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Chromebookがフリーズする状況と自分でできる対処法を紹介!

Chromebookを使っている最中にフリーズすると焦ってしまうでしょう。仕事などに使える機能が揃っているなどの理由からChromebookを採用したのに、フリーズしてしまっては意味がありません。 

今回は、Chromebookがフリーズする状況と自分でできる対処法を解説していきます。万が一のときに備えて対処法を把握していれば、焦らずに済むでしょう。 

Chromebookがフリーズした時の状況 

Chromebookがフリーズしてしまう状況はいくつか考えられます。まずは、どのような状況があるのかみていきましょう。 

「Chrome OSが存在しないか破損しています」と表示される 

「Chrome OSが存在しないか破損しています」と表示されるのは、そのままの意味です。Chrome OSが破損していたり、ストレージが故障していたりする可能性があります。このメッセージが表示されたら、Chrome OSのリカバリーツールを使ってOSの再インストールをしなければいけません。 

リカバリーツールを使うとデータがすべて消えてしまいます。そのため、データが必要な場合は、データの復旧を行っている専門業者に依頼しましょう。 

「He’s Dead, Jim!」というエラーメッセージが表示される 

「He’s Dead, Jim!」というエラーメッセージが表示される場合は、システムのメモリが不足している可能性が高いです。メモリの空き容量を増やすためには、開いているタブやアプリ、使っていないそのほかのプロセスを閉じてみてください。 

ChromeOSが反応しない 

そもそもChromeOSが反応しないパターンもあります。そのようなときは、ハードリセットを行い、Chromebookのロックを解除しなければいけません。 

正常に起動すれば問題ありません。起動しない場合は、「HP Chromebook – Chromebookオペレーティングシステムがロードされない (Chrome OS)」を確認してみてください。 

 

ファンから異音がする 

Chromebookがフリーズし、ファンから大きな音が鳴ったり、ずっと回り続けたりする場合は、パソコン自体が熱くなっている可能性が高いです。ハードウェアコンポーネントが故障している場合も、ファンから異音がします。 

通気口に誇りが詰まっていないか確認し、取り除いて改善されるか試してみてください。改善されれば、熱暴走でフリーズしたと考えられます。その後も続く場合は、ハードウェアコンポーネントの故障を疑いましょう。 

Chromebookがフリーズした際の対処法 

Chromebookがフリーズしたとき、自分でできる対処法を把握していれば再起動できる可能性が高くなります。具体的な対処法は以下の通りです。 

タスクマネージャを起動する 

1つ目は、タスクマネージャを起動する方法です。Windowsパソコンがフリーズしてしまったときと同じく、Chromebookでも有効な方法となっています。特定のアプリケーションがフリーズする場合は、タスクマネージャから終了させられるので、試してみてください。

タスクマネージャを起動する方法は以下の2つです。

・「Esc」キー+「検索」キー(虫眼鏡マーク)の同時押し

・Chromeブラウザ右上の「…」から「その他ツール」内の「タスクマネージャ」を起動

Windowsの「Ctrl + Alt + Delete」と違うので、間違えないようにしてください。 

リカバリモードで再起動する 

2つ目は、リカバリモードで再起動する方法です。電源ボタンを押しても反応がない場合は、この方法を試してみてください。やり方は以下の通りです。

・「Esc」キーと「更新」キーを押しながら「電源」ボタンを押し、「電源」ボタンを放す

・「ChromeOSが見つからないか破損しています」「Chrome OS is missing or damaged」などと表示されたら、「Esc」キーと「更新」キーも放す

・「電源」ボタンを再度押すと、再起動がスタートする

ハードウェアをリセットする 

3つ目は、ハードウェアをリセットする方法です。ハードリセットで再起動すると、改善される場合があります。ハードリセットの手順は以下の通りです。

・Chromebookの電源を切る。

・「更新」キーを押しつつ「電源」ボタンを押す

・Chromebookが起動したら「更新」キーから指を放す

再起動する 

4つ目は、再起動する方法です。これまでの方法を試しても改善されない場合は、しばらく放置し、バッテリーを0%にして強制終了させます。その後、電源アダプターを指した状態で再度起動してみましょう。 

問題なく起動すれば大丈夫です。しかし、突然電源が落ちる、エラーが出るなどの場合は、内部に問題が生じている可能性があるので、修理に出すのがおすすめです。 

chromebookのメーカーサポート 

chromebookに何らかの不具合が生じ、自力での解決が難しい場合は、メーカーサポートを受けられます。続いては、各メーカーがどのようなサポートを行っているのかみていきましょう。 

Acerの場合

Acerのサポート対象となるのは、以下の機器です。

・日本国内で日本エイサーが販売しているデスクトップPCまたはノートPC

・日本エイサーの保証書が添付された各種周辺機器

海外の製品やOEM製品、他社製品に関する質問には答えていません。問い合わせ方法は、オンラインサポートや電話サポート、メール・チャットによるサポートがあります。問い合わせ先は、日本エイサーカスタマーサービスセンターです。

ASUSの場合 

ASUSでは、オンライン修理受付サービスや修理・お預かり品の状況確認などのサービスを提供しています。オンライン修理受付サービスを利用するには、製品のシリアル番号を入力しなければいけません。また、申し込みをする際に購入照明のコピーも必要になるので、忘れずに用意しておいてください。 

また、ASUSアカウントにサインインすると、チャットでの問い合わせも可能となります。 

富士通クライアント コンピューティングの場合 

富士通クライアント コンピューティングの場合は、使い方や困りごとに関する相談をチャットやメール、電話で受け付けています。不具合が生じてどのように対応すべきかわからない場合は、このいずれかの方法でメーカーに問い合わせてみましょう。 

故障や修理に関する窓口は別で用意されています。故障や修理に関する窓口を利用する際は、「ネットで故障診断」を行って本当に故障しているのか確認するようにしてください。また、保証期間や修理規定などにも目を通しておきましょう。 

HPの場合 

HPでは、Web修理受付を行っています。Web修理受付を依頼する場合は、サインインが必要です。そのほかに、預かり修理や出張修理、部品送付、消耗品購入などのサービスも提供しています。 

Lenovoの場合 

Lenovoの場合は、シリアル番号や製品を選択すると問い合わせや修理申し込みができるようになっています。Lenovo PC を使用している場合、「製品を検出する」ボタンでシリアル番号の検出ができるので、どこで確認すればいいのかわからない場合は活用してみてください。利用可能なサポートは、ラインチャットサポートやWebチャットサポート、eメールサポートなどです。 

子どもが壊さないために指導すべきこと 

chromebookは子どもが使用するケースも多くみられます。子どもはパソコンの扱い方に慣れていないため、壊してしまうリスクが高いです。そのため続いては、子どもが壊さないために指導すべきことをピックアップしてご紹介します。 

机などから落とすなどしない 

子どもがノートパソコンを使っていて壊す要因として多いのは、落下です。パソコンを使っていないとき、机の上にあるノートや教科書などの奥にあるパソコンを押してしまい、落下するなどのパターンも珍しくありません。落下による衝撃で基盤にダメージが加わったり、液晶パネルが割れてしまったりする可能性があります。 

学校方持ち帰る際に壊す場合もないとは言い切れないでしょう。ノートパソコンを入れたままランドセルを放り投げるなどすると、落としたときのようにダメージが加わります。 

水をこぼしてしまう 

パソコンは電子機器なので、水をこぼしてしまうのは故障の原因になります。子どもは特に不注意などで水などの飲み物をこぼす可能性が高いです。こぼしてしまってからでは遅いので、パソコン作業をするときは水筒など蓋を締められるものに飲み物を入れるなどの工夫が必要になるでしょう。 

コネクタに物を入れない 

子どもが使っているパソコンで多い故障には、USB端子などのコネクタにシャープペンシルの芯や消しゴムを入れてしまうなどの原因もあります。端子口に鉛筆の芯が偶然入り、ショートや発煙するケースもあるので、注意が必要です。端子部に入り込んだごみを取るためにシャープペンで取ろうとして、同じような状況になった事例もあります。 

また、端子の中に消しゴムなどを無理やり入れるなど、大人では考えられない行動をとる場合もあるので、油断は禁物です。 

修理業者に依頼するメリットやメーカーとの違い 

chromebookがフリーズするなどして使えなくなってしまった場合、修理が必要となります。修理はメーカーへの依頼も可能ですが、修理業者に依頼する場合もあるでしょう。続いては、修理業者に依頼するメリットやメーカーとの違いを解説していきます。 

修理業者に依頼するメリット 

修理業者に依頼すると、メーカーに依頼するよりも早く対応してもらえます。これは、メーカーとの大きな違いであり、修理業者ならではのメリットです。購入店やメーカーの保証書を紛失してしまった場合でも、修理業者なら対応してもらえます。 

業者によっては、即日引き取りが可能なところもあるので、すぐに何とかしたいなどのニーズにも応えてもらえるでしょう。出張修理を行っている業者であれば、店舗に出向かなくても直してもらえます。 

修理業者とメーカーの違い① 付帯サービス 

修理業者とメーカーでは、付帯サービスが異なります。 

修理業者は、データのバックアップや対象部分以外の修理、本体のクリーンアップなどに対応しているところが多いです。追加で費用は掛かってしまいますが、より使いやすい状態にしてもらえます。パソコンに関する専門知識を持つスタッフも在籍しているので、自作パソコンや複数のメーカーにも対応している業者が多いのも魅力の1つでしょう。 

一方メーカーは、付帯サービスの提供を行っていないケースが多いです。自社製品しか取り扱っていないこと、対象部分以外の修理が行わないこと、なども業者との大きな違いとして挙げられます。修理時にはリカバリーをするので、データも消えてしまうでしょう。 

バックアップなど付帯サービスを充実させたいのであれば、メーカーではなくパソコン修理業者に依頼するのがおすすめです。 

修理業者とメーカーの違い② 安全性や信頼性 

安全性や信頼性も大きな違いとして挙げられるでしょう。 

パソコンの修理業者の中には、全国展開している大手企業もあり、サービスの質や信頼性などは向上しています。専門的なスキルを持つスタッフが在籍しているところもあり、安心してお任せできるケースが多いです。しかし中には、相場以上の修理費用を請求する悪徳業者もあるので注意しなければいけません。 

メーカーでは、純正の部品を使った修理を行うので、安全性や信頼性は確実です。保証期間内であれば、無償修理の対象となる場合もあり、コストをかけずに直せる可能性もあります。安全性や信頼性を何よりも重視したいなら、メーカー一択でしょう。 

フリーズ以外に多いトラブル 

chromebookは、フリーズ以外にも多くみられるトラブルがあります。最後に、フリーズ以外に多いトラブルにはどのようなものがあるのかみていきましょう。 

モバイル版のWebページが表示される 

ChromebookにはGoogle ChromeのPC用ブラウザが搭載されているのですが、毎回モバイル版のWebページが表示される場合があります。これは、サイト側がスマートフォンからアクセスしていると誤って認識していることが原因です。 

そのような場合は、「User Agent Switcher and Manager」を使ってみてください。サードパーティが提供している拡張機能で、パソコンからアクセスしているとサイト側に思わせます。この拡張機能はインストールするだけで簡単に使えるので、モバイル版のWebページが表示されると悩んでいる場合におすすめです。 

ストレージを空けられない 

Chrome OSは、クラウドを自分のものとして使用する前提になっています。そのため、出荷時のストレージは32GBもしくは64GBです。ウェブブラウザしか機能がない場合はそれでも十分ですが、AndroidのゲームやLinuxソフトウェア、Googleの開発プラットフォーム「Android Studio」などをインストールするのは難しいでしょう。 

そのようなときは、Chromebookのファイルマネージャー「ファイル」で、クラウドストレージを設定しておくのがおすすめです。ストレージが足りないときのデータ移行がスムーズになり、必要なときに取り出しやすくなります。 

まとめ:フリーズの原因がわからない際は各種サポートセンターに問い合わせよう! 

Chromebookがフリーズしてしまったときの対処法を試しても改善されない、原因がどこにあるかわからないケースもあるでしょう。そのようなときは、サポートセンターに問い合わせてみてください。サポートセンターに問い合わせることで、ほかの対処法を教えてもらえる場合があります。 

適切なアドバイスを受け、それに沿って再起動などを再度試してみると改善される可能性も考えられるでしょう。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。

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