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Surfaceを初期化する方法|データ消去や売却前にやるべきことも解説

Surfaceを売却・譲渡・処分する際、「どのように初期化するのか」「データは本当に消えるのか」と不安に感じる方も多いでしょう。

SurfaceはMicrosoftが販売するWindowsパソコンです。Mac用の初期化手順ではなく、Windowsの「このPCをリセット」またはSurface専用のUSB回復ドライブを使用して初期化します。

Surfaceを売却・譲渡する場合は、「すべて削除する」を選び、ドライブのクリーニングを有効にしてください。通常の「ファイルの削除のみ」より時間はかかりますが、削除したデータを第三者が復元することを難しくできます。

ただし、会社の機密情報や重要な個人情報が保存されている場合は、Windowsの初期化だけに頼らず、専門業者によるデータ消去を利用すると安心です。

この記事では、Surfaceの基本的な初期化方法、パスワードを忘れた場合の手順、USB回復ドライブの使用方法、初期化できない場合の対処法、売却・処分前のデータ消去について解説します。

【この記事でわかること】

  • Surfaceを設定画面から初期化する方法
  • 「個人用ファイルを保持する」と「すべて削除する」の違い
  • パスワードを忘れた場合やWindowsが起動しない場合の初期化方法
  • 初期化とデータ消去の違い
  • 初期化前に必要なバックアップやBitLocker回復キーの確認

目次

Surfaceの初期化とは

Surfaceを初期化する前に知っておくこと

Surface初期化の概要

Surfaceの初期化とは、Windowsを再インストールし、アプリや設定、保存されているデータを目的に応じてリセットする操作です。

動作が不安定になった場合の改善や、売却・譲渡・処分前のデータ整理に利用できます。

初期化時には、次の2つから削除範囲を選択します。

選択肢個人ファイルアプリ・設定主な用途
個人用ファイルを保持する保持される追加したアプリや設定は削除される自分で使い続ける場合の不具合改善
すべて削除する削除される追加したアプリや設定も削除される売却・譲渡・処分、完全にやり直す場合

売却・処分時は初期化が必要な理由

Surfaceには、Microsoftアカウント、メール、写真、業務ファイル、ブラウザーの履歴など、多くの個人情報が保存されています。

サインアウトやファイル削除だけで手放すと、第三者に情報を見られる可能性があります。売却・譲渡前には「すべて削除する」を選択し、ドライブのクリーニングを有効にしましょう。

Surfaceを初期化する方法

Surfaceを設定画面から初期化する方法

Windowsが正常に起動し、サインインできる場合は、設定画面から初期化します。

  1. 「スタート」を選択する
  2. 「設定」を開く
  3. 「システム」を選択する
  4. 「回復」を選択する
  5. 「このPCをリセットする」の横にある「PCをリセットする」を選択する
  6. 「個人用ファイルを保持する」または「すべて削除する」を選択する
  7. 「クラウドのダウンロード」または「ローカル再インストール」を選択する
  8. 削除される内容と設定を確認する
  9. 「リセット」を選択し、完了するまで待つ

クラウドのダウンロードとローカル再インストールの違い

方法特徴向いている場合
クラウドのダウンロードMicrosoftからWindowsをダウンロードして再インストールするインターネット環境があり、ローカルの回復ファイル破損が心配な場合
ローカル再インストールSurface内のファイルを利用して再インストールする通信容量を抑えたい場合

Microsoftは、インターネットへ接続できる場合はクラウドのダウンロードを推奨しています。

売却・譲渡・処分する場合の設定

Surfaceを手放す場合は「すべて削除する」を選択し、「設定の変更」などからデータのクリーニングを有効にします。

ドライブの完全クリーンアップには1~2時間以上かかる場合がありますが、単にファイルを削除するよりも復元されにくくなります。

Surfaceをリセットまたは回復する(Microsoft公式)

Surfaceのパスワードを忘れた場合に初期化する方法

Surfaceのパスワードを忘れた場合の初期化方法

パスワードを忘れた場合は、初期化する前にMicrosoftアカウントのパスワード回復を試してください。初期化するとアプリや設定が削除され、選択内容によっては個人データも失われます。

サインイン画面から初期化する方法

  1. サインイン画面を表示する
  2. Shiftキーを押したまま、画面右下の「電源」を選択する
  3. Shiftキーを押したまま「再起動」を選択する
  4. 「オプションの選択」が表示されたら「トラブルシューティング」を選択する
  5. 「このPCをリセット」を選択する
  6. 削除範囲と再インストール方法を選択する
  7. 画面の案内に従って初期化する

デバイスの暗号化が有効な場合は、48桁のBitLocker回復キーを求められることがあります。回復キーはMicrosoftアカウントや会社・学校の管理アカウントに保存されている場合があります。

BitLocker回復キーを確認する(Microsoft公式)

USB回復ドライブを使用して初期化する方法

Windowsが起動しない、リセット機能が使えない場合は、別のWindowsパソコンでSurfaceの回復イメージをダウンロードし、USB回復ドライブを作成します。

USBメモリーの内容は作成時に削除されるため、必要なデータが入っていないUSBメモリーを使用してください。

  1. 別のWindowsパソコンでMicrosoft公式のSurface回復イメージページを開く
  2. 対象のSurfaceモデルとシリアル番号を指定する
  3. 最新の回復イメージをダウンロードする
  4. Windowsの「回復ドライブの作成」でUSB回復ドライブを作成する
  5. ダウンロードしたZIPファイルを展開し、USB回復ドライブへコピーする
  6. Surfaceの電源を切り、電源へ接続する
  7. USB回復ドライブを接続する
  8. 音量を下げるボタンを押したまま電源ボタンを押して離す
  9. Surfaceロゴが表示されたら音量を下げるボタンを離す
  10. 「トラブルシューティング」から「ドライブから回復する」を選択する
  11. 「ファイルの削除のみ行う」または「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択する
  12. 「回復」を選択して完了まで待つ

売却・リサイクルする場合は「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択します。

SurfaceのUSB回復ドライブを作成・使用する(Microsoft公式)

Surfaceを初期化できない場合の対処法

Surfaceを初期化できない場合の対処法

Windows Updateを実行する

Windowsが起動できる場合は、初期化前にWindows Updateを実行して再起動します。更新によってリセット機能の不具合が改善する場合があります。

ACアダプターと周辺機器を確認する

初期化中は電源が切れないように、Surfaceを純正または対応するACアダプターへ接続します。USB機器、SDカード、外付けドライブなど、初期化に必要のない機器は取り外してください。

空き容量を確保する

クラウドのダウンロードやWindowsの再インストールには、一定の空き容量が必要です。不要な一時ファイルやアプリを削除し、再度初期化を試します。

Type Coverや外付けキーボードを使用する

Type Coverが反応しない場合は、画面のタッチ操作、USBキーボード、Bluetoothキーボードなどを使用します。

USB回復ドライブから起動する場合は、Windows起動前にBluetooth機器を使用できない場合があります。可能であればUSB接続または画面のタッチ操作を使用してください。

BitLocker回復キーを確認する

BitLocker回復画面で止まる場合は、Microsoftアカウントなどに保存された回復キーを確認します。Microsoftや修理業者が紛失した回復キーを再発行することはできません。

USB回復ドライブを作成し直す

USBから起動できない、回復処理が途中で失敗する場合は、最新のSurface回復イメージを使用してUSB回復ドライブを作成し直します。

回復ドライブからも初期化できない場合は、SSDや基板などのハードウェア故障が疑われます。必要なデータがある場合は初期化を繰り返さず、修理やデータ復旧へ相談してください。

Surfaceを初期化したらどうなる?

削除されるデータ・残るデータ

「すべて削除する」を選択すると、Surface内の個人ファイル、インストールしたアプリ、変更した設定が削除され、Windowsが再インストールされます。

OneDriveやGoogle Driveなど、クラウド上に保存されたデータやMicrosoftアカウント自体は削除されません。初期化後に同じアカウントでサインインすると、同期したデータが再表示される場合があります。

売却する場合は、初期化後のセットアップを完了して自分のMicrosoftアカウントで再びサインインしないでください。初期設定画面が表示された状態で電源を切ります。

初期化とデータ消去の違い

初期化は、Windowsを再インストールしてSurfaceを利用できる状態へ戻す操作です。データ消去は、保存されていた情報を第三者が読み出せない状態にすることを目的とします。

Windowsの「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択すると、単純なファイル削除より復元されにくくなります。ただし、法人の機密情報や法令・社内規程に基づく消去が必要な場合は、証明書を発行できる専門業者の利用を検討してください。

Surfaceのデータ復元リスクと安全に消去する方法

簡易的な初期化だけでは不十分な場合がある

「すべて削除する」を選んでも、データのクリーニングを無効にしたままでは、処理時間を短縮する代わりに削除したファイルが復元される可能性が残ります。

売却・譲渡・リサイクルする場合は、Microsoftが案内するドライブの完全クリーンアップを選択してください。

安全にデータを消去する方法

  • Windowsの「すべて削除する」とドライブの完全クリーンアップを使用する
  • 法人・機密情報がある場合は専門業者へ消去を依頼する
  • 故障して初期化できない場合は、ストレージの物理破壊や専用装置による消去を依頼する
  • 必要に応じてデータ消去証明書を受け取る

Surfaceは機種によってSSDが本体内部に固定されており、利用者が安全に取り外せない場合があります。自分で分解せず、回収・データ消去業者へ相談してください。

Surfaceの初期化が必要な場面

Surfaceの初期化が必要な場面

売却・譲渡・処分する場合

第三者へSurfaceを渡す場合は、Microsoftアカウントからのサインアウトだけでなく、端末内のデータを削除する必要があります。

「すべて削除する」とドライブの完全クリーンアップを実行し、初期設定画面が表示された状態で手放してください。

動作不良が続く場合

フリーズ、頻繁なエラー、アプリの異常終了などが続き、Windows UpdateやSurface修復ツールでも改善しない場合は、初期化が有効なことがあります。

画面割れ、バッテリー膨張、SSD故障などのハードウェア問題は、初期化では改善しません。

ウイルス・マルウェア感染が疑われる場合

見覚えのないアプリ、勝手に表示される広告、ブラウザーの不正な転送などがある場合は、Microsoft Defenderのオフラインスキャンなどを先に試します。

初期化や回復イメージからの再インストールで多くの不正プログラムを削除できますが、すべての感染を確実に除去できるとは限りません。業務用端末や深刻な感染が疑われる場合は、管理者や専門業者へ相談してください。

ログインできない場合

Microsoftアカウントのパスワードを忘れた場合は、まずアカウントの回復を試します。回復できない場合やローカルアカウントへログインできない場合は、サインイン画面またはUSB回復ドライブから初期化します。

Surfaceを初期化する前に行うこと

Surfaceを初期化する前の準備

必要なデータをバックアップする

写真、書類、メール、ブラウザーのお気に入りなどを、OneDrive、Windowsバックアップ、外付けHDD・SSDへ保存します。

バックアップ後は、保存先でファイルを実際に開けることを確認してください。

パソコンのバックアップ方法を確認する

SDカード・SIMカード・USB機器を取り外す

SurfaceにSDカード、microSDカード、SIMカード、USBメモリー、外付けHDDなどが接続されている場合は取り外します。

カード内のデータはSurface本体の初期化対象外ですが、そのまま売却・譲渡すると情報漏えいにつながります。

MicrosoftアカウントとOfficeのライセンスを確認する

初期化後はMicrosoft Officeなどのデスクトップアプリを再インストールする必要があります。

Officeのライセンス形態はSurfaceの購入時期や製品によって異なります。Microsoft 365やデジタルライセンスはMicrosoftアカウントへ関連付けられている場合があるため、利用中のアカウントと再インストール方法を確認してください。

BitLocker回復キーを確認する

Surfaceではデバイスの暗号化が自動的に有効になっている場合があります。初期化やUSB回復ドライブの使用時に備え、48桁のBitLocker回復キーを確認してください。

ACアダプターを接続する

初期化中にバッテリーが切れるとWindowsが起動しなくなる可能性があります。Surfaceを十分に充電し、ACアダプターを接続したまま作業してください。

Surfaceを初期化する際の注意点

Surfaceを初期化する際の注意点

Officeや追加したアプリは再インストールが必要

「個人用ファイルを保持する」を選んでも、ユーザーが追加したアプリやドライバーは削除されます。Office、プリンタードライバー、業務アプリなどの再インストール方法を準備してください。

途中で電源を切らない

初期化中は何度か自動的に再起動します。画面が止まったように見えても、電源ボタンを押さずに待ってください。

個人用ファイルを保持してもバックアップは必要

「個人用ファイルを保持する」はデータを残す機能ですが、初期化中のエラーやストレージ故障によってファイルを失う可能性があります。必ず事前にバックアップしてください。

初期化でハードウェア故障は直らない

バッテリー、液晶、SSD、USBポート、マザーボードなどの故障は、Windowsを初期化しても改善しません。

異音、異常発熱、バッテリー膨張、電源が入らないなどの症状がある場合は、初期化を繰り返さず修理を検討してください。

Surfaceの初期化についてよくある質問

初期化にかかる時間は?

選択する方法、通信速度、ストレージ容量によって異なります。通常のリセットは30分~1時間程度で完了する場合がありますが、クラウドダウンロードやドライブの完全クリーンアップでは1~2時間以上かかることがあります。

初期化は何回でもできる?

機能上は繰り返し実行できますが、同じエラーで何度も初期化に失敗する場合は、ストレージや回復領域の故障が疑われます。初期化を繰り返さず、USB回復ドライブや修理を検討してください。

初期化すればウイルスは完全に消える?

一般的な不正アプリやWindows上のマルウェアは削除できる可能性がありますが、感染状況によっては完全に除去できない場合があります。深刻な感染では、Surface回復イメージからの再インストールや専門家への相談が必要です。

初期化できないSurfaceも処分できる?

パソコン廃棄.comでは、Windowsが起動しない、パスワードが分からない、初期化できないSurfaceも無料廃棄の対象です。回収後にデータ消去を行います。

まとめ:Surfaceを売却・処分する前は初期化とデータ消去を行おう

SurfaceはWindowsパソコンのため、「設定」「システム」「回復」から「このPCをリセット」を実行できます。

自分で使い続ける場合は「個人用ファイルを保持する」、売却・譲渡・処分する場合は「すべて削除する」を選び、ドライブの完全クリーンアップを有効にしてください。

パスワードを忘れた場合はサインイン画面からWindows回復環境を開き、Windowsが起動しない場合はSurface専用のUSB回復ドライブを使用します。

初期化前には、データのバックアップ、SDカードやSIMカードの取り外し、Microsoftアカウント、Officeライセンス、BitLocker回復キーを確認してください。

初期化できない場合や重要なデータがある場合は、無理に操作を続けず、データ消去に対応する回収サービスを利用すると安心です。

監修者/前野 哲宏

フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。

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