディスクに負荷がかかり、故障やフリーズの原因になります。

ディスクのクリーンアップを実行すると、不要なファイルを削除しハードディスクの空き容量を増やせるため実行しましょう。

ディスククリーンアップの手順

  1. 「Windows管理ツール」から「ディスククリーンアップ」を選択
  2. 削除ずつファイルにチェックをつけて「OK」をクリック

ハードディスク故障の原因は?症状と修復方法を解説!>>

Windows updateによる不具合

Windows updateは基本的に自動更新されますが、まれにアップデートにより不具合が発生することもあります。

正常にアップデートができない場合、ソフトウェアなどに不具合が生じフリーズする原因になります。

手動でアップデートを行うと改善する可能性があるため、試してみましょう。

手動でWindows updateを行う手順

  1. スタートボタンから「設定」をクリック
  2. 「設定」内の「更新とセキュリティ」をクリック
  3. 「Windows Update」をクリック
  4. 右側に表示された「更新プログラムのチェック」をクリック
  5. 「更新プログラムを確認しています…」というメッセージが表示されたらしばらく待つ
  6. 更新プログラムがある場合はインストールが終わるまで待つ
  7. 「最新の状態です」と表示されたら終了

参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10のWindows Updateを手動で行う方法

使用していないアプリケーションによる負荷

パソコンで作業中には、必要最低限のアプリケーションだけを起動しましょう。必要以上のアプリケーションを開くとパソコンに大きな負荷がかかります。

調べものをする場合は大量のタブを開く場合もありますが、不必要なページを閉じることでパソコンへの負担も軽減します。

使用していないアプリケーションが常駐しているとパソコンに負荷がかかるため、こまめにチェックして、不要なアプリケーションは削除しましょう。

強制終了が何度も必要なのは寿命の可能性もあり

上記の対処法を試しても何度もフリーズし強制終了が必要なのは、パソコンの寿命の可能性もあります。

また強制終了をくり返すことで、パソコンに負担がかかり寿命を迎える場合も。突然パソコンが故障して動かなくなると困ってしまいます。

何度も強制終了をくり返す必要のあるパソコンは、処分し買い替えを検討しましょう。

まとめ:パソコンを強制終了できないときは電源を切る!再起動後はパソコンのチェックを

パソコンはさまざまな不具合からフリーズして、シャットダウンできなくなることがあります。

シャットダウンできない場合は強制終了が有効です。強制終了できない場合は電源を切るなどの方法でも対処できます。

強制終了のあとは再起動してパソコンの状態を確認しましょう。

強制終了が何度も必要な場合はパソコンが寿命を迎えている可能性もあるため処分も視野に入れましょう。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

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