iPhoneはタッチパネルでの操作を前提としているため、反応しなくなるとほぼ何もできなくなってしまいます。
タッチパネルが反応しない現象は本体の故障以外にも、システムの不具合や指が乾燥しているときにも起こります。
この記事では
について解説していきます。
iPhoneのタッチパネルが反応しない原因は主に以下のものがあります。
これらの原因について解説していきます。
画面に汚れやホコリがついているとタッチパネルの反応が悪くなります。
知らず知らずのうちに皮脂などで汚れていってしまうので、定期的に拭き取りましょう。
画面を拭き取る際は不織布など繊維が出ない布がおすすめです。
繊維が出るようなタオルなどで拭くと、細かい糸が画面に付着して余計操作性が悪くなることもあるので、注意して拭き取るようにしましょう。
画面に明らかにヒビが入っていたり、割れていたりするとタッチパネルが反応しなくなることがあります。
これは見た目でもすぐわかるので、ヒビが入ってから反応しなくなったのであればそれが原因の可能性が高くなります。
またヒビが入ったばかりのときは反応していても徐々にタッチパネルのセンサーに不具合が生じて反応しなくなっていくこともあります。
したがって現状、反応しているからといってそのまま放置しておくのは得策ではありません。
またヒビや破損が目視で発見できなくても強い衝撃を与えるとセンサー部が破損することもあるので、落下などには十分に注意しましょう。
iPhone内部に浸水してしまうとタッチパネルが反応しなくなることがあります。
iPhoneは基本的には防水加工が施されていますが、完全防水ではありませんし、使用に伴って劣化していくこともあります。
最新のiPhone13シリーズでは「IP68」の防水性能がありますが、お風呂やプールなどでの使用を保証しているわけではありません。
防水性能を過信せず、なるべく水分の影響を受けない環境で使用しましょう。
ポケットに入れたまま座ってしまった、バッグの中に入ったまま踏んでしまったなどの原因で本体が曲がったりするとタッチパネルが反応しなくなることがあります。
iPhone自体は脆いものではありませんが、人の体重などを支えられるほど強固ではありません。
無理な力などがかかってしまってからタッチパネルが反応しなくなった場合は本体の変形が原因である可能性が高くなるでしょう。
iPhone内部のバッテリーが経年劣化などで膨張するとケースを変形させるなどの影響があり、それが原因でタッチパネルが反応しないこともあります。
長く使っているiPhoneでケースが膨らんで見える場合はバッテリーが膨張している可能性があるので、早急に修理に出すことを検討しましょう。
膨張したバッテリーは最悪、発火したり爆発する危険性もあります。
決して放置せずに修理業者に相談してください。
iPhoneのバッテリーが膨張した場合の対処法はこちらに詳しく解説しているので、参考にしてください。
iPhoneのバッテリーが膨張したらどうする?原因と対処法を解説
iOSの不具合が原因でタッチパネルが反応しないこともあります。
本体には破損や変形がなく、しばらくOSをアップデートしていなかった場合はアップデートすることで解決することもあります。
また滅多にありませんが、ウイルスに感染した場合もタッチパネルが反応しなくなったり、勝手に再起動されたりという現象が起きます。
iPhoneの挙動がおかしい場合は放置せずにウイルスソフトをインストールするなどの対策を取りましょう。
アプリを開きすぎていてメモリが足りなくなってくるとフリーズして反応しなくなる場合があります。
iPhoneにもパソコンと同様にメモリがあるので、メモリを大きく消費するアプリを使用しているときはフリーズしやすくなることを覚えておきましょう。
フリーズしてタッチパネルが反応しないときは多くの場合、長時間におよぶことは稀です。
数秒動かなくなる程度で再び反応することが多いので、慌てずに様子をみてみましょう。
保護フィルムとの相性が悪い場合もタッチパネルの反応が悪くなります。
特に厚めのフィルムの場合は操作性が低下することもあるので、今貼っているものを剥がして正常に動作する場合は別のフィルムに張り替えるか、剥がして使うことを検討しましょう。
指が極度に乾燥しているとタッチパネルの反応が鈍くなります。
iPhoneをはじめとしたスマートフォンの多くは静電容量方式と呼ばれる仕組みを利用してタッチパネルの操作を可能にしています。
指が乾燥すると人体からの微弱な電流をiPhoneにうまく伝えることができなくなってしまうため、タッチパネルの反応が鈍くなるのです。
冬場など乾燥しやすい時期に反応が鈍くなる場合は手指が乾燥していないか確認してみましょう。
タッチパネルが反応しないときの対処法を解説していきます。
本体の破損や故障に関しては修理に出す以外の対処法はないので、Apple Storeや修理業者に依頼しましょう。
システムの不具合やフリーズでタッチパネルが反応しない場合は再起動してみましょう。
タッチパネルが全く反応せず、電源を落とせない場合は強制的に再起動します。
強制的に再起動する方法は以下のとおりです。
iPhoneX以降の機種、iPhone8またはiPhoneSE(第2世代以降)の場合
iPhone7の場合
iPhone 6sまたはiPhone SE(第1世代)の場合
アプリによっては著しくメモリを消費するものもあるので、使っていないアプリを一旦閉じることで解消できる場合もあります。
iPhoneは本来アプリを終了させないと動作するように設計されていますが、バックグランドで動作するアプリが複数になるとメモリが足りなくなってフリーズしてしまうこともあります。
使わないアプリは終了させてメモリを確保するようにしましょう。
iOSをしばらくアップデートしていない場合はアップデートを実行しましょう。
iOSはバグや不具合を修正するプログラムを定期的に配信しています。
システムの影響でタッチパネルに不具合が生じることも十分ありえるので、最新のものにアップデートしておくことをおすすめします。
冬場など乾燥しやすい時期にタッチパネルが反応しない場合は保湿を心がけましょう。
指の水分が少ないと動作させるのに必要な微弱な電流をiPhoneが読み取ることができなくなります。
乾燥肌の人は意識して保湿するようにするとiPhoneが反応するようになります。
タッチの操作感が悪い、反応が鈍いというときはタッチの設定を変更してみましょう。
タッチの感度を変更するには以下の手順で行います。
タッチパネルが反応しなくなったiPhoneのロックを解除するには以下の方法があります。
PassFab iPhone Unlockerはパソコンを経由してiPhoneのロックを解除できるソフトです。
PassFab iPhone Unlockerの使い方は以下のように行います。
iPhoneの「iPhoneを探す」がオンになっている前提ではありますが、iCloudを使ってロックを解除することもできます。
この方法を使うとiPhoneは初期化されますが、バックアップから復元することで元通り使えるようになります。
iCloudでロックを解除するには以下の手順で行います。
iTunesを利用してもiPhoneのロックを解除することができます。
ただし、予め使っているPCにiPhoneが認識されていることが条件です。
この方法でもiPhoneは初期化されるので、必要なデータをロック解除後にバックアップから復元しましょう。
方法は以下の通りに行います。
上記の方法を試してもiPhoneのロックが解除されない場合は
のいずれかの方法をとることになります。
iPhoneを初期化すると不具合が解消されてタッチパネルの反応が元に戻る事もあります。
ただしタッチパネルが反応しない以上はiPhoneの画面で初期化することができないので、前述の「iCloudを使って初期化」か「iTunesを使って初期化」のどちらかの方法で初期化する必要があります。
どうしてもロックが解除されない場合はデバイスに何かしらの不具合が発生している可能性もあるので、修理に出すことも検討しましょう。
修理はAppleストアの他に民間の修理業者でも受けられます。
概算料金は以下の通りです。
修理業者 | おおよその料金 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
Apple Store | 19,400~56,800円 ※AppleCareに加入してる場合は全モデル3700円 | ・修理を受けても保証が継続される ・純正部品による交換が受けられる | ・AppleCareに加入していなかった場合は非常に高額となる |
Appleサービスプロバイダー | 同上 | 同上 | 同上 |
非正規店(民間修理業者) | 5000円~ | ・格安で修理を受けることができる | ・Apple Storeでの保証が受けられなくなる ・純正部品ではないので若干画面の色味が違って見えることがある |
モデルごとの詳しい料金はAppleストアで確認できます。
以上、iPhoneのタッチパネルが反応しない原因と対処法について解説してきました。
目に見えて破損がある場合は修理以外の方法はないので、Apple Storeや修理業者に依頼しましょう。
破損がなく、突然反応しなくなった場合はシステムの不具合やフリーズしていることが考えられます。
機種ごとの再起動方法にしたがって再起動させ、反応するかどうか試してみましょう。
保護フィルムが分厚すぎる場合も反応が鈍くなります。
適切な厚さのフィルムを使うか、貼らないで操作するようにしましょう。
iPhoneの画面が割れたり、本体が変形してしまって修理ではなく買い替える場合は手持ちのiPhoneを処分する必要があるでしょう。
そんなときはパソコン廃棄.comの無料処分サービスが便利です。
パソコン廃棄.comではパソコンだけではなくスマートフォンも受け付けています。
送料などの費用やデータ処分も無料で行っているので、iPhoneの買い替え時にぜひ検討してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
asus製のタブレットを使用していて、「突然起動しなくなった」「充電しても起動しない」などと、起動できないトラブルに合ったことがある方もいるのではないでしょうか。
タブレットが起動しないと操作することもままならず、非常に困りますよね。そのため、すぐに解決したいところです。
そこでこの記事では、asus製のタブレットが起動しない原因と対処方法について紹介します。
併せて壊れたasus製のタブレットの廃棄方法についても見ていきましょう。
この記事で分かること
asus製のタブレットが起動しない原因として、次の6つが挙げられます。
起動しない原因をそれぞれみていきましょう。
1つ目の原因はそもそも充電が切れているためです。
充電が切れている場合は、充電をしなければなりません。
また、長らく充電が切れていた場合は過放電を起こしている可能性が高く、その場合は起動するまでに時間がかかります。
長らく充電していない、充電が切れた状態で放置をしている場合は、定期的に充電することが重要です。
2つ目がしっかりと充電できていないためです。
まずは端末にしっかりとケーブルが差さっているかを確認しましょう。
端末にケーブルが差さっていなかったり、アダプターがコンセントに差さっていなかったりすれば充電はできません。
もしもしっかりと差さっているにも関わらず充電ができない場合は、アダプターもしくはケーブルが壊れている可能性があります。
3つ目はバッテリーが故障しているためです。
バッテリーが故障していると、いくら充電しても端末が起動しません。
普段、タブレットを利用していてバッテリーの減りが異常に早かったり、充電速度が遅かったりする場合はバッテリーが劣化している可能性があります。
バッテリーが故障している場合は、充電しても起動できず、メーカーへ修理を出すしかありません。
4つ目が充電器が純正ではないことが挙げられます。
非純正の充電器は、差しても認証されないため充電できないことがあります。
もし充電できたとしても非常に時間がかかったり、バッテリー自体にダメージを与えたりする可能性があります。
充電器が純正ではない場合は、まずは純正の充電器を使用する必要があります。
5つ目がシステムの不具合です。
日頃タブレットを使用していて操作に不具合があったり、電源は入るもののすぐに落ちる場合はシステムの不具合が考えられます。
長く使用している端末ならば経年劣化が考えられますが、購入してから1、2年ほどの端末であればシステムの不具合である可能性があります。
6つ目が端末の故障です。
端末が故障していると、バッテリーが故障しているときと同じように端末の起動ができません。
端末を数年以上使用していたり、飲み物をこぼしたりすると故障することがあります。
普段、故障するような使い方をしていないか振り返ってみましょう。
asusタブレットが起動しないときの対処方法は次の5つです。
それぞれの対処方法についてみていきましょう。
1つ目が純正の充電器を使用して1時間以上充電することです。
原因でも述べたように、非純正の充電器では正常に充電できないことがあります。
そのため、非純正の充電器を使用している方は純正の充電器を使用して次のことを行ってみてください。
もしもこれでも端末が起動できない場合は、他の純正ACアダプター、ケーブルを使用して再度充電してみてください。
参照:スマートフォン、タブレット端末が正常に起動しない場合 | サポート 公式 | ASUS 日本
2つ目は電源を落として再起動しましょう。
端末を起動したもののASUSロゴ画面でフリーズしてしまう場合、画面のバックライトが点灯しない場合は次の手順を行ってください。
参照:スマートフォン、タブレット端末が正常に起動しない場合 | サポート 公式 | ASUS 日本
ハードウェアのリセットは次の方法で可能です。
なお、ハードウェアのリセットを行うと端末のデータはすべて消えます。また、ハードウェアのリセットを行う際は、バッテリー残量が15%以上あることを確認、もしくは充電をしながら行いましょう。端末によっては手順が異なる場合があります。
参照:ZenFone を工場出荷時に戻す方法 | サポート 公式 | ASUS 日本
3つ目が充電器やケーブルを買い替えましょう。
端末の充電がたまらずに起動できない場合は、充電器またはケーブルが故障している可能性があります。
純正の新しい充電器やケーブルへ買い替えましょう。
4つ目はasusの公式サポートへ連絡しましょう。
公式サイトの「ASUSのサポートサイト」にアクセスすれば問い合わせをすることができます。
電話、メール、オンラインチャットのいずれかの方法で対応が可能です。
参照:故障かな?と思ったら・・・ | サポート 公式 | ASUS 日本
5つ目は端末の買い替えです。
長年端末を使用している場合、劣化している可能性があるため買い替えるのも1つの手です。
古い端末は修理を依頼しても高い金額が発生することがあるため、新しい端末への買い替えがおすすめです。
新しい端末のほうが動作が快適になっており、性能も高いため検討してみてください。
この記事ではasus製のタブレットが起動しない原因について紹介しました。
asus製のタブレットが起動しないのは、バッテリーの問題もしくは本体の故障が原因である可能性が高いです。
2〜3年前のタブレットの場合は、新しいタブレットへの買い替えるのをおすすめします。
なお、もしも買い替えた場合は
なお、もしも買い替えた場合は「パソコン廃棄.com」へ廃棄を依頼しましょう。
パソコン廃棄.comならば費用は一切かからず、データの消去から廃棄まですべて行ってくれます。
ダンボールに入れて送るだけなので、気軽に廃棄が可能です。
タブレットを廃棄する場合は、パソコン廃棄.comへ依頼してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
久しぶりにレノボのタブレットを使おうとしたら起動しなくて、困ったことはありませんか?
タブレットはスマートフォンほど頻繁に充電しなくても使えるため、いつの間にかバッテリー切れになっていることもありえます。
この記事では
について解説していきます。
一言に起動しないといっても症状はいくつかあります。
自分のタブレットにどの症状が出ているのかまずは確認しましょう。
レノボのタブレットが起動しない原因を解説していきます。
当たり前すぎて見過ごされがちですが、バッテリーが切れているとタブレットは起動しません。
タブレットはスマートフォンに比べてバッテリー容量が多いので充電する回数は比較的少なくなります。
しばらく充電しないで使っていた場合は、いつの間にかバッテリー切れになることも有り得る話です。
最後に充電したのが思い出せないぐらい前だとしたら、バッテリー切れの可能性が高くなります。
バッテリーが十分でも起動しないとなれば本体の故障を疑う必要があります。
タブレットは持ち歩くことも多いため、知らない間にダメージを与えてしまっていることもありえます。
後述する対処法を試しても起動しない場合は修理に出すことを検討しましょう。
アプリによってはシステムと干渉しエラーを起こすものもあります。
何らかのアプリを直近でインストールしてから起動しなくなった場合はもしかするとそのアプリが原因となっているかもしれません。
タブレットもパソコンと同様にソフトウェアを定期的にアップデートしています。
何らかの原因でアップデートが失敗すると起動に問題が発生することがあります。
アップデートをしばらく実行していない場合はアップデートを実行しましょう。
システムが起動していてもディスプレイに不具合がある場合は起動していないように見えます。
操作音は聞こえるのに何も表示されない場合はディスプレイが故障している可能性が高いでしょう。
まず最初に充電しましょう。タブレットは使っていなくても徐々にバッテリーを消費していきます。
しばらく使っていなかった場合は特にバッテリーが切れている可能性もあるので、充電器に接続してしばらく様子をみましょう。
バッテリーが空だった場合はバッテリーアイコンが表示されるまで10~15分ほどかかります。
電源ボタンは基本的に数秒長押しで入るようになっています。
電源ボタンを押したつもりでも長押しできていなかったりすることもあるので、確実に5秒ほど押し続けてください。
長押しして、ロゴが表示されたら離しても大丈夫です。
電源ボタンを押しても電源が入らない場合はリセットボタンを押します。
リセットボタンは基本的にはSDカードスロットとSIMスロットの間にあります。
再起動してもAndroidのデスクトップに移行しない場合はリカバリーコンソールを起動し、キャッシュ領域のクリアを実行します。
キャッシュ領域のクリアの方法は以下の手順で行います。
キャッシュをクリアしてもうまく起動できない場合は工場出荷時にリセットすることも推奨されます。
工場出荷時の状態にリセットする方法は以下のとおりです。
この作業は工場出荷時の状態にリセットするので、タブレットに保存されているデータは全て消去されます。
したがって他の方法をすべて試してから最後の手段として実行しましょう。
以上、レノボのタブレットが起動しない場合の対処法を解説してきました。
起動しない場合の多くはバッテリー切れが原因といわれているので、まずは充電してみましょう。
それでも起動しない場合はリセットボタンによる再起動、キャッシュのクリアを実行します。
全て試しても上手くいかない場合は最終手段として工場出荷時にリセットすることも必要です。
それでも起動しない場合は残念ながら故障している可能性が高くなります。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
iPhoneを使っているときに、画面が突然真っ青になるとびっくりしてしまいますよね。
これはブルースクリーンと呼ばれる現象ですが、どのように対処すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPhoneがブルースクリーンになった時の原因や対処法を解説しています。
お困りの方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ブルースクリーンとは、その名のとおりiPhoneの画面が真っ青になる現象を指します。
通常のフリーズと異なる点は、他のアイコンが全く表示されなくなる点です。
ブルースクリーンになったiPhoneは意図していないシャットダウンや再起動を繰り返し、一切の操作ができなくなってしまいます。
そのまま故障してしまうことも多く、データがすべて消えてしまう可能性もある非常に危険な状態です。
iPhoneのブルースクリーンが起こる正確な原因は、現在も特定されていません。
しかし、ブルースクリーンにはいくつかの理由が考えられています。
ここでは、その代表的なものを4つご紹介します。
ブルースクリーンが発生した場合、iPhoneに悪意のあるソフトウェアが侵入している可能性があります。
考えられる原因は出自のわからない非公式アプリのダウンロードや、不正なプログラムが仕組まれたサイトへのアクセスです。
悪意のあるソフトウェアによってシステムが破壊されると、ブルースクリーンを引き起こしやすくなります。
正規のアプリのみをインストールする・迷惑メールに貼られたリンクはクリックしないといった点に日頃から注意することが大切です。
OSのアップデートはiPhoneのシステムの根幹に関わる重要な作業です。
しかし、途中で電源が落ちたり電波が途切れたりしてアップデートが失敗すると、システムが破損してしまうことがあります。
この場合、修復するのは容易ではありません。
OSアップデートは時間がかかることが多いため、電波の安定した場所で充電しながら実施するようにしてください。
iPhoneをぶつけたり水没させたりして物理的なダメージを与えると、iPhone内部の精密機器が故障してブルースクリーンを引き起こしてしまうことがあります。
ほかにも、iPhoneを過度な高温または低温な環境で使用したり、飛行機などによる急激な気圧の変化を受けたりすることで不具合が生じるケースも報告があります。
上記の原因に当てはまらない場合や購入したばかりでブルースクリーンが起こる場合、初期不良が考えられます。
初期不良によってiPhoneの基板やソフトウェアが故障しているケースでは、自分で対応するのはほとんど不可能です。
Appleや購入した店舗へ問い合わせましょう。
ここでは、iPhoneがブルースクリーンになった時の対処法を解説します。
iPhoneの世代によって動作が若干異なるため、使用中の端末に当てはまるものを参照してください。
ブルースクリーンを何度も繰り返す場合、iPhoneのpanicログを確認するとよいでしょう。
panicログとは、iPhoneにエラーが発生した際に記録されるログです。panicログを調べることで、基板やソフトウェアの異常が起きているか判断できます。
panicログの確認方法は以下のとおりです。
【panicログを確認する方法】
panicログが3個以上記録されている場合、下記で解説するiPhoneの強制終了ではブルースクリーンに対処できない可能性があります。
その際は、リカバリーモードの実施や修理ソフトの利用を検討してください。
ブルースクリーンが発生した場合、iPhoneの強制終了によって改善されることがあります。
iPhoneの世代ごとの操作手順は以下のとおりです。
【iPhone6s以前の強制終了手順】
サイトボタン(または上部ボタン)とホームボタンを同時に10秒以上長押しする。
【iPhone7・iPhone7plusの強制終了手順】
スリープボタンとボリュームボタンのマイナス側を同時に10秒以上長押しする。
【iPhone8以降の強制終了手順】
iPhoneの強制終了を行っても効果がない場合、リカバリーモードの実施によってブルースクリーンが改善されることがあります。
ただしリカバリーモードを実施すると、iPhone本体のみに保存されているデータはすべて消えてしまうため注意してください。
日頃からデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
iPhoneの世代ごとのリカバリーモードの実施手順は以下のとおりです。
【iPhone7・iPhone7plus以前のリカバリーモード実施手順】
【iPhone8以降のリカバリーモード実施手順】
iPhoneの強制終了を行ってもブルースクリーンが改善されなかった場合や、本体に保存されているデータを残して置きたい場合は、復元ソフトを利用するのも1つの方法です。
iPhoneをパソコンに接続し、パソコン側で復元ソフトを操作して復旧を試みます。
ただし、Apple公式の復元ソフトは存在していないため、ソフトの利用はあくまで自己責任で行ってください。
また、必ずしもブルースクリーンを修復できるわけではない点に注意が必要です。
ブルースクリーンになったiPhoneを自分で修理するのは困難なため、プロに依頼することになります。
ここでは、iPhoneを修理できる場所を3つご紹介します。
iPhoneをはじめとしたApple製品はApple Storeや正規サービスプロバイダ店舗で修理を受け付けています。
ただし、ブルースクリーンの場合は修理ではなく、本体の交換対応になります。
iPhone本体にひび割れや破損がなく、AppleCare+に加入している場合は無料で交換可能です。
土日などは混み合う可能性があるため、Apple Storeに修理を依頼する際は公式サイトから来店予約を行うことをおすすめします。
AppleCare+に加入している場合、au・docomo・SoftBankなどの大手キャリアでも修理を受けられます。
また、キャリア独自の保証サービスを利用して修理費用を抑えることも可能です。
ただし、修理を行っているのは都市部の一部店舗に限られており、エリアによっては対応してもらえない場合があります。
修理対応の可否や料金の詳細については、各キャリアのホームページを確認してください。
Apple Storeやキャリアの他にも、民間の修理業者にiPhoneの修理を依頼する方法があります。
民間の修理業者を利用する大きなメリットは、修理費用を抑えられる点です。
また、即日修理を行っている店舗も多く、急いでiPhoneを修理したい場合にも役立ちます。
ただし、修理業者の中にはいわゆる「悪徳業者」も紛れ込んでいるため、事前に口コミなどをしっかりチェックしておきましょう。
はっきりとした原因はわかっていません。
ウイルスの混入やOSアップデートの失敗、物理的な故障などが原因と言われていますが、特定するに至っていないのが現状です。
ブルースクリーンを起こした場合まずは強制終了させて再起動させることが推奨されます。
またiPhoneには不具合を記録する機能が付いているので、ログを確認してみることでもエラーが起きているか判断できます。
強制終了でも直らない場合は初期化するという手段をとりますが、これでも直らない場合は本体の交換となることが多くなります。
iPhoneのブルースクリーンが発生する原因ははっきりとわかっていませんが、システムや本体の内部パーツに何かしらの不具合が生じていることが考えられます。
リカバリーモードの実施はブルースクリーンに対する有効な対処法ですが、iPhone本体のデータがすべて消えてしまう点がデメリットです。
トラブル発生時に焦らなくて済むよう、日頃からデータのバックアップは忘れずに行っておきましょう。
ブルースクリーンによって故障したiPhoneを処分する際は、パソコン廃棄.comを利用するのもおすすめです。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
iPadのタッチパネルが突然反応しなくなり、困ってしまったことがある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、iPadのタッチパネルが反応しない原因や対処法を解説しています。
iPadを使用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
iPadには、静電容量方式タッチパネルが採用されています。
静電容量方式タッチパネルとは、指とタッチパネルに発生する微弱な静電気量の変化でタッチ位置を判別するものです。
そのため、手袋を着用していたり指が乾燥していたりすると、指とタッチパネルの間に静電気が通らず画面が反応しづらくなってしまいます。
一方、操作する側に問題がないのにタッチパネルが反応しない場合、iPad側に何かしらの問題があると考えられます。
ここでは、iPadのタッチパネルが反応しない原因を7つご紹介します。
お持ちのiPadで当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
画面保護や覗き見防止のために、iPadに保護フィルムを貼って使用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、保護フィルムのタイプや素材によっては、タッチパネルの操作に悪影響を与えてしまうことも少なくありません。
特に、厚手タイプや表面にジェル状のコーティングがされているタイプはあまり相性が良いとはいえず、タッチパネルがうまく反応しなくなってしまうことがあります。
タッチパネルが反応しない時にiPadが熱くなっている場合、熱暴走によって本体に不具合が生じていることが考えられます。
熱暴走が起こるのは、iPad本体が熱を帯びることでCPUなどの内部パーツに負荷がかかってしまうことが原因です。
熱暴走を解消するにはiPadを冷ます必要がありますが、冷蔵庫や保冷剤で急激に冷やすと結露が発生してしまうため注意してください。
冷却ファンや冷却シートを使い、ゆっくりと温度が下がるのを待つことが大切です。
タッチパネルが反応しない現象は、iPadのOSが最新バージョンにアップデートされていないことも原因の1つです。
OSのアップデートでは、新機能の追加やセキュリティ強化だけでなく、画面操作に関する不具合の解消を行う場合もあります。
しかし、最新バージョンに更新しない限り不具合は改善されず、iPadに問題が残ったままになってしまいます。
ストレージ容量が不足していると、iPadの処理能力が低下してしまうため、使用中に画面がフリーズしてしまうことがあります。
フリーズした場合はiPadの強制終了で改善できるケースがほとんどですが、保存していないデータは消えてしまうため注意が必要です。
使っていないアプリのアンインストールや不要なデータの削除を定期的に行い、ストレージ容量を十分保つようにしてください。
iPadの画面が割れている場合、タッチパネルが正常に反応しなくなることがあります。
画面全体のひびだけでなく、一部分の割れが動作に影響を与えるケースも少なくありません。
画面の破損を自分で修復するのは困難ですので、修理に出して画面を交換してもらうことがおすすめです。
iPadは衝撃に弱いため、落としたりぶつけたりして画面を割らないよう、慎重に取り扱うことを心がけましょう。
iPadが水濡れした結果、タッチパネルが反応しなくなるケースもあります。
浴槽やトイレなどに落としてしまった場合だけでなく、雨に当たったり、濡れた手で端末に触れたりするだけでもiPadの内部に水が侵入してしまうことも。
iPadの水濡れには応急処置も可能ですが、不具合が改善されない場合は修理に出すとよいでしょう。
また、iPadを防水ケースに入れて持ち運ぶなど、日頃の取り扱い方も重要です。
iPadのバッテリーが膨張すると画面を圧迫してしまうため、タッチパネルの操作に不具合が生じることがあります。
バッテリーが膨張していると考えられるケースは以下のとおりです。
バッテリーの膨張を放置すると、最悪の場合、火災や爆発などの事故につながってしまいます。
できるだけ早めにバッテリー交換を行うようにしてください。
ここでは、iPadのタッチパネルが反応しない時の対処法をご紹介します。
すぐに実践できるものもあるため、ぜひ試してみてください。
iPadのタッチパネルが反応しなくなった場合、本体を再起動することで正常な状態に戻ることがあります。
ただし、画面の操作ができないと通常の再起動ができないため、以下の手順で強制終了を行ってください。
【ホームボタン搭載のiPadを強制終了する手順】
Appleロゴが表示されるまで、iPadのホームボタンと電源ボタンを長押しする。
【Face ID搭載のiPadを強制終了する手順】
iPadの再起動を行ってもタッチパネルが反応しない場合、以下の方法を試してみてください。
厚手タイプや表面がジェル状になっているものなど、iPadと相性が悪い保護フィルムを使っている場合は一度取り外してみてください。
また、静電気を通しやすい保護フィルムを使用していたとしても、気泡やフィルムの折れによってタッチパネルの操作に悪影響を及ぼしている場合があります。
保護フィルムをはがした状態で正常に作動する場合は、別のフィルムに張り替えてください。
参考:iPhone や iPad の画面が正常に機能しない場合 – Apple サポート (日本)
iPadに充電ケーブルやUSBケーブルを接続している際は、すべて取り外すことでタッチパネルが反応するようになることがあります。
ケーブルの取り外しによって動作が改善された場合、何らかの不具合が生じていることが考えられます。
そのケーブルの使用は中止して、別の充電ケーブルやUSBケーブルを使用するようにしてください。
参考:iPhone や iPad の画面が正常に機能しない場合 – Apple サポート (日本)
画面に付着しているホコリやゴミは、タッチパネルの不具合を引き起こす原因の1つです。
柔らかい布を使用して、画面をこまめに掃除するようにしてください。
ただし画面の拭き取りに使用する布は、できるだけ糸くずが出ないものを選ぶことが大切です。
布から出た糸くずがタッチパネルの動作を妨げたり、画面を傷つけたりするリスクがあります。
iPadのOSが最新状態でない場合は、アップデートを行うことで動作が改善されることがあります。
以下の手順でiPadのOSを更新し、タッチパネルが反応するようになったか確認してください。
【iPadのOSをアップデートする手順】
参考:iPhone、iPad、iPod touch をアップデートする – Apple サポート (日本)
iPadでは、タッチの力加減や反応速度といった画面の感度を調整できます。
iPadに不具合がないのにタッチパネルがうまく反応しない場合、以下を参考に設定を変更してみてください。
【iPadでタッチ調整を行う手順】
参考:iPadのタッチへの反応を調整する – Apple サポート (日本)
上記の対処法を試してもタッチパネルが反応しない場合、リカバリーモードの実施で動作が改善することがあります。
ただし、iPad内のデータがすべて消去されてしまうことがあるため注意してください。
iPadでリカバリーモードを実行する方法は以下のとおりです。
【iPadでリカバリーモードを実施する手順】
参考:iPad をアップデートまたは復元できない場合 – Apple サポート (日本)
「アップデート」を選択すると、データを保持した状態でソフトウェアの再インストールを行えます。
リカバリーモードを実施してもタッチパネルが反応しない場合や、iPadが物理的に故障している場合は、プロに修理を依頼するのがおすすめです。
AppleCare+ for iPadに加入している方は、Apple Storeに持ち込むことで修理が無料になるケースがあります。
また、民間の修理業者でもiPadの修理を受け付けています。
修理費用が安く抑えられる点がメリットですが、いわゆる悪徳業者が紛れている場合もあるため、お店選びは慎重に行ってください。
iPadのタッチパネルが反応しない場合、保護フィルムの影響や熱暴走などが原因となっていることがあります。
今回ご紹介した内容を参考に、iPadの周辺環境を見直してみましょう。
ただし物理的な故障が不具合を引き起こしている場合は、修理に出すか新しい端末に買い換える必要があります。
不要になったiPadは、Appleリサイクルプログラムやパソコン廃棄.comを利用して適切に処分を行ってください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
iPadの充電の減りが早くなったり、動作不良を起こしたりしている場合は、バッテリーの不具合が原因になっていることがあります。
しかし、どのようにiPadのバッテリーを交換すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、iPadのバッテリーを交換する方法や交換時期の目安について解説しています。
お困りの方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、iPadのバッテリーを交換する時期の目安について解説しています。
当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
使用頻度や環境によって異なるものの、一般的にiPadのバッテリーの寿命は2年程度と言われています。
年数が経ったバッテリーは、いつ不具合を起こしてもおかしくはない状態です。
現在iPadの動作に大きな問題がなくても、同じバッテリーを2年以上使い続けている場合は、バッテリー交換も視野に入れておくとよいでしょう。
iPadを長年使用していると、バッテリーが膨張してしまうことがあります。
これはバッテリーに使われているリチウムイオン電池が、劣化によってガスを放出させることが原因です。
バッテリーの膨張を放置すると画面の割れや起動不良といった故障を引き起こすだけでなく、最悪の場合、火事や爆発などの事故が発生することがあります。
iPadのバッテリーが膨張してしまったら、できるだけ早めに交換するようにしてください。
iPadを使用していくうちに、バッテリーはどんどん劣化していきます。
とくに、iPadの充電の減りが異常に早くなったり、50%以上充電があるのに突然電源が落ちたりする場合、バッテリーがかなりダメージを受けていることが考えられます。
この状態のまま使い続けるとiPadの電源が入らなくなることがあるため、データのバックアップが取れるうちにバッテリーを交換するとよいでしょう。
ここでは、iPadのバッテリーを交換する方法を4つご紹介します。
それぞれメリット・デメリットが異なるため、自分の環境に合った方法を選びましょう。
Appleストアでは、バッテリーの交換をはじめとしたApple製品の修理を行っています。
バッテリーの交換費用は15,000円ですが、Appleの保証サービス「AppleCare+ for iPad」に加入している場合は原則無料です。
また、バッテリー以外にも不具合が生じている場合は、その部分もあわせて修理することになります。
ただし、店舗の混雑状況によっては、作業完了までに時間がかかることがあることも。Appleの公式サイトから来店日時を事前に予約しておきましょう。
参考:iPad の修理サービス – Apple サポート (日本)
iPadのバッテリー交換は、SoftBank・au・docomoといった大手キャリアでも対応しています。
AppleCare+ for iPadやキャリアの保証サービスに加入している場合、無料または割引料金でバッテリー交換が可能です。
キャリアによって交換にかかる費用や時間が異なるため、ホームページなどで確認してください。
ただし、店舗によってはiPadの修理を受け付けていない場合があります。
保証サービスに加入していなかったり保証期間を過ぎている場合、バッテリー交換だけで高額な料金が発生することがあります。
できるだけ修理費用を抑えたい方は、専門の修理業者に依頼するのもおすすめです。
修理業者の費用相場は7,000円〜10,000円以下のため、Appleやキャリアと比べて安くバッテリー交換を行えます。
また、即日で修理してもらえるお店が多いのも修理業者のメリットです。
ただし、お店によっては不当な料金を取られたり、正常に修理してもらえないケースもあります。事前に口コミなどをしっかり確認するようにしてください。
新品のバッテリーとドライバーなどの道具があれば、自分でもiPadのバッテリー交換が行えます。
バッテリーはネットショップなどでも販売されているため、事前に購入しておきましょう。
iPadのバッテリーを交換する手順は以下のとおりです。
【iPadのバッテリー交換手順】
ただし、iPadのバッテリーを自力で行うと、配線を切ってしまったり、重要な内部パーツを傷つけてしまったりするリスクがあります。
作業に自信がない方以外は、極力プロに依頼するようにしてください。
iPadの使い方に気をつけることで、バッテリーの劣化を少しでも防ぐことが可能です。
ここでは、iPadのバッテリーを長持ちさせるコツを4つご紹介します。
バッテリーに使われているリチウムイオン電池は、充電を繰り返すほど劣化が進んでいきます。
iPadの場合、充電回数が400回を超えるとバッテリーの動作に支障が出始めるとされています。
充電回数を減らすためには、できるだけバッテリーの消費を抑えることが大切です。
使っていないアプリは終了させる・不要なアプリをアンインストールする・重要度の低い通知は切るなどの対策を行いましょう。
また、低電力モードに切り替えることで、iPadの機能を一部制限する代わりに電力を節約することが可能です。
【iPadを低電力モードに設定する方法】
参考:iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる – Apple サポート (日本)
バッテリーの過充電は、劣化を早める原因の1つです。
iPadの充電が完了したら、放置しないですぐに充電器から取り外すようにしてください。
また、充電しながらiPadを使用すると、バッテリーにダメージを与えてしまいます。
バッテリーを長持ちさせるためにも、充電中はできるだけiPadを触らないようにすることが大切です。
短時間でiPadを充電できるモバイルバッテリーは便利ですが、使いすぎるとバッテリーの劣化につながってしまいます。
モバイルバッテリーによる急速充電では、充電器よりも強い電力を送ることになるため、通常よりもiPadのバッテリーに大きな負荷がかかることが原因です。
モバイルバッテリーはむやみやたらに使用せず、本当に必要なときだけ使用することをおすすめします。
iPadが熱を持つとバッテリーに負荷がかかり、ダメージを与えてしまうため注意が必要です。
特にiPadの本体内部が45度を超えると、充電機能に悪影響が生じます。
直射日光が当たる場所や日中の車内など、高温な場所でiPad使用・放置しないように気をつけてください。
また、iPadはパソコンと異なり、自分で熱を放出する機能を持っていません。
iPadが熱を持ち始めたら、できるだけ早めに冷却ファンや冷却シートなどで熱を冷ますことを心がけましょう。
iPadを長く使用していると、バッテリー交換が必要になる場合があります。
バッテリー交換は自分でも可能ですが、iPad内部の精密機器を傷つけてしまうリスクがあるため危険です。
iPadを守るためにも、できるだけプロに依頼することをおすすめします。
バッテリーが劣化したiPadを新しく買い換える場合は、不要になった端末をパソコン廃棄.comなどで適切に処分してください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
タブレットを使用していて、突然重くなった、動作がカクカクなどのトラブルに合ったことがある方も多いのではないでしょうか?
タブレットの動きがカクカクしていると、動作がスムーズに行かずストレスが溜まるでしょう。
そのため、できるだけ早く解決したいものです。
そこでこの記事では、タブレットのなかでも「fireタブレット」に注目して、重い原因や動作をスムーズにする改善方法について紹介します。
この記事で分かること
fireタブレットが重い原因はさまざまですが、代表的な原因としては次の6つです。
重い原因を知ることで、最善の対処方法が分かるようになりますので、まずは重い原因から把握していきましょう。
それでは実際に、それぞれの項目を紹介していきます。
1つ目の原因はメモリー容量が圧迫されているためです。
タブレットの性能に対してそれほど容量の重いソフトをインストールしていないにもかかわらず、重くなる場合はタブレットの容量不足が考えられます。
例えば写真の保存枚数が多かったり、アプリを必要以上にインストールしていたりすると、メモリー容量が圧迫されてタブレットが重くなります。
もしも写真の枚数が多かったり、アプリの量が多かったりすればメモリー容量の不足が考えられます。
メモリー容量は次の手順で確認できます。
こうすることで内部ストレージの空き容量を確認できます。内部ストレージをタップすれば、どこに容量が使われているのかさらに詳しく分かるようになります。動作が重くなった場合は、まずはメモリーを圧迫していないか確認してみましょう。
2つ目の原因はソフトウェアのバージョンを最新にしていないためです。
ソフトウェアのアップデートは定期的に訪れるものであり、機能の追加や不具合の修正などのために行われます。
しかし、ソフトウェアをアップデートをせずにいると、不具合は修正されないため動作に悪影響が出る可能性があります。
ソフトウェアを長年アップデートしていない場合は、最新にしていないことが原因である可能性が高いです。
3つ目の原因は充電が少ないためです。
fireタブレットは充電の残量が少ないとパフォーマンスが低下します。
充電の残量が少ないときに重くなった場合は、充電の残量が大きく影響している可能性があります。
動作が重くなるのは充電が少ないときなのか、まずは確認をしてみましょう。
4つ目が複数のアプリを同時に起動しているためです。
複数のアプリを同時に起動すると、メモリを消費するため動作が重くなりやすいです。
アプリやタスクを何個も同時に開いていないかを確認してみましょう。
メモリを消費する原因となるため、こまめに消していくことをおすすめします。
5つ目が回線速度が悪いためです。
回線速度が悪いと読み込みまでに時間がかかるため、端末の動作が重いと勘違いすることがあります。
家の回線状況によっては、時間帯や容量によって速度が大きく落ちることがあります。回線状況が悪い場合はLANケーブルを差し直してみたり、速度を計測してみたりしましょう。
6つ目が経年劣化です。
タブレットやパソコンなどは進歩が凄まじく、新品を買っても早くて1年後には性能不足を感じるようになることもあります。
また、バッテリーも充電回数が決まっており、使い続けることで寿命が来ます。
タブレットを数年使い続けていると性能不足や寿命により、電池の減りの早さが目立ったり、アプリを入れるとすぐに動作が重くなったりしてしまうのです。もしも長年タブレットを使用している場合は、買い替えをおすすめします。
重くなったfireタブレットは、次の対処方法を行いましょう。
それぞれの対処方法を行い、重くなったfireタブレットが改善されるかどうか試してみましょう。
1つ目は使っていないアプリを閉じましょう。
原因でも述べたように、起動させているアプリが多ければ多いほど容量を圧迫する原因となります。
使っていないアプリは次の手順で閉じることが可能です。
ちなみに、設定からでも閉じることはできます。
以上で完了です。
2つ目は電子書籍をクラウドへ移動させましょう。
電子書籍は容量を大きく占めるものであるため、クラウドへ移動させてストレージに余裕を作りましょう。
次の手順でクラウドへの移動が可能です。
以上で完了です。
3つ目がキャッシュの削除です。
アプリを頻繁に使用する方は、キャッシュを削除するのが効果的です。
次の手順でキャッシュの削除が可能です。
以上で完了です。キャッシュは使用すると溜まるため、定期的に削除していきましょう。
4つ目が再起動を行うことです。
再起動をすることで端末自体がリセットされます。
再起動は次の手順で可能です。
以上で完了です。
5つ目が不要なアプリをアンインストールすることです。
次の方法でアンインストールが可能です。
以上で完了です。
設定からのアンインストールの場合は、次の手順で行いましょう。
容量を確認しながらアンインストールをしたい場合は、設定から行いましょう。
6つ目が初期化を行うことです。
初期化は次の方法で可能です。
以上で完了です。なお、初期化を行うと端末がAmazonアカウントから登録解除されるため、再度登録する必要があります。
7つ目がソフトウェアのアップデートです。
ソフトウェアのアップデートは次の手順で可能です。
もしもソフトウェアのアップデートが表示されない場合は、最新バージョンであるため行う必要はありません。
この記事ではfireタブレットが重い原因について紹介しました。
fireタブレットが重いのはストレージ容量が原因であることが多く、アプリをアンインストールすることで軽くなる場合が多いです。
しかしアンインストールしても重い場合は、ソフトウェアをアップデートしたり、初期化をしてみましょう。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
「lenovoのタブレットが急に充電できなくなった」「ケーブルを差し込んでも充電がされない」そのようなトラブルを体験した方は多いのではないでしょうか?
充電ができなくなれば、端末のバッテリーが切れ次第使えなくなってしまうため、一刻も早く解決したい問題です。
もしも自分で対応できるのならば、修理代も手間もかからず大変助かりますよね。
そこでこの記事では、lenovoのタブレットを充電できない原因とその対処方法について解説していきます。
未だにトラブルに合っていない方も、いざというときのために参考にしてみてください。
【この記事でわかること】
lenovoのタブレットを充電できない原因として考えられるのが次の5つです。
原因がわからなければ有効な対処法も見つからないため、まずは原因から特定しましょう。
それでは実際に、それぞれの項目を見ていきましょう。
1つ目がUSBケーブルの断線です。
例えば、ケーブルを端末に差し込んだものの充電されたりされなかったりする場合、USBの断線が疑われます。
普段から折り曲げていたり、曲げるような角度でいじっている場合は要注意です。
見た目には異常がなくとも、USBケーブルの内部は断線している可能性があります。
もしもアダプタをきちんと差し込んでいるにも関わらず、充電が不安定である場合はUSBの断線が疑われます。
USBケーブルを他のものに変えて充電できた場合は、使用しているUSBが断線しているといって間違いありません。
2つ目がUSBコネクタ部分の破損です。
充電する際、USBコネクタ部分は何度も抜き差しをする部分です。
何度も抜き差ししたことにより、擦れたりして壊れたのかも知れません。
差込口が緩かったり、押し込むことによって反応するのならばUSBコネクタ部分の破損が考えられます。
USBコネクタ部分の破損ともなれば本体修理になり、修理費も発生します。
USBコネクタ部分の破損を判断するには壊れていないUSBケーブル、純正のACアダプタを使用してみてください。
こちらで反応しなければUSBコネクタ部分が破損している可能性が高いです。
3つ目がACアダプタの故障です。
USBにも異常がない、端末にも異常がないともなれば、考えられるのがACアダプタの故障です。
ACアダプタが故障している場合はUSBケーブル、端末が正常でも充電ができません。
USBケーブル、本体に問題がない場合はACアダプタが故障している可能性が高いです。
ACアダプタの破損が疑われた場合は、他のACアダプタを使用してみましょう。
他のACアダプタを使用して充電できれば、ACアダプタが壊れています。
4つ目がACアダプタとケーブルの相性の問題です。
よくあるのが純正のACアダプタではなく、非純正のACアダプタを使用していることです。
非純正のアダプタはメーカーによっては認証されないことがあります。
ACアダプタとケーブルの相性によっては充電できないことがあるため、非純正のACアダプタを使用している方は再度純正のACアダプタで充電し直してみましょう。
5つ目が本体の故障です。
USBケーブル、ACアダプタ、USBコネクタに異常が見られないものの、充電できない場合は本体の故障が考えられます。
本体の故障が疑われる場合は修理となります。
なお、充電できない場合は内蔵バッテリーに問題がある可能性が高いため、5,500円〜の修理費が発生します。
修理に出す前には本当に本体の故障なのか検証してから送るようにしましょう。
参照:修理サービス – 引き取り修理の修理概算料金 – Lenovo Support IL
lenovoのタブレットを充電できないときの対処法は次の4つです。
それぞれの対処方法を見てみましょう。
1つ目が純正のアダプタを使用することです。
先にも述べたとおり、非公式のACアダプタではケーブルとの相性により認証されないことがあります。
もしも非純正を使用している場合は純正のACアダプタを使用しましょう。
lenovoの電源アダプタは種類にもよりますが、公式サイトより3,000円台で購入可能です。
2つ目がしばらく待ってみることです。
しばらく起動していない場合は、起動するまでに時間が必要です。
充電して直ぐに反応がなくとも焦らずに、しばらく待ってみて様子を見ましょう。
3つ目が電源ボタンの長押しです。
lenovoのタブレットは本体の右側側面にある電源ボタンを長押しして電源を切り、しばらく経ってから再度電源キーを長押しすることで再起動が可能です。
再起動で大抵の問題は解決できるため、まずは行ってみましょう。
いずれの対処方法を行っても改善されない場合は内蔵バッテリー自体が壊れている可能性が高いため、修理に出しましょう。
lenovoタブレットの内蔵バッテリーの部品代は5,500円からとなっています。
修理費用こそかかってしまうものの、安心かつ確実な対応をしてもらえます。
lenovoの充電ができない原因の1つに、バッテリーの劣化が挙げられます。
つまり、バッテリーを劣化させないように使用することが重要です。
バッテリーを長持ちさせる方法として次のことを意識しましょう。
それぞれの項目をみていきましょう。
参照:Lenovo タブレットの充電のヒント – Lenovo Support JP
1つ目が高温の場所での使用を避けることです。
lenovoタブレット製品は16℃から30℃の場所での利用が理想的です。35℃を超えるとバッテリーに影響が出てくるため、高温の環境での使用は避けましょう。
また、低温での環境でデバイスを使用しないことも重要です。
適切な室温での利用を心がけ、寒すぎたり暑すぎたりする場所での使用は控えましょう。
バッテリー容量に障害を与える原因となります。
2つ目がデバイスの過充電をしないことです。
タブレットのバッテリーの減りを気にして必要以上に充電する方もいると思いますが、それは過充電となり、かえってバッテリーに負荷のかかる状態になってしまいます。
さらにそれだけではなく、他の部品に損傷が起きる可能性もあるのです。
バッテリー容量を少なくさせ、寿命を短くしないためにも、24時間常に充電しっぱなしということは控えましょう。
3つ目が純正のアダプタを使用することです。純正のアダプタは端末に沿った適切な機能、性能、安全性が保証されているものです。
通販では非純正のアダプタも購入できますが、互換性がない場合もあり、安全性の保証はできません。
そのため、純正のアダプタを使用するようにしましょう。
ここまで原因や対処方法を紹介したものの、それでも原因が分からなかった、本体が壊れていたという場合もあるでしょう。
その場合は、修理ではなく買い替え位を検討してみるのも1つの手です。
特に古いタブレットの場合はバッテリーの劣化意外にも、性能に不満なこともあるでしょう。
その場合は修理費を支払って修理するよりも新しく購入したほうが、これから先長く使うものとして優れています。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
「いつの間にかiPadが異常に熱くなってる! このまま使い続けても大丈夫?」
iPadを使っている時に、こんなトラブルに遭遇したことがある人も少なくないでしょう。
普通にiPadを使用していても、多少熱を持つことはあります。
しかし、触り続けられないほどの異常な高温になった場合には、そのまま放置せず適切な対処を施す必要が出てきます。
そこでこの記事では、iPadが熱い時に発生しやすい症状や、熱くなってしまう原因、異常なほどiPadが熱い時の正しい対処法について解説していきます。
【この記事でわかること】
iPadが一定以上の高温になってしまうと、以下のような症状が出やすくなります。
参考:iPhone、iPad、iPod touch が高温または低温になりすぎた場合 – Apple サポート (日本)
最悪の場合、重大な事故に発展してしまうこともあります。
iPadが高温になりすぎると、まったく動作しなくなったり、突然シャットダウンしてしまったりすることがあります。
しかしこれは故障や不具合ではなく、iPadが自らを守るために行う処置です。
iPadなどの精密機器は熱に弱いため、「これ以上熱くなってしまうと故障の可能性がある」と判断した場合に、自衛のためにそれ以上操作させないようにしたり、強制的に電源を落としたりするのです。
作業中に突然シャットダウンされては困るので、異常な熱さを感じながらもiPadを使い続ける、というような行為はやめておくべきです。
こういった充電関連に異常が発生しやすくなるのも、iPadが熱を持ってしまった時の代表的な症状です。
ただしこれも、iPadを守るための症状です。
ただでさえ熱を持ちやすい「充電」という処理を通常通りにしないことで、iPadがさらに熱を帯びるようなことがないようにしているのです。
iPadが高温になりすぎると、液晶画面に使用される電力を減らすことで本体内の温度を下げようとし、画面が暗くなることがあります。
暗くなるだけでなく、温度によっては完全に映らなくなるケースもあります。
そこまで進んでしまう前に、何らかの対処を行うべきです。
上記のほか、以下のような症状も、iPadがこれ以上高温にならないように自衛的に行われる処理です。
いずれも、消費電力を抑えるものです。
使用する電力が低くなれば自然と温度も下がりやすくなるので、いろいろな機能のパフォーマンスを意図的に低下させることで本体の温度を下げようとしています。
こちらの現象は、自衛的なものではなくただの事故です。
滅多にないことではありますが、真夏の車内など、異常なまでに高温となってしまう場所に長時間iPadを放置していると、バッテリーが膨張し、発火や爆発の原因となってしまうことがあります。
実際にそうした事故は起こっていますので、くれぐれも真夏の車内や冬のストーブの前などの極端に高温になりやすい場所にiPadを放置するのはやめましょう。
iPadが熱くなってしまう主な原因には、以下のようなものがあります。
このような重い処理をしている時は熱を持ちやすくなります。
しかしこれらは、iPadの通常使用の範囲であるため、一時的に多少熱くなったとしても特に気にする必要はありません。
ただし、行っている処理とiPadのスペックが合っていない場合は問題です。
例えば、スペックの低いiPadで大容量を必要とする最新アプリを動かし続ける、といったようなケースです。
このような場合は、一時的ではなく恒常的に発熱することになってしまうので、故障の原因になってしまいます。
直射日光が当たる場所や、真夏に冷房を入れていない高温多湿な部屋でiPadを使用・保管し続けていると、熱を持ちやすくなってしまいます。
特に屋外で使用している時は要注意です。
知らないうちに直射日光がiPadに当たっていた、ということも多いと思われますので、使用環境には常に気を配るべきでしょう。
iPadに内蔵されているバッテリーは「リチウムイオン電池」が使用されており、フル充電を1,000回繰り返しても、iPad購入時の容量の最大80%を維持できるように設計されています。
参考:バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)
このように、バッテリーはあくまで消耗品であり、使えば使うほど劣化していきます。
そして劣化してしまうと当然充電性能が下がってしまい、同じように充電しているようでもバッテリーにかかる負荷は増えているため、熱を持ちやすくなってしまうのです。
iPadの残り容量が極端に少ない場合も、発熱しやすくなってしまいます。
処理を行うための領域が少ない分、負荷がかかりやすくなるからです。
iPadの残りの容量については、「設定」⇒「一般」⇒「iPadストレージ」で確認できます。
空き容量は、多ければ多いほどiPadにかかる負担も少なくなり、熱を持ちにくくなります。
これらによって基板が損傷しており、発熱しやすい状態になっている可能性があります。
このまま放置すると症状は悪化し、最終的には基板がショートして故障してしまいます。
基板の損傷やバッテリーの劣化といった、ハード面での物理的な不具合でなければ、適切な対処法を実践することでiPadを熱から守ることができます。
iPadが熱い時にまずやるべきことは、速やかに電源を落とし、風通しがよく涼しい場所に置いて放置することです。
こうすることでiPadの温度は自然と下がっていきます。
iPadに触ってみて、ややヒンヤリしていると感じるくらいまで温度が下がっていることを確認してから再び使うようにしてください。
古いiPadを使っている場合、そのスペックは当然高くはなく、最新のアプリの性能に追いついていない場合も多々あります。
スペックに合っていないアプリを使い続けると、CPUに負荷がかかり続けることで常に過度に発熱している状態となってしまいます。
従って、使い始めるとすぐに熱を持ってしまうようなアプリはなるべく使用しないようにすべきです。
もしくは、スペックの高いiPadへの買い替えをご検討ください。
iPadにインストールされているアプリのほとんどは、ユーザーが操作していなくても自動で勝手に更新が行われます。
頻繁に更新を繰り返すようなアプリの数が多いと、それだけ熱を持ちやすくなってしまうので、あまり使わないアプリに関しては自動更新をオフにしておきましょう。
手順は簡単で、「設定」⇒「一般」⇒「Appのバックグラウンド更新」と進み、それほど使わないアプリをタップして更新をオフにしていくだけです。
液晶画面の明るさを落とすことで消費電力を抑えることができ、発熱しにくくすることができます。
わずかな電力節約とはいえ、長時間に渡ってiPadを使用する人にとっては効果が期待できます。
液晶画面の明るさを調整するには、「設定」⇒「画面表示と明るさ」と進み、明るさを調整して暗めにするだけで大丈夫です。
液晶画面の明るさ調整だけでなく、全体的に電力消費を抑えて発熱を防ぎたいという場合は、低電力モードにしてしまうのが手っ取り早いです。
ただし低電力モードに切り替えると、液晶画面が暗くなるだけでなく、その他にも以下のような機能に制限がかかります。
こうした機能に制限をかけてでも電力消費を抑えたい場合は、低電力モードに切り替えておきましょう。
手順は、「設定」⇒「バッテリー」と進み、「低電力モード」をオンにするだけです。
参考:iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる – Apple サポート (日本)
残り容量が少ないと、何か処理をするたびにiPadに負荷がかかり、発熱に繋がってしまいます。
できる限り空き容量を確保しておくため、不要な画像データや動画データ、ほとんど使っていないアプリなどについては積極的に削除していきましょう。
なおiPadの残りの容量については、「設定」⇒「一般」⇒「iPadストレージ」で確認できます。
「長年使っている」・「水没させたことがある」といったことが原因でバッテリーの劣化が進み、熱を持ちやすくなっているような場合は、バッテリーを交換するしかありません。
特に、3年以上継続して使用しているようならば、経年劣化によるバッテリーの寿命が近づいている可能性が高いです。
ただし、バッテリー交換は基本的に個人ではできないため、Apple公式か専門の修理業者へ依頼することになります。
まだ保証期間内であれば、迷わずApple公式の修理サービスを利用すべきです。
ユーザーの過失によるものでなければ、無料での修理が受けられます。
また、AppleCare+に加入している方ならば最大2年間の保証が適用される上、水没などのユーザーの過失による故障についても4,400円で対応してくれます。
参考:iPad の修理 – Apple サポート 公式サイト (日本)
保証期間外の場合は、専門の修理業者へ依頼するという方法も検討すべきです。
理由は、保証期間を過ぎてからAppleに修理を依頼すると、非常に高額になる上修理期間も長くなってしまうからです。
その点修理業者に依頼すれば、Appleよりも遥かに安い金額で済むことが多い上、修理期間についても最短で当日対応というところもあります。
ただしデメリットもあります。
Appleの公式サポートならば、高額で修理期間もかかる分、修理の質については信頼できます。
ところが修理業者の場合は、業者によって対応や技術がバラバラのため、ずさんなバッテリー交換をされてしまい、一旦iPadが返ってきたもののまたすぐに故障した、というようなケースも出てきます。
また、Apple公式以上に高額な費用を請求されることもあります。
こうした悪質な業者は決して多くはありませんが、ゼロではないため、細心の注意が必要です。
以上のように、どちらも一長一短であることをよく考慮し、バッテリー交換の際にApple公式サポートを選ぶのか修理業者を選ぶのか、慎重に検討してください。
iPadが異常に熱くなってしまった時に、以下のような行動を取ってしまうと状況は悪化し、最悪の場合iPadの故障に繋がってしまいます。
iPadがどんなに熱を持とうと、「こんな時もあるだろう」と考えて使い続けてしまう人もいらっしゃるかと思います。
しかし、異常なほど熱くなっている状態のiPadを使用し続けることは控えてください。
iPadは熱に弱いため、使用を続けるほどダメージは蓄積されていき、どんどん寿命を縮めてしまいます。
iPadが熱い時には冷やすことが重要ですが、だからといって冷蔵庫で急速に冷却しようとするのは間違いです。
急速な冷却を行うと、iPad内に結露が発生してしまい故障の原因となってしまいます。
また、湿気はサビのもとにもなりますので、一気に冷やすという行為にはデメリットしかありません。
慌てず、ゆっくりと冷却するようにしましょう。
以上、iPadが熱くなってしまう原因や対処法について解説しました。
記事内の対処法を実践してもiPadが熱いままならば、ハード面でのトラブルが疑われます。
この場合、個人でできることはないので、Apple公式サポートか修理業者へ相談するようにしてください。
3年以上使っているiPadならば、経年劣化により寿命が近づいている可能性もありますし、スペックが時代に追いついていないということも考えられるので、買い替えを検討するのもよいでしょう。
なお買い替える際は、現在使っているiPadが不要になるかと思われます。
そんな時は、「パソコン廃棄.com」の利用が便利です。
「パソコン廃棄.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたiPadを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたiPadのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
「Fireタブレットが充電できない」「Fireタブレットが急に充電できなくなった」
と充電に関するトラブルを経験したことがある方は多いのではないでしょうか?
充電ができないと、端末の充電が切れた途端使えなくなるため非常に困りますよね。
そのため、できるだけ早く解決したいトラブルです。
しかし、いくつかの改善方法を行うことによって、修理に出さずとも再び充電できるように可能性があります。
そこでこの記事では、Fireタブレットが充電できなくなった場合の原因と対処法について紹介したいと思います。
併せて壊れたFireのタブレットの処分方法についても見ていきましょう。
【この記事で分かること】
Fireタブレットが充電できない原因は、次の8つです。
適切な対処方法を知るには、まずは原因について知る必要があります。
ここではFireタブレットが充電できない原因についてみていきましょう。
コンセント・ケーブルがしっかりと差さっていない
1つ目がコンセント・ケーブルがしっかりと差さっていないためです。
コンセントがしっかりと差し込まれていなかったり、ケーブルがしっかりと端末に差さっていなかったりすると、充電が行われません。
ケーブルや端末は正常であるにも関わらず、タブレットが充電されるときとされないときがあるのは、コンセントとケーブルがしっかりと差さっていないのが原因である可能性が高いです。
充電が不安定の場合はコンセントとケーブルがしっかりと差さっているか、再度確認してみましょう。
2つ目が端末が熱くなっているためです。
端末が熱くなっているのは、内蔵バッテリーに負荷がかかっている表れです。
内蔵バッテリーが高温になっている状態で充電すると、爆発する可能性があるためタブレットは充電されません。
3つ目は接触不良が起こっているためです。
アダプタやコードが汚れていると、接触不良を起こしやすくなります。
その結果、しっかりと充電器を差していても、充電がされないのです。
充電ケーブルやアダプターは汚れないと思うかもしれませんが、バックに入れていたり、普段つけ外しをしていたりすると、汚れやすいものです。
乾いた布で定期的に掃除をしてあげましょう。
3つ目が充電ケーブルの破損です。
アダプター部分は汚れておらず、端末にもケーブルの接続部分にも異常がない、とすれば充電ケーブルの断線が考えられます。
充電ケーブルを無理な角度で保管していたり使用していたりすると、線が切れてしまいます。
不自然な角度で充電ケーブルを使用している場合は、充電ケーブルが破損している可能性が高いです。
4つ目が急速充電により過度な負担がかかっているためです。
最近の充電器は急速充電が可能ですが、実はそれが原因で端末に負担がかかっているのです。
これは壊れているわけではありませんが、急速充電は端末に大きな負担となり充電されないことがあります。
パソコンのUSBポートを使用して充電したり、急速充電タイプ以外の充電器を使用してみましょう。
5つ目がFire OSが壊れている可能性があります。
Fire OSが壊れている場合は、充電ができない以外にも動作が不安定、フリーズなどが生じます。
これらの症状がみられる場合は、Fire OSが壊れている可能性が高いため、初期化を行いましょう。
6つ目が非純正の充電器を使用しているためです。
ネットでは充電器がたくさん販売されていますが、なかには非純正の充電器も販売されています。
非純正の充電器は端末が認証しないため充電されなかったり、相性の問題が生じたりします。
非純正の充電器を使用していないか確認をしてみましょう。
7つ目が端末が故障しているためです。
ケーブルやアダプタを適したものに変え、再起動を行ったものの充電されない場合は端末が故障している可能性が高いです。
端末の故障は自分では直せないため、修理に出す必要があります。
8つ目が高温・低温での環境での使用です。
Fireタブレットは高温・低温での環境の使用には適していません。
そのため夏場や冬場の寒い外で使用していると、充電がうまくされないことがあります。
充電時の適温は15℃~25℃といわれています。
室温が適切ではない場合は、再度環境を見直してみましょう。
Fireタブレットを充電できないときの対処方法は次の7つです。
それぞれの対処方法について確認してみましょう。
1つ目が端末を再起動することです。
Fireタブレットは電源を切った状態で、電源ボタンを40秒間長押しすることで再起動が可能です。
再起動を行うことで端末が行っているタスクなどをシャットダウンできるため、不具合などが治る可能性があります。
もしも周辺機器が原因でない場合は、端末を再起動してみましょう。
端末の再起動は簡単にできるため、ぜひ試してみてください。
2つ目が充電器を差しなおすことです。
意外と充電器がしっかりと差し直されていないことが原因で、充電されないことがあります。
充電器がしっかりと端末に差さっているか、コンセント部分も含めて確認してみてください。
3つ目が新しい充電器を使用することです。
本体の端末に異常がないにも関わらず充電できない場合、新しい充電器を使用してみてください。
また、非純正を使用している方も同様に、純正のあたらしい充電器を使用してみてください。
先にも述べたように、非純正の充電器では充電できないことがあります。
古い充電器、非純正の充電器で充電できない方は、新しい純正の充電器を使用しましょう。
4つ目がタブレットが冷めるまで待つことです。
タブレットが熱いと内蔵バッテリーの充電に影響が及ぶ可能性があります。
もしも直射日光の下で使用していたり、室温が極端に高かったり低かったりする場合は、場所を変えてタブレットが冷めるまで待ちましょう。
参照:リチウムイオン電池の安全性 – Amazonカスタマーサービス
5つ目が充電ケーブルにある汚れ・異物を取り除くことです。
原因でも述べましたが、充電コネクタが汚れていたり異物が付いていたりすると、接触不良を起こしやすいです。
純正の充電器、正常な端末を使用しているにもかかわらず充電されない場合は、充電コネクタを掃除してみましょう。
特に充電器を高い頻度で持ち歩いていたり、取り外ししていたりする人は汚しやすいため、定期的に汚れを取りましょう。
6つ目が修理を依頼(交換)することです。
Fireタブレットには「Amazonデバイス 2年間限定保証」が適用されています。
適用されるのは機種によって異なりますが、該当する機種であれば90日間〜の保証が適用されます。
なお、Kindle Fireタブレットは修理対応をしておらず、新しい端末と交換をしているようです。
故障が疑われた際は、修理を依頼してみましょう。
しかし保証期間外の場合は8,000円前後の費用が発生するようです。
詳しいことはAmazonへ問い合わせることをおすすめします。
参照:Amazonデバイス 2年間限定保証 – Amazonカスタマーサービス
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。