iPhoneを使っているときに、画面が突然真っ青になるとびっくりしてしまいますよね。
これはブルースクリーンと呼ばれる現象ですが、どのように対処すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPhoneがブルースクリーンになった時の原因や対処法を解説しています。
お困りの方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ブルースクリーンとは、その名のとおりiPhoneの画面が真っ青になる現象を指します。
通常のフリーズと異なる点は、他のアイコンが全く表示されなくなる点です。
ブルースクリーンになったiPhoneは意図していないシャットダウンや再起動を繰り返し、一切の操作ができなくなってしまいます。
そのまま故障してしまうことも多く、データがすべて消えてしまう可能性もある非常に危険な状態です。
iPhoneのブルースクリーンが起こる正確な原因は、現在も特定されていません。
しかし、ブルースクリーンにはいくつかの理由が考えられています。
ここでは、その代表的なものを4つご紹介します。
ブルースクリーンが発生した場合、iPhoneに悪意のあるソフトウェアが侵入している可能性があります。
考えられる原因は出自のわからない非公式アプリのダウンロードや、不正なプログラムが仕組まれたサイトへのアクセスです。
悪意のあるソフトウェアによってシステムが破壊されると、ブルースクリーンを引き起こしやすくなります。
正規のアプリのみをインストールする・迷惑メールに貼られたリンクはクリックしないといった点に日頃から注意することが大切です。
OSのアップデートはiPhoneのシステムの根幹に関わる重要な作業です。
しかし、途中で電源が落ちたり電波が途切れたりしてアップデートが失敗すると、システムが破損してしまうことがあります。
この場合、修復するのは容易ではありません。
OSアップデートは時間がかかることが多いため、電波の安定した場所で充電しながら実施するようにしてください。
iPhoneをぶつけたり水没させたりして物理的なダメージを与えると、iPhone内部の精密機器が故障してブルースクリーンを引き起こしてしまうことがあります。
ほかにも、iPhoneを過度な高温または低温な環境で使用したり、飛行機などによる急激な気圧の変化を受けたりすることで不具合が生じるケースも報告があります。
上記の原因に当てはまらない場合や購入したばかりでブルースクリーンが起こる場合、初期不良が考えられます。
初期不良によってiPhoneの基板やソフトウェアが故障しているケースでは、自分で対応するのはほとんど不可能です。
Appleや購入した店舗へ問い合わせましょう。
ここでは、iPhoneがブルースクリーンになった時の対処法を解説します。
iPhoneの世代によって動作が若干異なるため、使用中の端末に当てはまるものを参照してください。
ブルースクリーンを何度も繰り返す場合、iPhoneのpanicログを確認するとよいでしょう。
panicログとは、iPhoneにエラーが発生した際に記録されるログです。panicログを調べることで、基板やソフトウェアの異常が起きているか判断できます。
panicログの確認方法は以下のとおりです。
【panicログを確認する方法】
panicログが3個以上記録されている場合、下記で解説するiPhoneの強制終了ではブルースクリーンに対処できない可能性があります。
その際は、リカバリーモードの実施や修理ソフトの利用を検討してください。
ブルースクリーンが発生した場合、iPhoneの強制終了によって改善されることがあります。
iPhoneの世代ごとの操作手順は以下のとおりです。
【iPhone6s以前の強制終了手順】
サイトボタン(または上部ボタン)とホームボタンを同時に10秒以上長押しする。
【iPhone7・iPhone7plusの強制終了手順】
スリープボタンとボリュームボタンのマイナス側を同時に10秒以上長押しする。
【iPhone8以降の強制終了手順】
iPhoneの強制終了を行っても効果がない場合、リカバリーモードの実施によってブルースクリーンが改善されることがあります。
ただしリカバリーモードを実施すると、iPhone本体のみに保存されているデータはすべて消えてしまうため注意してください。
日頃からデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
iPhoneの世代ごとのリカバリーモードの実施手順は以下のとおりです。
【iPhone7・iPhone7plus以前のリカバリーモード実施手順】
【iPhone8以降のリカバリーモード実施手順】
iPhoneの強制終了を行ってもブルースクリーンが改善されなかった場合や、本体に保存されているデータを残して置きたい場合は、復元ソフトを利用するのも1つの方法です。
iPhoneをパソコンに接続し、パソコン側で復元ソフトを操作して復旧を試みます。
ただし、Apple公式の復元ソフトは存在していないため、ソフトの利用はあくまで自己責任で行ってください。
また、必ずしもブルースクリーンを修復できるわけではない点に注意が必要です。
ブルースクリーンになったiPhoneを自分で修理するのは困難なため、プロに依頼することになります。
ここでは、iPhoneを修理できる場所を3つご紹介します。
iPhoneをはじめとしたApple製品はApple Storeや正規サービスプロバイダ店舗で修理を受け付けています。
ただし、ブルースクリーンの場合は修理ではなく、本体の交換対応になります。
iPhone本体にひび割れや破損がなく、AppleCare+に加入している場合は無料で交換可能です。
土日などは混み合う可能性があるため、Apple Storeに修理を依頼する際は公式サイトから来店予約を行うことをおすすめします。
AppleCare+に加入している場合、au・docomo・SoftBankなどの大手キャリアでも修理を受けられます。
また、キャリア独自の保証サービスを利用して修理費用を抑えることも可能です。
ただし、修理を行っているのは都市部の一部店舗に限られており、エリアによっては対応してもらえない場合があります。
修理対応の可否や料金の詳細については、各キャリアのホームページを確認してください。
Apple Storeやキャリアの他にも、民間の修理業者にiPhoneの修理を依頼する方法があります。
民間の修理業者を利用する大きなメリットは、修理費用を抑えられる点です。
また、即日修理を行っている店舗も多く、急いでiPhoneを修理したい場合にも役立ちます。
ただし、修理業者の中にはいわゆる「悪徳業者」も紛れ込んでいるため、事前に口コミなどをしっかりチェックしておきましょう。
はっきりとした原因はわかっていません。
ウイルスの混入やOSアップデートの失敗、物理的な故障などが原因と言われていますが、特定するに至っていないのが現状です。
ブルースクリーンを起こした場合まずは強制終了させて再起動させることが推奨されます。
またiPhoneには不具合を記録する機能が付いているので、ログを確認してみることでもエラーが起きているか判断できます。
強制終了でも直らない場合は初期化するという手段をとりますが、これでも直らない場合は本体の交換となることが多くなります。
iPhoneのブルースクリーンが発生する原因ははっきりとわかっていませんが、システムや本体の内部パーツに何かしらの不具合が生じていることが考えられます。
リカバリーモードの実施はブルースクリーンに対する有効な対処法ですが、iPhone本体のデータがすべて消えてしまう点がデメリットです。
トラブル発生時に焦らなくて済むよう、日頃からデータのバックアップは忘れずに行っておきましょう。
ブルースクリーンによって故障したiPhoneを処分する際は、パソコン廃棄.comを利用するのもおすすめです。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
iPadのタッチパネルが突然反応しなくなり、困ってしまったことがある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、iPadのタッチパネルが反応しない原因や対処法を解説しています。
iPadを使用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
iPadには、静電容量方式タッチパネルが採用されています。
静電容量方式タッチパネルとは、指とタッチパネルに発生する微弱な静電気量の変化でタッチ位置を判別するものです。
そのため、手袋を着用していたり指が乾燥していたりすると、指とタッチパネルの間に静電気が通らず画面が反応しづらくなってしまいます。
一方、操作する側に問題がないのにタッチパネルが反応しない場合、iPad側に何かしらの問題があると考えられます。
ここでは、iPadのタッチパネルが反応しない原因を7つご紹介します。
お持ちのiPadで当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
画面保護や覗き見防止のために、iPadに保護フィルムを貼って使用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、保護フィルムのタイプや素材によっては、タッチパネルの操作に悪影響を与えてしまうことも少なくありません。
特に、厚手タイプや表面にジェル状のコーティングがされているタイプはあまり相性が良いとはいえず、タッチパネルがうまく反応しなくなってしまうことがあります。
タッチパネルが反応しない時にiPadが熱くなっている場合、熱暴走によって本体に不具合が生じていることが考えられます。
熱暴走が起こるのは、iPad本体が熱を帯びることでCPUなどの内部パーツに負荷がかかってしまうことが原因です。
熱暴走を解消するにはiPadを冷ます必要がありますが、冷蔵庫や保冷剤で急激に冷やすと結露が発生してしまうため注意してください。
冷却ファンや冷却シートを使い、ゆっくりと温度が下がるのを待つことが大切です。
タッチパネルが反応しない現象は、iPadのOSが最新バージョンにアップデートされていないことも原因の1つです。
OSのアップデートでは、新機能の追加やセキュリティ強化だけでなく、画面操作に関する不具合の解消を行う場合もあります。
しかし、最新バージョンに更新しない限り不具合は改善されず、iPadに問題が残ったままになってしまいます。
ストレージ容量が不足していると、iPadの処理能力が低下してしまうため、使用中に画面がフリーズしてしまうことがあります。
フリーズした場合はiPadの強制終了で改善できるケースがほとんどですが、保存していないデータは消えてしまうため注意が必要です。
使っていないアプリのアンインストールや不要なデータの削除を定期的に行い、ストレージ容量を十分保つようにしてください。
iPadの画面が割れている場合、タッチパネルが正常に反応しなくなることがあります。
画面全体のひびだけでなく、一部分の割れが動作に影響を与えるケースも少なくありません。
画面の破損を自分で修復するのは困難ですので、修理に出して画面を交換してもらうことがおすすめです。
iPadは衝撃に弱いため、落としたりぶつけたりして画面を割らないよう、慎重に取り扱うことを心がけましょう。
iPadが水濡れした結果、タッチパネルが反応しなくなるケースもあります。
浴槽やトイレなどに落としてしまった場合だけでなく、雨に当たったり、濡れた手で端末に触れたりするだけでもiPadの内部に水が侵入してしまうことも。
iPadの水濡れには応急処置も可能ですが、不具合が改善されない場合は修理に出すとよいでしょう。
また、iPadを防水ケースに入れて持ち運ぶなど、日頃の取り扱い方も重要です。
iPadのバッテリーが膨張すると画面を圧迫してしまうため、タッチパネルの操作に不具合が生じることがあります。
バッテリーが膨張していると考えられるケースは以下のとおりです。
バッテリーの膨張を放置すると、最悪の場合、火災や爆発などの事故につながってしまいます。
できるだけ早めにバッテリー交換を行うようにしてください。
ここでは、iPadのタッチパネルが反応しない時の対処法をご紹介します。
すぐに実践できるものもあるため、ぜひ試してみてください。
iPadのタッチパネルが反応しなくなった場合、本体を再起動することで正常な状態に戻ることがあります。
ただし、画面の操作ができないと通常の再起動ができないため、以下の手順で強制終了を行ってください。
【ホームボタン搭載のiPadを強制終了する手順】
Appleロゴが表示されるまで、iPadのホームボタンと電源ボタンを長押しする。
【Face ID搭載のiPadを強制終了する手順】
iPadの再起動を行ってもタッチパネルが反応しない場合、以下の方法を試してみてください。
厚手タイプや表面がジェル状になっているものなど、iPadと相性が悪い保護フィルムを使っている場合は一度取り外してみてください。
また、静電気を通しやすい保護フィルムを使用していたとしても、気泡やフィルムの折れによってタッチパネルの操作に悪影響を及ぼしている場合があります。
保護フィルムをはがした状態で正常に作動する場合は、別のフィルムに張り替えてください。
参考:iPhone や iPad の画面が正常に機能しない場合 – Apple サポート (日本)
iPadに充電ケーブルやUSBケーブルを接続している際は、すべて取り外すことでタッチパネルが反応するようになることがあります。
ケーブルの取り外しによって動作が改善された場合、何らかの不具合が生じていることが考えられます。
そのケーブルの使用は中止して、別の充電ケーブルやUSBケーブルを使用するようにしてください。
参考:iPhone や iPad の画面が正常に機能しない場合 – Apple サポート (日本)
画面に付着しているホコリやゴミは、タッチパネルの不具合を引き起こす原因の1つです。
柔らかい布を使用して、画面をこまめに掃除するようにしてください。
ただし画面の拭き取りに使用する布は、できるだけ糸くずが出ないものを選ぶことが大切です。
布から出た糸くずがタッチパネルの動作を妨げたり、画面を傷つけたりするリスクがあります。
iPadのOSが最新状態でない場合は、アップデートを行うことで動作が改善されることがあります。
以下の手順でiPadのOSを更新し、タッチパネルが反応するようになったか確認してください。
【iPadのOSをアップデートする手順】
参考:iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする – Apple サポート (日本)
iPadでは、タッチの力加減や反応速度といった画面の感度を調整できます。
iPadに不具合がないのにタッチパネルがうまく反応しない場合、以下を参考に設定を変更してみてください。
【iPadでタッチ調整を行う手順】
参考:iPadのタッチへの反応を調整する – Apple サポート (日本)
上記の対処法を試してもタッチパネルが反応しない場合、リカバリーモードの実施で動作が改善することがあります。
ただし、iPad内のデータがすべて消去されてしまうことがあるため注意してください。
iPadでリカバリーモードを実行する方法は以下のとおりです。
【iPadでリカバリーモードを実施する手順】
参考:iPad をアップデートまたは復元できない場合 – Apple サポート (日本)
「アップデート」を選択すると、データを保持した状態でソフトウェアの再インストールを行えます。
リカバリーモードを実施してもタッチパネルが反応しない場合や、iPadが物理的に故障している場合は、プロに修理を依頼するのがおすすめです。
AppleCare+ for iPadに加入している方は、Apple Storeに持ち込むことで修理が無料になるケースがあります。
また、民間の修理業者でもiPadの修理を受け付けています。
修理費用が安く抑えられる点がメリットですが、いわゆる悪徳業者が紛れている場合もあるため、お店選びは慎重に行ってください。
iPadのタッチパネルが反応しない場合、保護フィルムの影響や熱暴走などが原因となっていることがあります。
今回ご紹介した内容を参考に、iPadの周辺環境を見直してみましょう。
ただし物理的な故障が不具合を引き起こしている場合は、修理に出すか新しい端末に買い換える必要があります。
不要になったiPadは、Appleリサイクルプログラムやパソコン廃棄.comを利用して適切に処分を行ってください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
iPadの充電の減りが早くなったり、動作不良を起こしたりしている場合は、バッテリーの不具合が原因になっていることがあります。
しかし、どのようにiPadのバッテリーを交換すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPadのバッテリーを交換する方法や交換時期の目安について解説しています。
お困りの方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、iPadのバッテリーを交換する時期の目安について解説しています。
当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
使用頻度や環境によって異なるものの、一般的にiPadのバッテリーの寿命は2年程度と言われています。
年数が経ったバッテリーは、いつ不具合を起こしてもおかしくはない状態です。
現在iPadの動作に大きな問題がなくても、同じバッテリーを2年以上使い続けている場合は、バッテリー交換も視野に入れておくとよいでしょう。
iPadを長年使用していると、バッテリーが膨張してしまうことがあります。
これはバッテリーに使われているリチウムイオン電池が、劣化によってガスを放出させることが原因です。
バッテリーの膨張を放置すると画面の割れや起動不良といった故障を引き起こすだけでなく、最悪の場合、火事や爆発などの事故が発生することがあります。
iPadのバッテリーが膨張してしまったら、できるだけ早めに交換するようにしてください。
iPadを使用していくうちに、バッテリーはどんどん劣化していきます。
とくに、iPadの充電の減りが異常に早くなったり、50%以上充電があるのに突然電源が落ちたりする場合、バッテリーがかなりダメージを受けていることが考えられます。
この状態のまま使い続けるとiPadの電源が入らなくなることがあるため、データのバックアップが取れるうちにバッテリーを交換するとよいでしょう。
ここでは、iPadのバッテリーを交換する方法を4つご紹介します。
それぞれメリット・デメリットが異なるため、自分の環境に合った方法を選びましょう。
Appleストアでは、バッテリーの交換をはじめとしたApple製品の修理を行っています。
バッテリーの交換費用は15,000円ですが、Appleの保証サービス「AppleCare+ for iPad」に加入している場合は原則無料です。
また、バッテリー以外にも不具合が生じている場合は、その部分もあわせて修理することになります。
ただし、店舗の混雑状況によっては、作業完了までに時間がかかることがあることも。Appleの公式サイトから来店日時を事前に予約しておきましょう。
参考:iPad の修理サービス – Apple サポート (日本)
iPadのバッテリー交換は、SoftBank・au・docomoといった大手キャリアでも対応しています。
AppleCare+ for iPadやキャリアの保証サービスに加入している場合、無料または割引料金でバッテリー交換が可能です。
キャリアによって交換にかかる費用や時間が異なるため、ホームページなどで確認してください。
ただし、店舗によってはiPadの修理を受け付けていない場合があります。
保証サービスに加入していなかったり保証期間を過ぎている場合、バッテリー交換だけで高額な料金が発生することがあります。
できるだけ修理費用を抑えたい方は、専門の修理業者に依頼するのもおすすめです。
修理業者の費用相場は7,000円〜10,000円以下のため、Appleやキャリアと比べて安くバッテリー交換を行えます。
また、即日で修理してもらえるお店が多いのも修理業者のメリットです。
ただし、お店によっては不当な料金を取られたり、正常に修理してもらえないケースもあります。事前に口コミなどをしっかり確認するようにしてください。
新品のバッテリーとドライバーなどの道具があれば、自分でもiPadのバッテリー交換が行えます。
バッテリーはネットショップなどでも販売されているため、事前に購入しておきましょう。
iPadのバッテリーを交換する手順は以下のとおりです。
【iPadのバッテリー交換手順】
ただし、iPadのバッテリーを自力で行うと、配線を切ってしまったり、重要な内部パーツを傷つけてしまったりするリスクがあります。
作業に自信がない方以外は、極力プロに依頼するようにしてください。
iPadの使い方に気をつけることで、バッテリーの劣化を少しでも防ぐことが可能です。
ここでは、iPadのバッテリーを長持ちさせるコツを4つご紹介します。
バッテリーに使われているリチウムイオン電池は、充電を繰り返すほど劣化が進んでいきます。
iPadの場合、充電回数が400回を超えるとバッテリーの動作に支障が出始めるとされています。
充電回数を減らすためには、できるだけバッテリーの消費を抑えることが大切です。
使っていないアプリは終了させる・不要なアプリをアンインストールする・重要度の低い通知は切るなどの対策を行いましょう。
また、低電力モードに切り替えることで、iPadの機能を一部制限する代わりに電力を節約することが可能です。
【iPadを低電力モードに設定する方法】
参考:iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる – Apple サポート (日本)
バッテリーの過充電は、劣化を早める原因の1つです。
iPadの充電が完了したら、放置しないですぐに充電器から取り外すようにしてください。
また、充電しながらiPadを使用すると、バッテリーにダメージを与えてしまいます。
バッテリーを長持ちさせるためにも、充電中はできるだけiPadを触らないようにすることが大切です。
短時間でiPadを充電できるモバイルバッテリーは便利ですが、使いすぎるとバッテリーの劣化につながってしまいます。
モバイルバッテリーによる急速充電では、充電器よりも強い電力を送ることになるため、通常よりもiPadのバッテリーに大きな負荷がかかることが原因です。
モバイルバッテリーはむやみやたらに使用せず、本当に必要なときだけ使用することをおすすめします。
iPadが熱を持つとバッテリーに負荷がかかり、ダメージを与えてしまうため注意が必要です。
特にiPadの本体内部が45度を超えると、充電機能に悪影響が生じます。
直射日光が当たる場所や日中の車内など、高温な場所でiPad使用・放置しないように気をつけてください。
また、iPadはパソコンと異なり、自分で熱を放出する機能を持っていません。
iPadが熱を持ち始めたら、できるだけ早めに冷却ファンや冷却シートなどで熱を冷ますことを心がけましょう。
iPadを長く使用していると、バッテリー交換が必要になる場合があります。
バッテリー交換は自分でも可能ですが、iPad内部の精密機器を傷つけてしまうリスクがあるため危険です。
iPadを守るためにも、できるだけプロに依頼することをおすすめします。
バッテリーが劣化したiPadを新しく買い換える場合は、不要になった端末をパソコン廃棄.comなどで適切に処分してください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
「いつの間にかiPadが異常に熱くなってる! このまま使い続けても大丈夫?」
iPadを使っている時に、こんなトラブルに遭遇したことがある人も少なくないでしょう。
普通にiPadを使用していても、多少熱を持つことはあります。
しかし、触り続けられないほどの異常な高温になった場合には、そのまま放置せず適切な対処を施す必要が出てきます。
そこでこの記事では、iPadが熱い時に発生しやすい症状や、熱くなってしまう原因、異常なほどiPadが熱い時の正しい対処法について解説していきます。
【この記事でわかること】
iPadが一定以上の高温になってしまうと、以下のような症状が出やすくなります。
参考:iPhone、iPad、iPod touch が高温または低温になりすぎた場合 – Apple サポート (日本)
最悪の場合、重大な事故に発展してしまうこともあります。
iPadが高温になりすぎると、まったく動作しなくなったり、突然シャットダウンしてしまったりすることがあります。
しかしこれは故障や不具合ではなく、iPadが自らを守るために行う処置です。
iPadなどの精密機器は熱に弱いため、「これ以上熱くなってしまうと故障の可能性がある」と判断した場合に、自衛のためにそれ以上操作させないようにしたり、強制的に電源を落としたりするのです。
作業中に突然シャットダウンされては困るので、異常な熱さを感じながらもiPadを使い続ける、というような行為はやめておくべきです。
こういった充電関連に異常が発生しやすくなるのも、iPadが熱を持ってしまった時の代表的な症状です。
ただしこれも、iPadを守るための症状です。
ただでさえ熱を持ちやすい「充電」という処理を通常通りにしないことで、iPadがさらに熱を帯びるようなことがないようにしているのです。
iPadが高温になりすぎると、液晶画面に使用される電力を減らすことで本体内の温度を下げようとし、画面が暗くなることがあります。
暗くなるだけでなく、温度によっては完全に映らなくなるケースもあります。
そこまで進んでしまう前に、何らかの対処を行うべきです。
上記のほか、以下のような症状も、iPadがこれ以上高温にならないように自衛的に行われる処理です。
いずれも、消費電力を抑えるものです。
使用する電力が低くなれば自然と温度も下がりやすくなるので、いろいろな機能のパフォーマンスを意図的に低下させることで本体の温度を下げようとしています。
こちらの現象は、自衛的なものではなくただの事故です。
滅多にないことではありますが、真夏の車内など、異常なまでに高温となってしまう場所に長時間iPadを放置していると、バッテリーが膨張し、発火や爆発の原因となってしまうことがあります。
実際にそうした事故は起こっていますので、くれぐれも真夏の車内や冬のストーブの前などの極端に高温になりやすい場所にiPadを放置するのはやめましょう。
iPadが熱くなってしまう主な原因には、以下のようなものがあります。
このような重い処理をしている時は熱を持ちやすくなります。
しかしこれらは、iPadの通常使用の範囲であるため、一時的に多少熱くなったとしても特に気にする必要はありません。
ただし、行っている処理とiPadのスペックが合っていない場合は問題です。
例えば、スペックの低いiPadで大容量を必要とする最新アプリを動かし続ける、といったようなケースです。
このような場合は、一時的ではなく恒常的に発熱することになってしまうので、故障の原因になってしまいます。
直射日光が当たる場所や、真夏に冷房を入れていない高温多湿な部屋でiPadを使用・保管し続けていると、熱を持ちやすくなってしまいます。
特に屋外で使用している時は要注意です。
知らないうちに直射日光がiPadに当たっていた、ということも多いと思われますので、使用環境には常に気を配るべきでしょう。
iPadに内蔵されているバッテリーは「リチウムイオン電池」が使用されており、フル充電を1,000回繰り返しても、iPad購入時の容量の最大80%を維持できるように設計されています。
参考:バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)
このように、バッテリーはあくまで消耗品であり、使えば使うほど劣化していきます。
そして劣化してしまうと当然充電性能が下がってしまい、同じように充電しているようでもバッテリーにかかる負荷は増えているため、熱を持ちやすくなってしまうのです。
iPadの残り容量が極端に少ない場合も、発熱しやすくなってしまいます。
処理を行うための領域が少ない分、負荷がかかりやすくなるからです。
iPadの残りの容量については、「設定」⇒「一般」⇒「iPadストレージ」で確認できます。
空き容量は、多ければ多いほどiPadにかかる負担も少なくなり、熱を持ちにくくなります。
これらによって基板が損傷しており、発熱しやすい状態になっている可能性があります。
このまま放置すると症状は悪化し、最終的には基板がショートして故障してしまいます。
基板の損傷やバッテリーの劣化といった、ハード面での物理的な不具合でなければ、適切な対処法を実践することでiPadを熱から守ることができます。
iPadが熱い時にまずやるべきことは、速やかに電源を落とし、風通しがよく涼しい場所に置いて放置することです。
こうすることでiPadの温度は自然と下がっていきます。
iPadに触ってみて、ややヒンヤリしていると感じるくらいまで温度が下がっていることを確認してから再び使うようにしてください。
古いiPadを使っている場合、そのスペックは当然高くはなく、最新のアプリの性能に追いついていない場合も多々あります。
スペックに合っていないアプリを使い続けると、CPUに負荷がかかり続けることで常に過度に発熱している状態となってしまいます。
従って、使い始めるとすぐに熱を持ってしまうようなアプリはなるべく使用しないようにすべきです。
もしくは、スペックの高いiPadへの買い替えをご検討ください。
iPadにインストールされているアプリのほとんどは、ユーザーが操作していなくても自動で勝手に更新が行われます。
頻繁に更新を繰り返すようなアプリの数が多いと、それだけ熱を持ちやすくなってしまうので、あまり使わないアプリに関しては自動更新をオフにしておきましょう。
手順は簡単で、「設定」⇒「一般」⇒「Appのバックグラウンド更新」と進み、それほど使わないアプリをタップして更新をオフにしていくだけです。
液晶画面の明るさを落とすことで消費電力を抑えることができ、発熱しにくくすることができます。
わずかな電力節約とはいえ、長時間に渡ってiPadを使用する人にとっては効果が期待できます。
液晶画面の明るさを調整するには、「設定」⇒「画面表示と明るさ」と進み、明るさを調整して暗めにするだけで大丈夫です。
液晶画面の明るさ調整だけでなく、全体的に電力消費を抑えて発熱を防ぎたいという場合は、低電力モードにしてしまうのが手っ取り早いです。
ただし低電力モードに切り替えると、液晶画面が暗くなるだけでなく、その他にも以下のような機能に制限がかかります。
こうした機能に制限をかけてでも電力消費を抑えたい場合は、低電力モードに切り替えておきましょう。
手順は、「設定」⇒「バッテリー」と進み、「低電力モード」をオンにするだけです。
参考:iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる – Apple サポート (日本)
残り容量が少ないと、何か処理をするたびにiPadに負荷がかかり、発熱に繋がってしまいます。
できる限り空き容量を確保しておくため、不要な画像データや動画データ、ほとんど使っていないアプリなどについては積極的に削除していきましょう。
なおiPadの残りの容量については、「設定」⇒「一般」⇒「iPadストレージ」で確認できます。
「長年使っている」・「水没させたことがある」といったことが原因でバッテリーの劣化が進み、熱を持ちやすくなっているような場合は、バッテリーを交換するしかありません。
特に、3年以上継続して使用しているようならば、経年劣化によるバッテリーの寿命が近づいている可能性が高いです。
ただし、バッテリー交換は基本的に個人ではできないため、Apple公式か専門の修理業者へ依頼することになります。
まだ保証期間内であれば、迷わずApple公式の修理サービスを利用すべきです。
ユーザーの過失によるものでなければ、無料での修理が受けられます。
また、AppleCare+に加入している方ならば最大2年間の保証が適用される上、水没などのユーザーの過失による故障についても4,400円で対応してくれます。
参考:iPad の修理 – Apple サポート 公式サイト (日本)
保証期間外の場合は、専門の修理業者へ依頼するという方法も検討すべきです。
理由は、保証期間を過ぎてからAppleに修理を依頼すると、非常に高額になる上修理期間も長くなってしまうからです。
その点修理業者に依頼すれば、Appleよりも遥かに安い金額で済むことが多い上、修理期間についても最短で当日対応というところもあります。
ただしデメリットもあります。
Appleの公式サポートならば、高額で修理期間もかかる分、修理の質については信頼できます。
ところが修理業者の場合は、業者によって対応や技術がバラバラのため、ずさんなバッテリー交換をされてしまい、一旦iPadが返ってきたもののまたすぐに故障した、というようなケースも出てきます。
また、Apple公式以上に高額な費用を請求されることもあります。
こうした悪質な業者は決して多くはありませんが、ゼロではないため、細心の注意が必要です。
以上のように、どちらも一長一短であることをよく考慮し、バッテリー交換の際にApple公式サポートを選ぶのか修理業者を選ぶのか、慎重に検討してください。
iPadが異常に熱くなってしまった時に、以下のような行動を取ってしまうと状況は悪化し、最悪の場合iPadの故障に繋がってしまいます。
iPadがどんなに熱を持とうと、「こんな時もあるだろう」と考えて使い続けてしまう人もいらっしゃるかと思います。
しかし、異常なほど熱くなっている状態のiPadを使用し続けることは控えてください。
iPadは熱に弱いため、使用を続けるほどダメージは蓄積されていき、どんどん寿命を縮めてしまいます。
iPadが熱い時には冷やすことが重要ですが、だからといって冷蔵庫で急速に冷却しようとするのは間違いです。
急速な冷却を行うと、iPad内に結露が発生してしまい故障の原因となってしまいます。
また、湿気はサビのもとにもなりますので、一気に冷やすという行為にはデメリットしかありません。
慌てず、ゆっくりと冷却するようにしましょう。
以上、iPadが熱くなってしまう原因や対処法について解説しました。
記事内の対処法を実践してもiPadが熱いままならば、ハード面でのトラブルが疑われます。
この場合、個人でできることはないので、Apple公式サポートか修理業者へ相談するようにしてください。
3年以上使っているiPadならば、経年劣化により寿命が近づいている可能性もありますし、スペックが時代に追いついていないということも考えられるので、買い替えを検討するのもよいでしょう。
なお買い替える際は、現在使っているiPadが不要になるかと思われます。
そんな時は、「パソコン廃棄.com」の利用が便利です。
「パソコン廃棄.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたiPadを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたiPadのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
「iPadが繰り返し再起動してしまい、何も操作できない!」
iPadが勝手に再起動を繰り返す、通称「リンゴループ」とも言われるこの現象に苦しんでいる方もいらっしゃると思います。
ひたすら再起動を繰り返す状態になってしまうと、どうしていいかわからなくなり途方に暮れてしまうという方も多いでしょう。
しかし、適切な対処をすればiPadを正常な状態に戻すことも可能です。
そこでこの記事では、なぜiPadが再起動を繰り返してしまうのか、どのような対処法があるのか、といった点について解説していきます。
【この記事でわかること】
iPadが何度も再起動を繰り返してしまうのは、主に以下のようなことが原因となります。
ストレージが不足すると、iPadの処理能力が下がってしまい、再起動を繰り返すような不具合が起こりやすくなってしまいます。
ストレージが圧迫されていると、起動に必要な処理をさばくための容量が不足してしまい、必然的に正常な起動までたどり着けずに再起動を繰り返してしまうという症状を引き起こしてしまうのです。
なお、空いているストレージの量は、「設定」⇒「一般」⇒「iPadストレージ」で確認できます。
参考:iPhone、iPad、iPod touch のストレージを確認する方法 – Apple サポート (日本)
iPadの動作すべてを管理するのが、OSである「iOS」です。
このiOSに何らかの不具合が生じていることによって、リンゴループが起こってしまっている可能性もあります。
こういったことが原因で、iOSが正常に動作しなくなることがあります。
iPadのバッテリーが劣化していたり、物理的な衝撃などで故障している場合も、再起動の無限ループが起こる原因となってしまいます。
日々継続的にiPadを使用している場合、3~5年ほどでバッテリーが寿命を迎えてしまうので、ある程度の年数に渡って使用している場合は経年劣化による不具合であるケースも考えられます。
iPadが再起動の無限ループに陥ってしまった場合は、以下のような対処法を試してみてください。
王道にして基本的な対処法です。
一時的なトラブルならば、強制的に再起動するだけで解決することも少なくありません。
まずは、以下の方法で再起動を試してください。
ホームボタンがあるかどうかで手順が異なります。
参考:iPad を再起動する – Apple サポート (日本)
なお、「3.」の段階でiPadがフリーズしたり一切反応しないような場合は、強制的に再起動してください。
強制的に再起動を行うには、「音量を上げる」ボタンを押してからすぐに指を離し、今度は「音量を下げる」ボタンを押してからすぐに指を離し、トップボタンを押さえたままにします。
Appleロゴが表示されたらトップボタンから指を離せば、強制的な再起動が完了となります。
ホームボタンが搭載されているiPadでも、「2.」の段階でiPadがフリーズしたり一切反応しないことがあります。
そういった場合は、上記のホームボタンが搭載されていないケースと同じ手順で強制的に再起動を行ってください。
iOSが最新のバージョンでなかったことが原因となり、何らかの不具合を誘発して再起動を繰り返すようになってしまったことも考えられます。
ですので、まだ古いバージョンのiOSを使用しているようならば最新バージョンへアップデートしましょう。
iOSのアップデート手順は以下の通りです。
参考:iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする – Apple サポート (日本)
iPad内のストレージに余裕を持たせるために、ストレージの最適化を試してみるのも有効です。
ストレージ(容量)に余裕がない時は、不具合が起こりやすい状態となってしまいます。
よって、iPadに保存されている画像や動画のデータを自動で小さいサイズにすることで、空き容量を増やすことができます。
手順は簡単で、「設定」⇒「写真」と進み、「iPadのストレージを最適化」にチェックを入れるだけで、自動で小さいサイズのファイルに置き換わるようになります。
なおフル解像度のデータは、iCloudからいつでも自由にダウンロードできますので安心です。
ただし、iCloudへのバックアップをオンにしている時に限ります。
いろいろなアプリを入れたことにより、設定が競合してしまったことが原因でiPadが繰り返し再起動してしまうことがあります。
こうした原因を取り除くため、一旦すべての個人設定を削除してみることで、問題が解決することもあります。
この方法ならば、保存されたデータを守りつつ、設定だけをリセットすることが可能です。
設定をリセットするための手順は以下の通りです。
参考:iPadの設定をデフォルトに戻す – Apple サポート (日本)
自分が使っているiPadと相性の悪いアプリが入ってしまった場合、iOSに悪影響を及ぼし、不要な再起動を繰り返すことがあります。
「このアプリを入れてから動作が不安定になった」という心当たりがあれば、そのアプリを完全に削除してみてください。
これで改善すれば、そのアプリが原因だった可能性が非常に高くなります。
初期化とは、iPadを「工場出荷時の状態」に戻すことを指します。
それまで蓄積してきた一切のデータや設定が削除されてしまうので、何をやっても不具合が改善しない時の最終手段として用いる方法です。
ただし初期化を行う前には、iCloudやiTunesにしっかりとバックアップが残っていることを確認してから行うべきです。
前述の通り、初期化をするとすべてのデータが消えてしまうため、データがどこかに保存されているかどうかを確認することは非常に重要です。
iPadの初期化手順については以下の通りです。
なお、復元には時間がかかることもあるので、変に操作はせずしばらく放置しておくようにしてください。
バッテリーの劣化や故障が原因で再起動を繰り返してしまう場合は、バッテリー交換によって改善します。
しかし、再起動を繰り返す原因を特定することは困難であるため、バッテリーが疑わしいと思っても安易にバッテリー交換を行うのは考え物です。
個人での対応が難しく、基本的には業者に依頼する必要があり、高額な費用がかかってしまうことが多いからです。
対処法の一つではありますが、実行する場合は、よほど「バッテリーが問題に違いない」という確信がある時に限った方がよいでしょう。
以上、iPadが再起動を繰り返す時の原因と対処法について解説しました。
ここまで解説してきた通り、物理的な故障ではなくシステム的なトラブルであれば、個人でも充分に対応が可能です。
再起動や設定のリセット、アプリの削除、初期化、といった方法を試し、iPadが正常な状態に戻るよう対処していただければと思います。
ただ、iPad本体の基板損傷やバッテリー劣化など、物理的なことが原因で再起動を繰り返すようならば個人での対応は難しいです。
そういった場合は、Apple公式サポートや専門の修理業者へ相談してみるのがよいでしょう。
なお3年以上使用したiPadの場合、経年劣化が進んでいることも考慮すると、これを機会に買い替えを検討するというのもおすすめです。
3年以上使用している場合、各パーツが劣化している可能性が高いため、故障が疑われるどこかしらのパーツを交換しても、すぐにまた違う箇所が故障してしまうケースが散見されるからです。
なお買い替える際は、現在使っているiPadが不要になるかと思われます。
そんな時は、「パソコン廃棄.com」の利用が便利です。
「パソコン廃棄.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたiPadを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたiPadのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
iPhoneを長期間使用していると、だんだん背面のバッテリーが膨張してくることがあります。
一見使用には問題なさそうに見えるものの、実は取り扱いには十分注意が必要です。
この記事では、iPhoneのバッテリーが膨張する原因と対処法について解説しています。
心当たりのある方はぜひチェックしてくださいね。
この記事でわかること
iPhoneのバッテリーが膨張するのは、主に劣化が原因です。
iPhoneのバッテリーには、リチウムイオン電池が使用されています。リチウムイオン電池が劣化することで内部にガスが発生し、バッテリーが膨らんでしまいます。
リチウムイオン電池は使用していくうちに徐々に劣化していきますが、以下のようなiPhoneの使い方をすると寿命が縮みやすくなるため気をつけましょう。
正しい使い方をしていたとしても、およそ1年半〜2年でバッテリーの寿命が訪れます。
バッテリーの劣化が進み、寿命が近づいてくると以下の症状が現れるため、当てはまるものがないかチェックしてみてください。
また、iPhoneの設定画面でも、バッテリーがどの程度劣化しているのか確認できます。
【iPhoneのバッテリーの状態を調べる方法】
参考:iPhoneのバッテリーの状態と使用状況を確認する – Apple サポート (日本)
バッテリー容量が80%以下の場合は、バッテリー交換や本体の買い替えを検討してみてください。
iPhoneのバッテリーが膨張していても、動作には一見問題ないように見えます。
しかし、バッテリーの膨張を放置すると、さまざまな不具合が生じるため危険です。
ここでは、代表的な例を4つご紹介します。
iPhoneのバッテリーに使用されているリチウム電池には、「燃えやすい」というデメリットがあります。
バッテリーの劣化によって発生するガスがiPhoneに充満してしまうと、発火や爆発といった事故につながりかねません。
日本でも、iPhoneの爆発による死亡事故が発生しています。
自分の身を守るためにも、膨張したバッテリーを放置するのは避けましょう。
iPhoneのバッテリーの膨張が進むと、画面に不具合が生じることも。
膨らんだバッテリーによって画面が押し上げられてしまい、画面が浮いたり、液晶がにじんだりといった異常状態を引き起こすケースも少なくありません。
このような状態になった画面は強度が落ちてしまい、少し衝撃を与えただけで簡単に割れやすくなります。
バッテリーの膨張を放置しておくと、iPhoneが再起動を繰り返すようになってしまう場合があります。
これは、バッテリーの劣化によって、iPhoneに正しく電気を供給できなくなったことが原因です。
再起動のループ状態に陥るとiPhoneを操作できなくなり、データなどのバックアップができないといったリスクが生じます。
バッテリーの膨張は、iPhoneの内部にも悪影響を与えてしまいます。
バッテリーが膨らむことでコネクタケーブルの接触不良や破損を引き起こし、充電ができなくなる・本体が起動しなくなるといったトラブルにつながります。
また、バッテリーの膨張によって生じた本体の隙間にほこりや水が入ってしまい、iPhoneが正常に動作しなくなることも。
この場合もデータのバックアップができなくなることがあるため、できるだけ早めに対処してください。
ここでは、iPhoneのバッテリーが膨張したときにやってはいけないことを3つご紹介します。
以下の対処を行うと本体の故障につながってしまうため、極力避けるように注意してください。
バッテリーの膨張を軽減するために、iPhone本体にテープや接着剤を使用するのはおすすめできません。
テープなどでバッテリーを強く押さえつけることで、かえって画面のゆがみや割れが悪化することが考えられます。
また、接着剤が本体内部に入り込んでしまい、iPhoneの精密機器が不具合を起こすケースも少なくありません。
ほこりが入りそうな隙間にテープを軽く貼り付けるなど、あくまでも応急処置として使用してください。
iPhoneのバッテリーが膨張すると、本体が熱を持ちやすくなります。
しかし、保冷剤などでiPhoneを急激に冷却してしまうと、温度変化によって結露が発生し、水没故障などを引き起こす可能性があるため注意してください。
熱くなったiPhoneは、冷却ファンや冷却シートなどでゆるやかに熱を冷ますことが大切です。
バッテリーが膨張しているiPhoneには、できるだけ衝撃を与えないようにしてください。
劣化したリチウムイオン電池の中には、ガスが充満しています。バッテリーが破損してしまうと、そのガスが内部パーツまで流れ込み、発火や爆発を引き起こす可能性があります。
iPhoneを不用意に落としたりぶつけたりしないよう、丁寧に取り扱いましょう。
iPhoneのバッテリーが膨張した場合、バッテリーを交換する必要があります。
しかし、自分で行うのは難しいうえに、発火・爆発などの事故につながるリスクもあるため、専門業者に修理に出すようにしてください。
ここでは、iPhoneのバッテリー交換ができる業者を3つご紹介します。
iPhoneの製造元であるAppleでは、不具合が生じたiPhoneの修理も受け付けています。
技術面・サービス面ともに信頼でき、安心して任せられる点が大きな強みです。
AppleCare+という保証サービスに加入している場合は、バッテリー交換を無料で行ってもらえる場合があります。
また、バッテリーの膨張によって画面の破損などを引き起こしている場合は、その修理も合わせて勧められることも。
バッテリー交換以外を依頼すると別途料金が発生することがあるため、Appleへ事前に確認しておくことをおすすめします。
Apple Storeや正規サービスプロバイダの店舗が近くにない場合、契約しているキャリアへ修理に出すのもおすすめです。
AppleCare+に加入していれば、キャリアでもバッテリー交換を無料で行ってもらえます。
また、キャリア独自の保証サービスによって、修理代が軽減される場合もあります。
バッテリー交換や修理にかかる費用についてはキャリアによって異なるため、ホームページなどで確認してください。
AppleCare+に加入していない場合や保証期間が過ぎている場合、Appleやキャリアへ修理を依頼すると、費用が高額になってしまうことがあります。
その際は、非正規店のiPhone修理業者に依頼するのもひとつの方法です。
非正規店では、Appleやキャリアと比べて修理費用が安く抑えられる・即日修理を行ってもらえるといったメリットがあります。
ただし、修理業者のなかには、法外な料金設定や粗悪な修理を行う悪徳業者が紛れているのも事実です。
iPhone修理業者へ依頼する前に、口コミなどを念入りにチェックしておきましょう。
iPhoneの使い方に気をつけることで、バッテリーの劣化を遅らせ、膨張を避けることが可能です。
ここでは、iPhoneのバッテリーを防ぐ方法を3つご紹介します。
iPhoneのバッテリーは、充電を繰り返すことで劣化が進んでいきます。
バッテリーの膨張を避けるためには、電力消費を抑え、充電回数をできるだけ減らすことが重要です。
バックグラウンドのアプリは終了させる・使わないアプリはアンイストールする・不要な通知はオフにしておくなど、iPhoneの使い方を見直してみましょう。
また、iPhoneにはバッテリーの消費を抑えるために「低電力モード」が搭載されています。
低電力モードに設定することで一部の機能が制限されますが、iPhoneの充電を長持ちさせることが可能です。
【iPhoneを低電力モードに設定する方法】
参考:iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる – Apple サポート (日本)
バッテリーの膨張を防ぐためには、充電しながらiPhoneを使用しないように心がけましょう。
iPhoneを充電したまま使い続けると、バッテリーに大きな負荷がかかり、劣化が進んでしまいます。
また、充電が100%になっても充電器に接続していると、過充電を引き起こしてしまいます。
過充電もバッテリーにダメージを与える原因になるため、充電中はiPhoneを放置しておき、完了したらすぐに充電器から外すことが大切です。
iPhoneを高温な場所で使用すると、バッテリーに負荷がかかり、劣化が進んでしまいます。
特に、夏場の車内や直射日光の当たる場所に放置しないようにしてください。
iPhoneの動作不良を引き起こすこともあるため、使用環境には注意が必要です。
また、iPhoneのケースを装着したまま充電を行うと、熱がこもってバッテリーが高温になってしまうことがあります。
充電するたびにiPhoneが熱くなるようであれば、ケースを外してから充電するのがおすすめです。
iPhoneのバッテリーが膨張してしまうのは、リチウムイオン電池の劣化が原因です。
バッテリーの膨張を放置すると、火災・爆発といった事故につながる可能性があるため、できるだけ早めに対処するようにしてください。
また、バッテリーが長持ちするよう、iPhoneの適切な使い方を心がけましょう。
バッテリーが膨張したiPhoneを処分する際は、パソコン廃棄.comを利用するのもおすすめです。
今回の記事も参考にしてください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
「最近iPhoneの充電がすぐに減る」
「特に使っていないけど、気付くと充電の残りが少ない」
iPhoneを使っていてこんな悩みはありませんか?
iPhoneは設定次第では常にバックグラウンドで何かしらの動作をしており、それらがバッテリーを減らすことにも繋がります。
この記事では【iPhoneの充電がすぐなくなる原因と対処法10選】について解説していきます。
アプリには操作していないときもバックグラウンドで更新されるものがあり、バッテリーを消耗します。
アプリの更新自体はエラーやバグを防ぐために必要なものですが、多くのアプリがバックグラウンドで更新されるとバッテリーの他に通信データも使用します。
アプリのバックグラウンド更新をオフにする方法は以下の通りです。
バックグラウンド更新を全てオフにするとそれはそれで困るという場合は「Wi-Fiに接続時のみバックグラウンド更新をする」設定も可能です。
1.下図の赤線部分をタップ
2.「Wi-Fi」を選択
この設定をすればWi-Fiに繋がっていないときはバックグラウンド更新を行いません。
家などいつでも充電できる環境ではWi-Fiに繋いで更新させて、外では更新させたくないときに役に立ちます。
位置情報サービスが常にオンになっているとバッテリーを消耗します。
特に歩数や移動距離を測るアプリなどは外を歩いているだけでどんどんバッテリーを消費していきます。
位置情報サービスは【設定】→【プライバシー】→【位置情報サービス】からオンオフの設定ができます。
一番上のスライダーをオフにすれば全ての位置情報をオフにすることもできますが、場合によってはGoogleだけオンにしたいなどの状況もあるでしょう。
そのときは下に並んでいるアプリを個別にオンオフすることでも調節できます。
また位置情報の利用状態は
の3通りがあります。
位置情報を使わないと機能しない、あるいは使った方が便利なアプリは【使用中のみ許可】にしておき、バランスよく使うとよいでしょう。
Wi-Fiを常にオンにしているとバッテリー消耗に繋がります。
特に街中でフリーWi-Fiを常に探す設定になっている場合は、iPhoneがWi-Fiをなんとか捕まえようと必死になって探すので、バッテリーを消費します。
Wi-Fiを使う予定がないときはオフにしておきましょう。
Wi-Fiはコントロールセンターで簡単にオフにできます。
また特定のWi-Fi(自宅のものなど)にだけ接続して外ではWi-Fiを探させたくないときは【接続を確認】の項目をオフにしましょう。
【接続を確認】→【Wi-Fi】で下記画面の赤枠内をオフにすると設定できます。
【接続を確認】をオフにするとiPhoneがWi-Fiを探し回らなくなるので、バッテリーを節約することができます。
BluetoothもWi-Fi同様に使わないときにはオフにしておきましょう。
Bluetoothもコントロールセンターでタップするだけでオフにできます。
画面は最もバッテリーを使うパーツです。
直射日光下では特に画面を見やすくするために明るくしなければならないため通常よりもバッテリーを消耗します。
不必要に明るくなっている場合は暗めに設定しておきましょう。
また自動調光をオフにすることでもバッテリーを節約できますが、手動で調節する手間も増えるためシチュエーションを選んで設定しましょう。
iOSはバージョンによってはバッテリーの消耗が激しいものがあります。
iOSのアップデートはこういったバッテリー消費の激しいプログラムを改善したり、バグを取り除いて修正することもできます。
今使っているiPhoneのiOSが最新バージョンでない場合はアップデートを実行しましょう。
アップデート直後はプログラムのチェックなどが入るのでいつもよりもバッテリーを消費しますが、すぐに落ち着くので慌てることはありません。
単純な問題ですが、バッテリーそのものが劣化している場合も消費が激しくなります。
iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは充電を繰り返していくと最大容量が減少する特性があり、これは避けることはできません。
iPhoneのバッテリーは500回近く充電すると80%まで最大容量が下がる傾向にあり、だいたい3年近くでバッテリーの寿命が来るといわれています。
まずはiPhoneのバッテリー最大容量を確認してみましょう。
最大容量を確認するには設定から【バッテリー】→【バッテリーの状態】をタップしましょう。
最大容量が80%近くまで低下している場合はバッテリーを交換した方がよいでしょう。
iPhoneのバッテリーに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
iPhoneバッテリーの寿命の目安は何年?確認方法や長持ちさせるコツも解説
アプリの中にはバッテリーの消費が異常に激しいものもあります。
バッテリーを消費するアプリを特定すれば不要な消耗を防ぐことができます。
各アプリごとのバッテリー消費量は【設定】→【バッテリー】で下にスクロールすると各アプリの割合が出てきます。
使用していないのに消費が激しいアプリがあれば削除してみましょう。
またバックグラウンド処理が多いアプリも同様に使っていなければ削除してください。
プッシュ通知は受信する度に画面に表示されるため、多ければそれだけバッテリーを消費します。
プッシュ通知はメッセージやニュース、SNSでのアクティビティなどをアプリが知らせてくれる機能なので、便利ではありますが、本当に必要なものに絞った方が電池の持ちはよくなります。
プッシュ通知は本当に必要なものだけにしましょう。
不要な通知をオフにするには【設定】→【通知】→【各アプリの通知を設定】の順で行います。
アプリを同時に起動するとその分バッテリーを消費します。
iPhoneは基本的に使っていないアプリはバッテリーを消費しないようになっていますが、バックグラウンド更新が有効になっていると消費する場合があります。
使用頻度の低いアプリを立ち上げている場合は終了しましょう。
アプリを終了させるには【ホームボタン2回押し(ホームボタンがない機種は画面下からスワイプ)】→【終了させたいアプリを上に向かってスワイプ】の手順で行います。
ただし、よく使うアプリの場合は再度起動させる際にバッテリーを消耗するので、頻度が高い場合は終了させないでおきましょう。
以上、iPhoneの充電が減っていくときの対策を解説してきました。
対策ポイントは以下の通りです。
iPhoneは使えば使うほどバッテリーが劣化していきます。
バッテリーを交換するのも一つですが、長く使っている場合は買い替えを考えることもあるでしょう。
もし買い替えた場合は今まで使っていたiPhoneを何らかの方法で処分する必要があります。
そんなときはパソコン廃棄.comの無料処分サービスが便利です。
パソコン廃棄.comではパソコンだけではなくスマートフォンも受け付けています。
送料などの費用やデータ処分も無料で行っているので、iPhoneの買い替え時にぜひ検討してみてください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
「間違えてiPadの上に水をこぼしてしまった」
「お風呂でiPadを使っていたらいきなり電源が落ちた」
こういった時は、iPadが水没状態になっている可能性が非常に高いです。
防水性能のないiPadに対して、絶対に起こってはいけないのが水没。
高確率で故障に繋がりますし、通常の保証にしか加入していない場合、Apple公式サポートの保証対象にもなりません。
普段から充分注意をしている方も多いと思いますが、それでも誤ってiPadを水没させてしまうこともあるでしょう。
しかしそういった場合でも、焦らず正しい対処法を実行することで復旧する可能性があります。
そこでこの記事では、iPadが水没した時にやってはいけないことや、iPadを復旧させるために早急に行うべき応急的な対処法について解説していきます。
【この記事でわかること】
「iPadの水没」と聞くと、水の中に落としてしまったり、iPadの上に水をこぼしてしまったり、といったことを想像する方がほとんどだと思われます。
しかし実は、完全に水に浸からなくとも水没した状態になってしまうことがあります。
特に注意しなければならないのは「水蒸気」。
iPadに防水性能はありませんので、少々の水気に対しても非常に脆くなっています。
ですので、「湯船の中に落とさなければ問題ないだろう」などと考えてお風呂に入りながらiPadを使用するような行為は絶対にやめてください。
一定時間以上使用することで、浴室内にこもっている水蒸気によって水没してしまう可能性が非常に高くなります。
その他、キッチンの横にiPadを置くのも危険です。
洗い物をしている時の水しぶきにより、徐々にiPad本体にダメージが蓄積していく場合があります。
水没は、iPadが直接浸水しなくとも発生する可能性があることを是非覚えておいてください。
iPadを水の中に落としてしまったり濡らしてしまったりすると、つい焦ってしまい、いろいろなことを試してみたくなるものです。
しかし、下手にいじることで状態が悪化する場合がありますので注意してください。
iPadが水没してしまっても、以下のような行動は決して取らないようにすべきです。
本体内に入り込んだ水を排出しようとして、iPadを持って上下左右に振ってしまうという行為はよくやってしまいがち。
しかしこれは逆効果であり、本体の中の水が一層広がってしまい、水没の範囲が多くなってしまうだけです。
激しく動かせば動かすほど状態は悪くなってしまう可能性が高くなるので、このような行動はとらないようにしてください。
水没した後にiPadの電源を入れたり充電したりするのも、絶対にやってはいけないことの一つです。
水没した状態で通電してしまうと、内部でショートしてしまい、修理に出すしかなくなってしまいます。
iPad内の水を乾かそうとして、安易にドライヤーを使ってしまうのもNGです。
確かに乾くのは早くなるので良い対策法に思えますが、ドライヤーの熱で急激に乾燥させようとすると内部に熱がこもってしまい、サビが発生する原因になってしまうのです。
また、熱による故障の可能性も出てきてしまいます。
水分同様、熱も精密機械の大敵となりますので。
一刻も早く水気を取り除きたい一心でドライヤーを使いたくなる人も多いかと思われますが、後々の故障に繋がってしまうのでやめておきましょう。
iPadが水没した際に大事なのは、「できるだけ自然に乾かすこと」です。
これを踏まえた上で、以下のような対処法を実行していってください。
iPad本体内にある水がほかの場所に移動してしまわないように、できるだけ動かさずそっとしておきましょう。
動かせば動かすほど状態は悪化しますので、まずはiPadを風通しの良い場所へそっと運び、そのまま自然乾燥するのを待ってください。
なお、完全に乾燥するまでは一切いじらないようにした方がよいので、最低でも2~3日は放置しておくべきです。
内部に入り込んだ水はどうにもなりませんが、外側の水分を取り除くことはできます。
外側に付着している水分も、何かの拍子に内部へ入り込むことがありますし、水蒸気となった際にも内部へ侵入するかもしれません。
iPadが水没してしまった際は、なるべく早く、かつ丁寧に、外側を乾いた布で綺麗に拭いてください。
これも、乾燥を早めるための大事な対策です。
イヤホンなどのアクセサリが接続されている場合は、外しておきましょう。
アクセサリが挿さったままになっていると、接続部から再度水が浸入したり、なかなか乾かなかったりといった弊害が生まれてしまいます。
水没したiPadを復旧させるための対処法ではありませんが、復旧後のことを考え、水没後にはできるだけ早くSIMカードを抜いておくことが重要です。
SIMカードとは、IDや契約に関する情報などが詰まっていて、通話やネット接続をするために必要となるICカードのことです。
このSIMカードがなければデータ通信ができなくなってしまうため、iPadとしての機能を果たせなくなってしまいます。
そんな大事なSIMカードですから、水没後なるべく早く取り出し、水分を綺麗に拭き取りましょう。
参考:iPad の SIM カードを取り出す/入れ替える – Apple サポート (日本)
水没後、無事に電源が入った場合は、急いでデータのバックアップを取っておきましょう。
一旦電源が入ったとしても、それは一時的なことかもしれませんので。
バックアップを作成する方法は以下の3通りとなります。
この設定をしておけば、iPadがネットに接続されてロックされている時に、毎日データのバックアップがiCloud上に自動で作成されるので安心です。
iCloudへの自動バックアップを設定している場合は、新たにバックアップを取る必要はありません。
万が一水没してしまったとしても、iCloud上にはデータが残っているので、いつでもデータを取り出せます。
なおiCloud上に保存したデータを表示するには、「設定」⇒「自分の名前」⇒「iCloud」⇒「ストレージを管理」⇒「バックアップ」と進めば閲覧できます。
これで、Macパソコン上にiPadデータのバックアップが作成されます。
これで、Windowパソコン上にiPadデータのバックアップが作成されます。
なお、コンピュータに保存されているバックアップを表示するには、「編集」⇒「環境設定」と進み、「デバイス」をクリックすればOKです。
iPadをなるべく動かさず、一切通電もせず、数日かけて本体内部をしっかり乾燥させたのに、それでも電源が入らないという場合は、修理に出すか買い替えるしかありません。
iPadは非常に水に弱いため、一度水没してしまうと、どんなに丁寧に乾燥させても復旧しないということも多いです。
修理に出す際は、「AppleCare+」に加入していてまだ保証期間内であるならば、Apple公式の修理サービスを利用すべきです。
参考:AppleCare プランを購入する – Apple サポート (日本)
水没での修理を依頼する場合は、「AppleCare+」に加入していなければ保証対象外となってしまいます。
通常の保証では、落下や水没などの「ユーザーの過失」による故障についての修理はフォローされていないのです。
AppleCare+に加入していない場合は、Appleへ修理を依頼するとかなり高額な費用がかかってしまいます。
例えば「iPad Pro 12.9 インチ(第5世代)」ならば、修理費用は10万円を超えます。
参考:iPad の修理 – Apple サポート 公式サイト (日本)
保証期間を過ぎている場合は、Apple公式ではなく修理業者へ依頼するという方法を検討してみるのもよいでしょう。
Apple公式サポートに比べれば信頼性は劣りますが、その分費用が安く、スピーディに対応してくれる業者が多いです。
ただし、業者の質はピンキリであり、ハズレの業者にあたってしまうとまともな修理が期待できないというリスクもありますので、Apple公式か非公式の修理業者か、どちらを選ぶのかは慎重にご判断ください。
以上、iPadが水没した時にやってはいけないことや、対処法について解説してきました。
なお、水没後数日経って無事に電源が入った場合でも、一応点検・修理に出した方が無難です。
一度iPadが水没してしまうと、まったく問題ない状態に戻るという可能性はほぼなく、何かしらのダメージを負ってしまいます。
そのまま放置すると、それほど間を置かずにどこかしらが故障し、iPadが使えなくなってしまうことも珍しくありません。
しかし修理に出すと、非常に高額な費用がかかる場合もあります。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
「今まで問題がなかったのに、急にiPadの充電ができなくなった」
こんな事態に直面して焦っている方もいらっしゃるかと思われます。
充電ができなくとも、ACアダプタがあればとりあえずiPadは使用できますが、持ち運ぶ機会も多いことを考えるとバッテリーの充電ができないというのは非常に不便です。
そこでこの記事では、iPadが充電できなくなってしまった時の対処法を中心に、充電ができなくなってしまう原因や、不測の事態に備えるためのデータのバックアップ手順について解説していきます。
【この記事でわかること】
iPadが充電できなくなってしまう原因は、ちょっとした不注意によるものから深刻なトラブルまで、実に様々です。
あまりにシンプルな原因なので見落としがちなのですが、実は電源ケーブルがうまく挿さっていなかっただけということも珍しくありません。
「そんな単純なことが原因であるはずがない」という思い込みにより盲点となりがちですので、まずは電源ケーブルを疑ってみてください。
こういったことが原因でケーブルが断線しており、電力が供給できない状態になっていることがあります。
なお、明らかに千切れていたり線がはみだしていたりすれば目で見てわかりますが、内部でひっそりと断線している場合には見た目ではわかりません。
また、ケーブルの端子が曲がっていると、一見うまく挿さっているように見えても正しい電力供給が行われていない可能性が高いため、iPadが充電できない原因となります。
あまり多いケースではありませんが、電力を取り込むACアダプタが故障していることでiPadの充電ができなくなっているということもあり得ます。
アダプタの故障は見た目でわからないことが多いですが、長年使い続けているような場合は故障を疑ってみてもよいかもしれません。
壁にあるコンセントから供給される電力は非常に安定的で強いものですが、電源タップを使って数多くの機器と接続してしまう、いわゆる「たこ足配線」状態になってしまうと、電力供給が不安定になってしまうことがあります。
通常は、たこ足配線によってまったく充電できなくなるということはあまりありませんが、電源タップが劣化していたり、過度に様々な機器と接続してしまうことで予期しない現象が発生してしまう可能性は否定できないので要注意です。
純正品とは、その製品を製造しているメーカーによって製造・販売されている部品やアクセサリのことを指します。
iPadの場合ならば、Appleが製造しているものが純正品となります。
純正品は高価である分品質が高く、メーカーも部品やアクセサリには純正品を使用するよう推奨していますが、非純正品の方が安いため、純正品を使っていない人も少なくありません。
特にケーブルやACアダプタといったアクセサリ類では、非純正の品ぞろえが非常に豊富なため、特に違和感なく購入する人が多いのでしょう。
しかし非純正品は、故障しやすかったり初期不良を起こしやすかったりするため、メーカーが推奨する通り使用は控えるべきです。
iPadに内蔵されているバッテリーは「リチウムイオン電池」が使用されており、フル充電を1,000回繰り返しても、iPad購入時の容量の最大80%を維持できるように設計されています。
参考:バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)
しかしこれはあくまで目安であり、充電環境の良し悪しやバッテリーの個体差などによって変化します。
特にバッテリーは熱に弱く、高温の環境でiPadを使用・保管する機会が多いと劣化を早めてしまいます。
バッテリーが劣化すると当然充電性能が下がってしまい、時にはまったく充電できなくなってしまうこともあります。
iPad本体の温度が熱くなりすぎると、充電に悪影響を及ぼし、最悪の場合はまったく充電ができないという状態になることがあります。
これは、iPad本体を守るための機能でもあります。
精密機械にとって熱は大敵ですので、熱による故障を防ぐため、iPad本体が熱くなりすぎないように保護するために充電を制限するのです。
充電ができなくなる以外にも、iPadが熱くなりすぎないようにするために以下のような現象が発生することもあります。
参考:iPhone、iPad、iPod touch が高温または低温になりすぎた場合 – Apple サポート (日本)
暑さによって充電できなくなることもありますが、逆に温度が低すぎることも問題となります。
iPadは0℃~35℃の環境で使用することが推奨されており、これらの温度を下回ったり上回ったりしてしまうとバッテリーにダメージを与える可能性があります。
極端な低温環境での使用・充電は避けるべきです。
長らくiPadの充電を行っておらず、バッテリー内にまったく電力がない状態になってしまうと、充電ができるようになるまで時間がかかることがあります。
これは充電ができていないわけではなく、単に時間がかかっているだけですので故障ではありません。
久しぶりにiPadの充電を行うような場合は、電源ケーブルを挿しこんでから数十分から1時間程度はそのまま放置してみましょう。
iPadのOSである「iOS」に何らかの不具合が発生していることが原因で充電できないということも考えられます。
OSの不具合は、いつどのiPadに起こっても不思議ではありませんが、特に長年使用しているiPadほど発生しやすくなります。
また、iOSが最新バージョンになっていないことで充電ができなくなっているというケースもあります。
いざ充電しようとした時に正常に充電できないと焦るものですが、簡単な対処法で解決することも多いので、以下の方法を一つずつ実践していってください。
電源ケーブルがうまく挿さっていないことが原因で充電できていないだけ、ということも多いので、まずはこの可能性を潰しておきましょう。
コンセント側・iPad側ともに、丁寧な抜き差しを何度か試してみてください。
軽度のシステム的なトラブルが原因の場合、再起動することで問題が解消し、充電できるようになることがあります。
ホームボタン非搭載モデルの場合は、トップボタンに近い方の音量調節ボタンを押してからすぐに放し、次にトップボタンから遠い方の音量調節ボタンを押してすぐに放します。
それから、iPadが再起動するまでトップボタンを押し続けます。
ホームボタン搭載モデルの場合は、「トップボタン or サイドボタン」と「ホームボタン」を同時に押し続けて、Appleのロゴが表示されるのを待ちます。
これで再起動完了となります。
参考:iPad が充電されない場合 – Apple サポート (日本)
このようなことが原因でケーブルが正常に機能せずに充電ができなくなっている、という可能性を考慮し、新たに純正品のケーブルを購入して充電してみてください。
過度なたこ足配線により、電力供給が不安定となってしまうことがあるので、壁にあるコンセントからの充電を試してみください。
なおコンセントに差し込むアダプタやケーブルですが、間違えてiPhone用の「5W」のものを使用していないかどうか確認してみましょう。
5WでiPadの充電をしようとすると、供給される電力が不足し、なかなか充電できなかったり一切充電が進まなかったりします。
iPadの充電は「10W」のものが必要となります。
「5W」のものと見た目が似ているので、間違えないように気を付けてください。
iPad本体が熱くなりすぎていると、本体へのダメージを避けるために一時的に充電できなくなることがあります。
従って、一旦iPadの温度を下げるようにしてください。
しかし、急いで冷やしたいからといって冷蔵庫に入れるというのはNGです。
冷蔵庫で冷やしてしまうと、急速に冷却が進むことでiPad本体内に結露が発生してしまうからです。
熱同様、湿気も精密機械の大敵ですので、一気に冷やそうとせず、涼しく風通しの良い場所にしばらくiPadを放置するようにしてください。
そもそもiPadを高温にしないために、普段から以下のようなことを心掛けることが大事です。
バッテリーの劣化が原因だと思われる場合は、バッテリーを交換するしかありません。
3年以上継続的にiPadを使用していたり、設定アプリでバッテリーの最大容量を確認した時に著しく容量が減っているような場合は、バッテリーが劣化している可能性が高いです。
ただし、バッテリー交換は基本的に個人ではできないため、Apple公式か専門の修理業者へ依頼することになります。
保証期間内であれば、迷わずApple公式の修理サービスを利用するようにしてください。
AppleCare+に加入している方ならば、最大2年間の保証が適用されます。
参考:iPad の修理 – Apple サポート 公式サイト (日本)
保証期間外の場合は、専門の修理業者へ依頼するという選択肢も出てきます。
なぜならば、保証期間を過ぎてからAppleに修理を依頼すると、非常に高額になる上修理期間も長くなってしまうからです。
しかし修理業者ならば、Appleの半額以下で済むこともありますし、修理期間についても最短で当日対応というところもあります。
ただし良いことばかりではありません。
Appleの公式サポートならば、高額で修理期間もかかる分安全です。
ところが修理業者の場合は、業者によって対応や技術がピンキリとなっており、ずさんなバッテリー交換をされてしまう可能性もありますし、Apple公式以上に高額な費用を請求されるケースも存在します。
どちらも一長一短であることをよく考慮し、Apple公式サポートか修理業者か、どちらを選ぶのか選択してください。
単純にiOSのバージョンが古かったために充電できない場合もあるため、バージョンが古いようならば最新バージョンへアップデートを行いましょう。
なおアップデート前には、万が一に備えてデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
iOSのアップデート手順は以下の通りです。
参考:iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする – Apple サポート (日本)
何をやっても駄目な場合は、深刻なシステムトラブルが発生している可能性がありますので、最後の手段としてiPadを初期化するという方法があります。
ただし、初期化すると保存されているデータがすべて消えてしまうので、必ずバックアップを取っておくようにしてください。
iPadの初期化手順は以下の通りです。
参考:iPadを消去する – Apple サポート (日本)
iPadを初期化する前や、iOSのアップデートを行う前には、データのバックアップを取っておくべきです。
バックアップを作成する方法は以下の3通りとなります。
この設定をしておくだけで、iPadがネットに接続されてロックされている時に、毎日データのバックアップがiCloud上に自動で作成されます。
iCloud上に保存したデータを表示するには、「設定」⇒「自分の名前」⇒「iCloud」⇒「ストレージを管理」⇒「バックアップ」と進めばOKです。
これで、Macパソコン上にiPadデータのバックアップが作成されます。
これで、Windowパソコン上にiPadデータのバックアップが作成されます。
なお、コンピュータに保存されているバックアップを表示するには、「編集」⇒「環境設定」と進み、「デバイス」をクリックすればOKです。
以上、iPadの充電ができなくなってしまう原因とその対処法、データのバックアップ方法について解説してきました。
これまで説明してきました通り、多くの場合は簡易的な対処法を実践するだけで今まで通り充電できるようになることが多いです。
慌てず、ご紹介した以下のような対処法を試していってください。
これらをすべて試しても駄目ならば、バッテリー交換や初期化を検討してください。
監修者/前野 哲宏
フィットネスの店舗運営と新規事業で培った改善力を活かし、PCリサイクル事業で社会課題の解決に挑戦しています。
パソコンのデータ消去にはHDDの破壊やデータ消去ソフトの利用など様々な方法があります。
しっかりとデータの消去を行っていないと処分後にデータを抜き取られてしまうという危険性があります。
そこでパソコン廃棄.comではパソコンのデータ消去に関するアンケート調査を実施しました。
パソコンのデータ消去に関するアンケートでは約3割の人がパソコン処分後にデータを取り出せることを知らなかったというデータが出ました。
パソコンには個人情報が多く入っているため、しっかりとデータの消去を行うことが重要です。
パソコン廃棄.comでは専用の施設でデータ消去を行っています。
パソコン廃棄.comでは無料でデータの消去を行っているので、自分でデータ消去をするのが難しいという方はぜひご活用ください。