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Macのデータ移行方法を徹底解説!ケーブルを使った方法や注意点とは?

Appleから新しいMacシリーズが発売されたり、使っているMacが壊れたりすると、買い替えを検討しますよね。新しいMacに買い替えた時、気になるポイントはデータの移行方法です。

Macのデータ移行方法の種類はいくつかあるので、自分に合った方法を見つけましょう。

今回は、Macのデータ移行方法やかかる時間、注意点などについて詳しく解説します。

【この記事で分かること】

  • パターン別のMacのデータ移行方法
  • Macのデータ移行における注意点

MacからMacにデータを移行する方法

それでは、Macのデータ移行方法を解説していきます。

一番よくあるパターンは、MacからMacにデータを移行する方法です。

MacからMacにデータを移行する方法は、大きく分けて2種類あります。

  • 移行アシスタントを利用する方法
  • iCloudを経由する方法

それぞれの方法によって必要になるケーブルやサービスが異なるため、自分に合った方法を見つけましょう。

移行アシスタントを利用する方法

移行アシスタントとは、Macにインストールされているデータ移行機能で、最もメジャーなデータ移行方法とされています。

メリットは、保存データだけでなく、「アプリ、ユーザーアカウント、設定」などの情報も移行できる点です。

しかし、移行アシスタントによるデータ移行は時間がかかりすぎるという声もあります。接続状況にもよりますが、データ量が多いと10時間以上かかる場合もあります。

なるべく時間をかけたくない方は、データを断捨離してから移行したり、整った接続状況下で行ったりしましょう。

移行アシスタントを使ったデータ移行には、以下の2通りの方法があります。

  • Mac同士を接続する方法
  • TimeMachineを利用する方法

順番に解説します。

Mac同士を接続する方法

1つ目は、古いMacと新しいMacをダイレクトに接続する方法です。

Wi-Fiかケーブルを使ってMac同士を接続して、移行アシスタントを経由してデータを移行します。

メリットは、MacからMacへ直接データを移行するため、短時間で完了するという点です。

ただし、Mac同士を接続するケーブルや、整ったネット環境が必要になります。

  1. 新しいMacで移行アシスタントを開く。
  2. 「Mac、TimeMachineバックアップ、または起動ディスクから転送する」を選択して、「続ける」をクリックする。
  3. 古いMacで移行アシスタントを開き、「別のMacに転送する」を選択する。
  4. 新しいMacで移行元やデータを選択し、転送を開始する。

なお、ケーブルでMac同士を接続する場合、Thunderboltケーブルを用いることが多いです。Thunderboltケーブルを使うと、Thunderbolt搭載のPCをThunderbolt対応のデバイスに接続できます。

データアクセスやシステム移行の高速化が可能で、Appleストアなどで購入できます。

また、Thunderboltケーブルを所持していない方でも、Wi-Fiがあれば利用可能です。

参考:【Apple】Thunderboltケーブル

参考:【Apple】新しい Mac にコンテンツを移動する

TimeMachineを利用する方法

TimeMachineとは、Macにインストールされているバックアップサービスです。

TimeMachineを使えば、Macのデータを自動的にバックアップできます。また、保存データだけでなく、「アプリ、ユーザーアカウント、設定」などの情報も移行できるというメリットもあります。

TimeMachineを利用すれば、比較的短時間でのデータ移行が可能ですが、この方法には外付けHDDが必須。外付けHDDを所持していない方は、別途で購入する必要があります。

  1. 古いMacと外付けHDDを接続する。
  2. TimeMachineを開き、外付けHDDにデータを転送する。
  3. 新しいMacに外付けHDDを接続する。
  4. 新しいMacにデータを移行する。

外付けHDDをすでに所持している方にはおすすめの方法です。

この方法のデメリットは、外付けHDDが故障してしまうとデータの復旧は不可能になる点です。注意して管理しましょう。

参考:【Apple】Time Machine で Mac をバックアップする

iCloudを経由する方法

iCloudは、Appleによるオンラインストレージサービスです。

メリットは、AppleIDさえ所持していれば簡単にデータ移行が可能という点です。また、iCloudを使えばiPhoneやiPadと同期することができるため、非常に便利です。

普段からiCloudにバックアップする習慣があれば、スピーディなデータ移行が可能です。

しかし、無料プランでは5GBまでしか保存できないというデメリットもあります。大量のデータをバックアップする場合は、有料プランへの入会を検討しましょう。

MacからWindowsにデータを移行する方法

MacからWindowsにデータを移行する場合は、以下の方法で行いましょう。

  1. リンクケーブルを利用する方法
  2. DropBoxなどのオンラインストレージサービスを経由する方法
  3. 外付けHDDを利用する方法

それでは、それぞれの方法について解説していきます。

リンクケーブルを利用する方法

リンクケーブルでMacとWindowsを接続すれば、データの移行が可能です。

この方法は、クラウドサービスを経由せずデータを共有できるため、かなりスムーズです。

  1. リンクケーブルで2台のPCを接続する。
  2. ドロップ&ドラッグでデータを移行する。

ただし、MacとWindowsを接続するリンクケーブルを用意する必要があります。

DropBoxなどのオンラインストレージサービスを経由する方法

DropBoxやGoogleDriveなどのオンラインストレージサービスを経由する方法もあります。

オンラインストレージサービスには多くの種類があるため、用途に合ったサービスが必ず見つかります。

手順は以下の通りです。

  1. Macのデータをオンラインストレージサービスにバックアップする。
  2. Windowsからオンラインストレージサービスのアカウントにログインする。
  3. データを移行する。

ただし、無料会員や有料会員によってデータの容量が変わるケースが多いため、プラン内容をよく確認しましょう。

人気オンラインストレージサービスのデータ容量をまとめたので、参考にしてみてください。

オンラインストレージサービスデータ容量
DropBox無料会員:2GB月額1,200円:2TB
GoogleDrive無料会員:15GB月額250円:100GB月額380円:200GB月額1,300円:2TB
FleekDrive月額500円:100GB月額1,500円:2TB月額4,000円:無制限
OneDrive無料会員:5GB月額224円:100GB月額1,284円:1TB

外付けHDDを利用する方法

Macから外付けHDDにデータをバックアップして、その後WindowsPCに移行する方法もあります。

外付けHDDを利用してデータを移行する手順は以下の通りです。

  1. Macと外付けHDDを接続する。
  2. Macを操作して、外付けHDDにデータをバックアップする。
  3. WindowsPCと外付けHDDを接続する。
  4. WindowsPCを操作して、外付けHDDからデータを移行する。

Macのデータ移行の注意点

Macのデータ移行には、注意するポイントがいくつかあります。

大事なデータを移行する作業には、常にリスクが伴います。個人情報が流出する、データが消えてしまうといったトラブルを防ぐためにも、慎重に行いましょう。

整ったネット環境下で行う

データ移行は、整ったネット環境にて実施しましょう。

セキュリティが脆弱な公共のWi-Fiを使うと、プライバシーの面に不安が生じます。

また、電波状況が不安定な環境でデータを移行すると、膨大な時間がかかる場合があります。全てのデータが移行されないリスクもあるため、必ず整ったネット環境下で行いましょう。

時間がかかる場合がある

大量のデータを移行する場合は、長時間必要になる可能性があります。

急いでバックアップを取りたくても、想定していた以上に時間がかかる場合もあります。

データ移行は、時間に余裕を持って計画的に行いましょう。

まとめ:Macのデータ移行は自分に合った方法で進めよう

Macのデータ移行方法について詳しく解説しました。

Macのデータ移行には、オンラインストレージサービスやデータ移行機能、外付けHDDなど、様々な方法があります。自分に合った方法で、計画的に進めましょう。

また、データ移行を行う際は整ったネット環境下で、時間に余裕を持って行うことをおすすめします。

Macを処分する場合、データ削除は必須です。Macの処分は、宅配回収対応かつデータ消去無料のパソコン廃棄.comに依頼しましょう。

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監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

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